指定難病を長年患っている夫の父が、
この暑さのせいか急に体調が悪くなり、
全く歩けなくなったと思ったら意識を失い、
救急車で病院に運ばれました。
ICUで処置をしてもらいましたが、
”意識が戻らなければもう終わり”だと言われました。
その間、
家族会議が行われ、
今後のことを話し合いました。
遺産や遺言についてはかなり前に準備していたようで、
問題ないようです。
また、夫の家族は仲が良いのでもめることもなさそうです。
妹さん夫婦が長年サポートしているのを知っているので、
遺産は多めにあげたいと私たちも思っています。
妹さんは、
母親も癌の予後で具合が悪いため、
ほぼ毎日のように実家に行き、
世話をしているそうです。
旦那さんも、病院への送迎を文句を言わずしてくれています。
子供も3人いるのに、
本当によくできた人たちです。
もし私が同じ状況になったら・・・・?
そう考えました。
”育ててもらった恩は返したから、
今更世話なんて無理”と言うでしょう。
たまに、家族との楽しい思い出がよぎっても、
普通に仲良く過ごせない家族のことを考えて涙が出て、
後悔することがあったとしても、
関わらない選択をする。
考えただけでモヤモヤするんです。
私の精神がもたないと思うんです。
今まで解決できなかったことが、
時間が経ったからと言って、どうにかなるなんてことはない。
解決したいなら、
私でなくとも他の家族も動いて何とかしていたはず。
結局は、この状況は家族の考え方の結果なんです。
今の生活、
私が作った家族、人間関係。
満たされていて幸せだと思う反面、
たまに暗い気分になるのは、
自分の家族のことがよぎるから。
厄介ごとに巻き込まれないか。
母親もそろそろ何かあるかもしれない。
その時、私は、
”関わらない”と言えるだろうか。
奇跡の復活
奇跡が起きて、
お父さんは目を覚ましました。
回復のスピードも速く、
食欲がたくさんあって、元気になりました。
でも、体が動かないので、
今後転院→施設になると思います。
寂しくないように
お見舞いを月1で行けるようにしたいなと思っています。
B子も部屋に飾るものや手紙を書いて、
持っていくお菓子も作っていました。
ハッキリ言わないとわからないことが多いB子だけど、
丁寧に説明すると理解できる。
”私はそうじゃないから別にいい”という考えだけど、
ちゃんと説明すれば、
人の気持ちは理解できる。
でも、私たちは最近、この曲が好き↓
みんな覚悟を決めていただけに、
復活に驚きました。
私も泣いていたので、また話せるのが嬉しいと思いました。
でも、家族は複雑なようです。
体が動かない状態の人間を、
自宅で介護するには無理がある。
お母さんが元気だったら、できたかもしれないけれど、
お母さんも具合が悪くて自分のことで精いっぱいだそうです。
施設に入ってもらうしかないんだけど、
そのための”お金があってよかった”と皆思っているそうです。
私たちが同じような状況になったとき。
施設に入って過ごすお金なんてあるんだろうか。
自分で体を動かせない老人が施設に入ること。
誰かにとっては大事な家族。
でも、そういう老人だらけになる。
お金がない人は、諦めるかもしれない。
でも、放っておくわけにはいかないし、
皆どうしているんだろう。
”長生き”は、健康とお金があるからこそ、幸せなんじゃないかな。