AKB48の川栄李奈が去る3月26日のAKB48単独コンサートに於いて、昨年5月25日の握手会会場でテロリストというべき暴漢に襲われて怪我を負って以来、「握手会に出ることが出来ないし、今後も出来ないから」という理由で電撃的に卒業を発表したことは記憶に新しい。
その後、幾日か経ち、ブログの中で理由を翻すかのように「それよりも女優として活動したいので卒業することにした」と語っているが、これまで女優としての実績もない状態で、AKB48を卒業したのちに女優に転職すると言うのは、どう考えてもリスクがありすぎて無謀だろう。女優といっても、最初から主演に抜擢されるということはあり得ないのが普通だし、いきおい、チョイ役から修行を積んでいくというのがアタリマエであるということを鑑みれば、現時点で完全転職する必要はないはずだ。
従って小生は、AKB48のコンセプトである「会いにいけるアイドル」という、ファンとの閾値の低さを保つことが出来ない以上、AKB48としての活動が困難という最初の答弁の方が、やはり本当の理由だろうと考えている。
確かにそれは運営側にとってのダメージだろう。しかし、それよりも運営側は、暴漢に襲われたという事実によるトラウマをきちんとケアしたのかどうかを問いたい。川栄の卒業希望の理由について、ケアがしっかり出来ていなかったことを隠匿すべく、川栄の女優業への転職希望という我儘へ責任転嫁してしまおうとする運営側の思惑が含まれていないか?川栄に対し、その様に言わせしめていないか?
もし、握手会に出られないのであれば、出られる様に心のケアをするべきだったのではないか?それを怠り、ちっともケアを進めていないことを封印するために、最初に語った本当の理由を、女優転職理由へと「歪曲」させたのではないか?
他の暴漢事件に比べ、握手会での事件は犯人に最初から殺意があった点が異質であり、一方、被害者は自分に近づいてくる相手に好意を持っている点が全く異なる。握手会という場面、今、自分の目の前にいる人は自分を応援してくれているファンの人だと思えば、たとえ打算的であれ、ずっとファンでいて欲しいという気持ちから初対面でも心を開いて接近するのが普通だろう。ところが相手は自分を殺すつもりで接近してくるのだ。そして鋸を振りかざして襲いかかる。想像するだけでもおぞましい光景だ。よく、手や頭の怪我だけで済んだと思う。
5月25日にこの事件が勃発し、当時小生は警備の徹底的な増強を訴えた。
川栄李奈と入山杏奈 - テロの、本当の被害者たち
http://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-11862350091.html#cbox
こんなおぞましい経験が、うら若い女性にとってトラウマにならないわけがない。そのケアをきちんと行なったのか、どうやって行なったのか、それが大きな疑問である。川栄は昨年の総選挙では25位。運営にとっても重要な人材なはずだ。警備の増強はもとより、実際の犠牲者となってしまった川栄や入山に対するメンタルケアはしっかりやったのか?
とはいえ川栄李奈、もう卒業を発表している以上、先に進むしかないだろう。ここ最近おバカキャラで笑いを取っているが、小生は、あのおバカさは世間知らずとか単なる知識不足から来るだけのものであり、実は起用で咀嚼力が高く、回転の速い子で、バラエティのMCやコメンテータとしても十分な能力が発揮できると思う。つまり頭が悪いのではなく、単に知らないだけなのだ。そういう意味では、AKB48 を離れて時間を得ることにより、現在の知識不足を補えば様々な分野で活躍できると思う。
今後の活躍を期待する。がんばれ!
