こんにちは!
パーソナルスタイリスト 山下美季です。

前回のブログで、
「似合う色であるならば、
年齢を重ねていてもかわいい色の服が似合う」
と書きました。

今回は、逆に
「何歳からパーソナルカラー診断を受けられますか?」
というお問い合わせが最近多いので(特に高校生・中学生の方から)
この件についての私の見解を書きたいと思います。

結論から言うと、
パーソナルカラー診断料が負担にならないのであれば、
パーソナルカラーは何歳であっても診断できますし、
必ず役に立つものではあります。
ですが、
「オシャレのため」ということであれば、
急いで無理をしてお金を工面することなく、
数年診断を受けるのを待っても問題ないかと思います。
一方で、
「戦略としての印象管理」という観点では、
保護者様とご相談のうえ
パーソナルカラーの活用を検討頂く価値はある
かなと思います。

なぜ「私がこのように考えるのか」
以下に記していきたいと思います。


「パーソナルカラーは何歳から使うべきか?」
については、とにかく個人差も大きいので
「コレ!」といった明確な答えが出せるわけではありません。

 

ただ、以下の4つのポイントをご検討いただけると
「10代半ばで絶対受けたい!」のか
「無理してバイトして急いで受けなくても、

5年先にしようかな」なのか
判断がつくかなと思いますので、

よかったら参考なさってください。




私が検討いただきたいポイントは以下の4点。

①診断結果を長く活用したい場合は、18歳以上が目安
②「パーソナルカラー」がわかった時の「喜びの度合い」は年齢が上がるほど大きい!かもしれない…
③若年でパーソナルカラーを知ると「そもそも失敗しない」というメリットが享受できる
④「印象管理」のため、戦略的に取り入れたい場合は年齢問わず




では、この4点についてそれぞれ私の考えを書いていきます。

①診断結果を長く活用したい場合は、18歳以上が目安

パーソナルカラーは、そうそう変わるものではありません。
基本的には一生変わらないとも言われています。
ただ、お顔の骨格や肉付き・表情筋のつき具合が変化した場合、
お顔への影の入り方が変わることによって、表情の見え方が変わり、
これに伴ってパーソナルカラーも変わる可能性があります。


人の成長には差があって、
特に10代の方の個人差はかなり大きいものがあります。
ですので、一概には言えませんが、
お顔の造りが整う18歳くらいから受けて頂くと、
その後20代・30代にかけても診断結果を使って頂けるのでは
ないかなと思っています。


例えば、私の場合は結構成長が遅く、幼かったので
大学生になるまでは割と表情もぼんやりとしていて
表情筋も育っていない…というか
何となくベタっと平面的な顔立ちでした。
二十歳を超えたくらいで、
やっと目元口元が引き締まってきて…という感じで、
私の場合は14歳と22歳とでは結構顔付きが変わったので、
もしも私が14歳でパーソナルカラー診断を受けていたとしたら、
その時の結果は20歳になるまでくらいのものだったかもしれないな、と思います。
成長には個人差があるので一概には言えませんが、
ここ数年は大学生のお客様が結構お越しくださっていますが、
大学生だとこの先それほどお顔立ちは変わらないのではないかなと感じています。
そういう意味で、長く診断結果を使っていくならば、
目安は18歳くらい
かなと思います。

高校生・中学生の場合、
大学生と比較すると、
「まだまだこれからお顔が変わりそうだな」と
幼さを感じる方もいらっしゃいますので、
高校生・中学生でパーソナルカラー診断を受ける場合は、
その結果は10代のうちに使って頂き、
あらためて20代になった頃に再度診断を受ける必要があるかもしれないことを
考慮しておいて頂けたら
と思います。
(特に違和感が無ければ、そのまま10代の結果をお使い頂けます。)



