数週間前に、長男が幼稚園の遠足で横浜市内にある大池公園に出かけました。
大きなアスレチックや自然が溢れる素敵な公園です。
遠足から帰ってきた長男に私が、「遠足楽しかった?」と聞きました。
すると、「小さいカマキリがいたんだよ!」と興奮しながら教えてくれました。
「こんどさ、いっしょにいってカマキリとろうよ!」
「よし!どこにいたか覚えておいてよ!」と約束をしました。
昨日のことです。
サッカーの試合会場で小さなカマキリを手のひらに乗せている子がいました。試合直前であったにも関わらず、「試合終わったら大池公園に行きたい!」と気持ちはカマキリにいってしまいました。
試合が終わり、クタクタな長男。時刻は17時。それでも、「大池公園にカマキリつかまえにいきたいんだよ。」と。大池公園までは車で数十分かかるので、私は行くべきか少し迷いました。でも、
「長男の記憶を頼りに、カマキリを捕まえに車で数十分かけて出かけていくストーリー」の魅力に負け、大池公園に車を走らせました。子どもにとっては宝探しのようなものです。お昼寝をしていた次男も直前に目を覚まし、「ぼくもいく!!」と車に乗り込みました。
大池公園に到着し、大池公園の広さを改めて感じました。こんなに広い公園で、遠足の時にカマキリを見付けた場所まで行くのは至難の業。「行けば何とかなるだろう」と思っていた私の気持ちが、「これは無理では…」に変わっていきました。それでも、「こんなに広い公園で、記憶を頼りにカマキリを見付けたら素晴らしい経験になる!」と思い、私も「絶対に見付けるぞ!」という気持ちになりました。
「お父さんどこに行けばいいか分からないから案内してね。」と伝えると、
「うん。ぼくがリーダーだよ。」とやる気まんまん。
「あのね、やまのてっぺんにいたんだよ。」
半信半疑のまま、付いていきました。
山のてっぺんに到着し、周りを見回すと、
「いた!!」
手すりにカマキリがくっついていました。そこには本当にカマキリがいるんです!
近くの草むらを見ると、カマキリが数匹いるではないですか!
「すごい!!よく覚えていたね!!」
「へへ!!すごいでしょ!」
長男の得意げで、嬉しそうな満面の笑みが印象的。来たかいがありました。次男も草むらに入っていき、カマキリを捕まえました。生まれて初めて自分でカマキリを捕まえ、大興奮!!とても嬉しそうでした。
家に帰ってじっくりとカマキリの様子を観察する二人。
「カマキリをつかまえたい!」という思いを実現した経験は、次の活動への意欲となり、「自分はやればできるんだ!」という自信につながることを感じました。子どもの「やりたい!やってみたい!」を応援する大人でい続けたいと感じました。