最近の自分のブログを

読み返しながら思った。


不倫夫達は、

妻の元への

戻り方が分からない、

具体的にどうしていいのか

分からないのではないかと思った。


確かに、難しいと思う。


あちこちの不倫ブログを読むと、

不思議なくらい、

不倫夫達の気持ちの変化、

不倫相手の追いすがる気持ちは、

状況と期間はそれぞれ違っても、

似通った過程を辿る。


必ず、お花畑の花は枯れる。


枯れ始めたら

いくら水をあげようとも

どうしようとも、

枯れていくだけで、

決して元には戻らない。


不倫相手の頑張りは、

いかに枯れたお花畑に不倫夫を

留まらせるかで、

妻をスパイスにあれこれと

悪知恵を働かせる。


夫達は妻にバレていないなら、

都合よく不倫相手とやって行く事も

考えるかもしれないが、

妻に知られてしまったならば、

苦しくなって自己保身にまわるのが

普通だと思う。


お花畑の渦中ならば、

妻から逃げたり別れようとする事も

あると思うが、

花が枯れてくると、

元々、気持ちで選んだ

不倫相手ではないなので、

夫達は段々と正気に戻り、

妻を思い出して、

元の生活に戻りたくなってくると思う。


そして、

優柔不断で自分がかわいい不倫夫達は

厄介な面倒事はご免なので、

いかに不倫相手と穏便に

別れられるか考え始める。


不倫の別れに穏便はない。


けれど、そんな事はお見通しの

不倫相手に

別れたいと言ってみても、

水面下を提案されたり、

うまいことそそのかされたり、

お別れプレイだったり、

時には死ぬ死ぬ攻撃なんかも受けて、

ズルズルと関係を続けて、

またまた身動きが取れなくなって

時間だけが過ぎてしまう。


そして、

時間が経つにつれて、

物事を普通に捉えられる夫なら、

まともに振り返れる夫なら、

こんなに長くなってしまった

自分の愚行を

何と言って、どんな顔をして、

妻に、家に、帰ればいいのだろうか、

と思うだろう。


妻に放った暴言や酷い行い。

帰らなかった家。

子供達への冷淡な行い。

重ねに重ねた嘘。

他にもたくさん

妻や家族を傷つけた。

これでもかと振り回して苦しめた。


紛れもなく自分自身が

アクセルを踏んで

車でひいたと分かっている人に、

確かに自分でナイフを手に取って

背後からグサっと切りつけた人に、

今だ傷だらけなのは明らかなのに、

あの時はどうかしていた、

すまなかった、と、

受け入れてもらおうと

思えるだろうか。

それも大切だった人だ。

できるのだろうか。


一緒に住んでいた

血の繋がっている肉親なら、

どんな事だったとしても

どこか切れない繋がりが

遠くに感じられる事が

あるかもしれない。


けれども、

他人だった妻だ。


自分の家だから、

帰る所がそこしかないからと、

厚顔で戻って、

カメレオンのように

周囲に自分を馴染ませていくことも、

不倫を軽く考えていたり

妻を甘く見ているなら、

できるかもしれない。


けれども、

妻は、

シタ夫を受け入れる意志がなければ、

夫の確かな謝罪と償いがなければ、

仮に夫が家に戻ったとしても

心情的に受け入れられないのでは

ないだろうか。


夫は、

自分を守るプライドや

諸々の恥ずかしさや情けなさなんかを

かなぐり捨てて戻ろうとしなければ、

戻れないと思う。

そして、

その気持ちは

ギリギリの局面を迎えないと

発動しないようだ。


きっとギリギリに、

夫の人間性が試されるのだと思う。