②「パーソナルカラー」がわかった時の「喜びの度合い」は年齢が上がるほど大きい!かもしれない…

診断時の色布・ドレープによる

「自分が綺麗に見える・くすんで見える」

といった違いについては、
年齢に関わらずご覧いただけるので、
パーソナルカラー診断をしている時

パーソナルカラーがわかった時には

年齢問わず、喜んでいただけます。

ただ、
「どれだけ今までお洋服選びやお買い物で失敗をしてきたか」
という苦い経験の多さが、
パーソナルカラーがわかった時の喜びと比例しているよう
に思います。

「いつも第一印象は怖そうに見られてしまう」
「高い服だったのに、どうも着づらい」
といった様々な経験があることによって、
「似合う色」の効果をよりリアルにイメージできるからかもしれないですね。


そういう観点で言うと、
年齢を重ねた方々に比べると、まだ中高生の方の場合は
「自分で稼いだお金で、似合わない高い服を買ってしまった…」などの経験は少なく、
「似合う色がわかった時の喜び度」は
年齢を重ねた方と比較すると少し小さいかな
とは思います。


③「そもそも失敗しない」というメリットは享受できる

先ほど「失敗が多いほどパーソナルカラーがわかった時の喜びは大きい」
と書きましたが、
中学生・高校生でパーソナルカラー診断を受けた場合、
「そもそも失敗しない
キラキラ


10代の間も似合う色を知って、

綺麗に過ごすことができます。
これは若い年齢で診断を受けるメリット
かなと思います。

例えば、メイクをやり始めた頃は
色選びやメイクの仕方がよくわからず、
メイクカラーだけがやたら目立ってしまっ
綺麗なお肌や目鼻立ちを隠しがちになってしまっている方もお見かけします。

パーソナルカラーがわかっていると
ご自身の肌色や瞳・髪の色・お顔立ちを活かした
綺麗に見えるメイクができるようになります。
余計なコスメ代もかからないので、
パーソナルカラー診断代を払ったとしても
結果コスパが良い、ということになるかもしれません。
(このメリットは年齢問わず、ですが)

ただ一方で、
「若いからこそ、多少似合っていなくても構わない!」
という見方もできるかなーと個人的には思っています。

年齢が若いほど、
服を着るうえで「似合う・似合わない」

にとらわれすぎず、
その場のノリや流行を優先させられるので、
むしろ「似合う」を知っちゃわない方が大冒険できるかも
しれません。
とは言え、その大冒険が原因で彼氏ができなかった…ガーン
ということも起こり得ますので、
どちらが良いとも言い切れないですが。

でも、
「似合う・似合わない」がよくわかっていなくて
「ノリでお友達とお揃いの服を買った」
結果、数年後にパーソナルカラー診断を受けたら二人共似合っていなかった!
なんてエピソードも
あとあと良い思い出となるかもしれません。


決して中学生・高校生がパーソナルカラー診断を受けることを
否定するわけではありません。

時間やお金に余裕があれば是非受けて頂きたいですが、
無理をしてバイトをするなどしてお金を工面してまで、
急いでパーソナルカラー診断を受ける必要はないと私は思っています。




④「印象管理」のため、戦略的に取り入れたい場合は年齢問わず

先ほど、無理して若年でパーソナルカラー診断を受けなくて良い、

と書いたばかりで
真逆のことを書きますが、
パーソナルカラーは年齢問わず
「見た目の印象を良い印象に見せる」効果があります。


もし、「日々の人間関係の構築に悩んでいる」とか「勝ちたい!成功したい!」
といった事情がある場合は、
お若い方であってもパーソナルカラーを活用頂く価値はある
と思います。


まず、
「日々の人間関係の構築に悩んでいる」といったお悩みがある場合。
似合わない色の服は
「ぼんやり・沈んだ表情」
「血色悪く暗そう」
「泣きそう・困り顔」
に見せてしまうことがあり、


お洋服の色を変えるだけで
「明るく、ハッピー感のある優しい表情」
「口角上がって笑顔」
「目力上がってイキイキ華やか」
に見えるようになります。




パーソナルカラー診断を受けたことがない方は

「本当に、お洋服の色でそんなことが起こるの?」
と信じられないかもしれません。
ですが、色によってこうした違いが現れるのは本当のこと。


私は好きな言葉では無いのですが、
「マウントを取られる」という言葉があります。
他人から威圧的・見下されたような言動を受けやすい状況を指しますが、

「ぼんやり・沈んだ表情」

「血色悪く暗そう」
「泣きそう・困り顔」

だと、年齢関わらず そういう対象になりうる可能性が高くなってしまうのでは

無いかと個人的には思っています。


ですので、もしも
こうしたことでお困りでしたら
年齢問わず一度パーソナルカラー診断を受けて
「色の効果」で対処するすることを検討頂くのも一つの手段
かなと思っています。

