今日はコレを見ました↓
石村さんのお父さんが、
医師の『まだ小さいから様子を見ましょう』という言葉を、
”悪魔のささやき”と言っていた。
それがとても印象的でした。
子供の発達に疑問をもった時。
親としては、”たぶん大丈夫”
そう思いたいし、そう言ってほしい。
でも、本当に子供のことを考えているなら、
一歩踏み出すことが大事。
石村さんは、
”一番改善できる・一番いい時期を逃す”かもしれない。
そう思って、
療育をはじめたところが素晴らしいと思う。
幼児はイヤイヤ期とか言われる時期もあるだろうし、
指導すること自体難しい。
でも、”全く理解できない”なんてことはないのだと、
やはり思う。
幼児だから、
”言ってもわからない”
”教えてもわからない”
わけではない。
習慣化して、
粘り強く、
大切なことはしっかりと教えていく。
そうすると、
だんだんと意味がわかってくる。
発見や対策が遅れると、
それまでの生活習慣だったり、
トラウマで療育することが難しくなる。
だから、低年齢のうちに、
子供がまだ柔軟なうちに指導していく。
これは健常児の子育ても同じ。
何かと問題が出てくるのは、
それまでの子育ての仕方に原因がある。
でも、
だいたいの親が、そこから目を背けて、
子供のせいにする。
石村さんや、ここに通った親は、
当時としては珍しいほど意識が高く、
自分の子供に責任を持つという意味で、
しっかりと子供に向き合った子育てをしてきた。
だから、子供の”生きる力”を育てることができたんだよね。
”世の中は、
泣いても怒鳴っても、暴れたとしても
自分の思い通りにできることは少ない”と、
幼少期の時にしっかりと理解させること。
それも大事だと感じた。
療育中に撮影した映像を見ると、
見た人によっては、
虐待?なんて思うようなエピソードや指導もある。
でも、体罰とまではいかない。
粘り強く何度も指導するだけ。
親も同意していて、カメラも回している。
カメラを回すことによって、
犯罪や虐待の防止にもつながる。
(これは一般の学校でもやってほしいよね)
とても体力と気力がいる作業だと思った。
そして、ADHDの子を持つ親として思ったことですが。
障害児について、
全てマニュアル化することはできない。
一人ひとり、違うからだ。
どの子育て(療育)が正しいとも、はっきりと断言できない。
成長した子本人でさえ、
自分の体調不良や精神不安、様々な問題が起きた時、
それが”親の子育てや育った環境”が原因だとは気づきにくい。
直接親に批判もできない場合も多く、
親もまた、気付かないままなのである。
子育ての上で
何が”甘やかし”に当たるのか?
私はずっと考えてきた。
子供の個性や特性を”尊重”するといい、
ぶつかるのを避け、
子の気持ちを優先させる。
それって、問題から目を背けているだけではないかな。
子供の気持ちを優先させているように見せて、
壁をぶち破る力を削いでいるのではないのかな?
何も根性で乗り切れと言っているのではない。
周りと協力しながら、
問題に向き合う精神力を育んでほしい。
そういうことだと思う。
そして、
障害者であっても健常者であっても、
生きる楽しさ、実現することの楽しさをみつけられる子に育てたい。
山本さんのお母さんが言うように、
”達成感・自己肯定感を育む指導”は誰にとっても大切なこと。
そのために、
社会で生きていくために必要な”数”の概念をしっかりと身につけさせる。
ルールを教えていく。
コミュニケーションを最低限とれるようにする。
これが最初の一歩なんですね。
そうすれば広がっていく子供の人生。
そこだけは譲らずに貫くという姿勢。
夢があり、
希望があると感じました。