こんにちは!

パーソナルスタイリスト 山下美季です。


今回は、ブルーベースカラーが似合う人が

オレンジメイクをするときにオススメの

アイシャドウパレットをご紹介したいと思います。


「え?ブルーベースなのにオレンジ??」

と思われた方も多いかもしれませんね。

ネットの情報などでも見かけると思いますが、

ブルーベースカラーが似合う人は

実はオレンジがちょっと苦手キョロキョロ


極端にオレンジだけが目立ってしまったり、

腫れぼったく見えてしまったり、

肌くすみのように見えてしまったりしがち。


それでも、

先日 ブルーベースカラーが似合うお客様から

「似合わないとわかっていても、オレンジメイクがとても好き」

との熱いお声を頂き、

そのように強いお気持ちで言われると、

「確かに。好きだったら、オレンジメイク したいよね」

と思いましたし、

ここ数年オレンジメイク流行っていますが、

この先もオレンジメイクは ブルー・グリーン・パープルメイクよりは

流行る可能性が高いように私個人としては思ってもいるのです。

ブルー・グリーン・パープルはアジア系の人には

あまり体の中にない色なので、ちょっと目立ってきます。

目立つ分、流行ったとしてもブルー・グリーン・パープルは短期流行になるのではないかなぁと

思います。

対してオレンジは血色に近いので カラーメイクとは言え、割とナチュラル。

このため、この先もたびたび流行の波が訪れるかもしれません。

あくまでも私の勝手な想像ですが。

ただ、そういう意味では、

オレンジが苦手なブルーベースカラーが似合う人が

「なんとかオレンジメイク できないものか」

と、悩む確率は案外高いかも!?と思い、

この度 ブルベカラーが似合う人でも使えそうなアイシャドウパレットを探してみました。


なお、最初にご了承いただきたい点を数点書かせて頂きます。

今回の記事は広告ではなく、あくまでも私の感想です。

また、たくさん魅力的なコスメがある中で すべてを検証したわけでは無く、

たまたまちょうど良いコスメに出会って、ご紹介させて頂くに過ぎません。

他にも似たような効果のあるコスメがあると思いますので、

以下に記す私の使い方を参考に 

他のコスメもぜひお試し頂けたらと思います。

また、写真をいくつか提示してご案内しますが、

写真素人の私がそれぞれ違う場所・時間で撮影したものですので、

色の違いなどを厳密に確認できる写真ではないですが、

パーソナルカラリストの私が肉眼で見て、

「こうだよ」とお伝えしたいことを皆様に伝えるためのツールとして使わせていただきます。

本来であれば、皆様と直接お会いして 

モデルさんにも同席してもらって

実際に見てもらえたら良いのですが、

この「ブログ」という場では そうもいかないので。

実際の色や印象とは違いますが、

写真と そこに添えた文章から

私の伝えたいニュアンスを汲み取っていただけると幸いです。


と、いうわけで!

前置きが長くなりましたが、

今回、私がご紹介したいのは

【THREE 

ディメンショナルビジョンアイパレット 12】


まず、下に

・アイシャドウ

・パレットの色を使ったメイクイメージイラスト

・サマー・ウィンターそれぞれのモデルさんにメイクした写真

を掲載します。

いかがでしょう?

オレンジが苦手なブルベタイプの二人ですが、

結構綺麗にまとまっていると感じて頂けるのではないでしょうか。

アイシャドウの拡大写真がコチラ



パレット内の色の特徴を

下の写真内に記載しました。

各色を指に取って、

紙に塗った色見本がコチラ。

右上のクリームアイシャドウは見た目よりも

ややオレンジ寄り(コーラルっぽく)発色しました。

青み過ぎず、黄み過ぎず絶妙な発色です。

右上以外はパウダーアイシャドウで、

右下は「発色が強すぎた」「黄みが強すぎた」場合に、重ねることで その発色や黄みを調整することができそうです。


アイシャドウの色を使って、

紙上にイメージイラストを描いてみました。

上記したとおり、

ブルベカラーとイエベカラーが混在したパレットなので、

使用する色・その分量に応じて

オレンジ具合(黄み具合)を調節できます。

イエローベースに馴染む深みのあるオレンジメイク(左)

ブルーベースにも浮かない透明感のあるスッキリしたオレンジメイク(右)