もちろん、必ず解決できるとは言えませんし、
制服の場合などは服を変えるわけにもいかないので
パーソナルカラーがわかったところで活用しようが無いかもしれません。

でも「色のせいで、自分の顔色がくすんで見えてしまっているのだ」ということがわかると
「自分がダメなんだ…」という風に自分で自分を追い込むことは回避できたり…
と、何かしら状況をプラスに変えうるものになるかもしれないので、
人間関係の構築にもしお困りでしたら
「色が役に立つかもしれない!」ということも気にかけて頂けたら
と思います。



また、
「勝ちたい!成功したい!」
といった事情のある方の場合。

例えば、オーディションやコンクールなどでしょうか。
「その瞬間 絶対良い印象に見せたい」という場合は、
「今、似合う色を知る」ということで
パーソナルカラー診断を受け、

「色」を勝つための武器の一つとするのは一つの戦略となると思います。


カラー診断の時には「似合う=良い印象の色」だけではなく、
「似合わない色」や「似合わない色を身につけた時に自分がどんな風に見えるのか」
もわかるので、
お芝居のオーディション等であれば、
演技の幅を見せる一助となるかも
しれません。


例えば、面接時には華やかでエネルギッシュに見える似合う色のお洋服を着用し、
その似合う色の服の下に
「険しい表情に見える色」「弱々しく見える色」のお洋服(日常生活においては、いわゆる 苦手な色・似合わない色になります。)
を着込んでおく。
演技試験の時には、
似合う色のお洋服を一枚脱ぐことで、
華やかでキラキラした印象から、
幸薄い弱々しい別人のような雰囲気を作り出す、といったことができたりします。

このように
「オシャレのため」ではなく「印象管理のため」という観点では、
年齢問わず
パーソナルカラーは「戦略」となり得ますので、
是非ご検討頂ければ
と思います。



「今の年齢でパーソナルカラー診断受けるのってどうなのかなー」

とお悩みのお若い方は 

上記の4点について 自分はどう思うか、考えて頂くと

決断しやすいかなと思います。 

 

あらためて、ポイントをまとめておくと 

 

パーソナルカラー診断の費用が負担にならないのであれば、 

パーソナルカラーは何歳であっても必ず役に立つものではあります。 

 

ですが、 「オシャレ」用ということであれば、 

急いで無理をしてお金を工面することなく、

数年待っても問題ないかと思います。 

 

一方で、 「印象管理」という観点では、 

保護者様とご相談のうえ、 パーソナルカラー診断を受けるのを

検討頂く価値はあるかなと思います。 

 

 

なお、当店では、

パーソナルカラー診断を受けられるのが中学生・高校生の方の場合、

 以下の通りの対応をしております。 

 

中学生の場合は、保護者様からのご予約手続き、

当日の付き添いをお願い致します。 

高校生の場合は、ご本人様からのご予約手続き・来店もご本人様のみでも構いません。

 ご希望あれば保護者様の付き添いも可能としております。 

 

ご家庭ごとの方針や事情は、おありだと思いますが、 

お客様の安全確保の観点から、

このような対応をお願いしたく何卒ご了承くださいませ。 

 

最近、 若年層の方や保護者様からのお問い合わせも多いため、

 私なりの見解を書かせていただきました。 

無理をしてまで、早い年齢で受ける必要はないかなと思いますが、

お越し頂けた時には

できるだけ長く診断結果を使っていただけるように

「こういうお顔立ちだから、この先こういう風に見えるようになるかも」

という風に、

できるだけ長く活用頂けるようなご案内を致したいと思っておりますニコニコ


今回のブログ、良かったら参考になさってください

 

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パーソナルスタイリングスペース

Mille Fleurir(ミル・フルリール)

 http://mille-fleurir.com