2パターン描いてみました。

左の深みのあるオレンジメイクには

オレンジブラウンのリップカラー。

右の透明感のあるオレンジメイクには

ローズピンクのリップカラーを合わせました。

軽やかなオレンジであれば、ローズリップともケンカしなさそうです。


アイライナーも少しオレンジっぽい色を選び、

実際にこれらを使ってブルーベースカラーの似合う人にメイクしてみました。
素人の撮った写真だと 
メイク色の確認はしづらいと思いますが、
オレンジメイクなのはわかるでしょうか?
メイクカラーのオレンジが浮き過ぎないように、
お洋服の色をサマー・ウィンターそれぞれのピンクにしました。
リップも二人ともローズ系を使っています。

上の写真はサマーカラーが似合うモデルさんですが、

サマーはお洋服の色も淡めなので

メイクのオレンジの部分は少なめにしてスッキリ感を。


上のウィンターのモデルさんは
お洋服のピンクが鮮やかなので
メイクもややしっかりめ。
フェミニンな印象も似合う人なので、
甘いイメージが出やすい赤みの色を少し広めに入れてみました。

下に オレンジを使わないでメイクをした写真と
オレンジメイクの写真を並べてみました。

透明感・肌の白さ・凛とした雰囲気は圧倒的にオレンジを使わない方が演出できます。

(お洋服がブルー系なのも影響していますが)

一方で、

オレンジを使うと柔らかさ・フェミニンな印象がアップして見えます。


このように今回ご紹介したパレットは

「オレンジを使うと老けて見える」

「オレンジがやたら目立つ」

ということ無く、

ブルーベースカラーが似合う人がオレンジメイクをできるパレットです。

左下のオレンジはごくごく少量。

上の2色でオレンジっぽさを出して、

「オレンジ過ぎたガーン」時には、

右下の色を重ねて薄める。

という感じで使うと、

深過ぎない透明感のある爽やかなオレンジメイクができます。



ちなみに、オレンジが馴染みやすいスプリング・オータムの人も同じコスメを使ってメイクしてみました。


このように並べると、

「肌やリップの色との馴染み具合」と言う点で、

やはりイエローベースが似合う人の方が

オレンジメイクがナチュラルにまとまる。

左側は「何が」ということなく、

オレンジ色が目元・顔に溶け込むように入っている感じ。

右側は「オレンジ塗ってるな」という感じが

やっぱり少し出てきます。


ですが、

「ナチュラルに溶け込むように綺麗に見せるメイク」

「綺麗な色をのせたメイク」

それぞれの「魅せ方」が違っていて、

それぞれの「良さ」があります。


例えば、親しくしているパートナーから

「今日綺麗にメイクしているね!」

と喜んでもらえるのは右側。

「自分のパートナーはいつ見ても綺麗」

と思ってもらえるのは左側

(結構塗って顔変えてるのですけどね、それがバレないってこと)。

という感じでしょうか。


上の4人の写真は、どれもアリだと私は思っています。

メイクカラーが合わないと

「化粧が濃い」「メイクカラーが悪目立ち」「メイクしてるのにくすんだり老けたり」

ということが起こる場合がありますが、

今回ご紹介したオレンジ色のアイシャドウパレットは、

オレンジがちょっと苦手なブルーベースカラーが似合う人にとっても

先程書いたようなマイナス要素を出さずに

オレンジメイクができる とても良く計算された配色のパレットだと思います。


オレンジメイクがしてみたいブルベカラーが似合う方、

良かったら参考になさってくださいね


ちなみに、今回ご紹介した方法は

・使用する色の量や質

・合わせるお洋服の色

・なりたいイメージ など 

様々な要素を総合して作り上げるイメージなので、少し専門的な知識やテクニック必要かなと思います。

一度のパーソナルカラー診断で ここまでお伝えすることはできませんので、

もし 色の使い方で迷いが出てきた時には

専門家にご相談頂けたらと思います。

私もフォローアップ相談というメニューを設けていますが、

他のカラリストさんもそうしたフォロー体制をとっておられる方が多いと思います。

私達パーソナルスタイリストは

パーソナルカラー診断をするだけが仕事ではありません。

パーソナルカラーや骨格分析は

「その人に似合うものを見つけるための手法」

にすぎません。

こうした方法を基に、

「その人の魅力が現れるように整える」ということが最終目的地。

皆様がご自身でパーソナルカラー診断や骨格分析の結果を活用される時も、

診断結果に囚われすぎて、

その最終目的地を忘れないようになさってくださいねウインク


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パーソナルスタイリングスペース

MilleFleurir(ミル・フルリール)

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