こんにちは!

パーソナルスタイリスト 山下美季です。


私事ですが先日、母の誕生日でした。

サマーカラーが似合う人なのですが、

「どうしても黒のワンピースを着たい!」

という要望がありまして。

これを叶えるためストールをプレゼントしました。

同じように

「似合わない色を使うには、どうしたら良い?」

と、気になっている方もいらっしゃるかと思います。

今回のブログはそうした方に参考にして頂けたらと思います。

サマーカラーが似合う人は、

どうしても黒や濃い色を着ると

お顔が険しい印象に見えたり、

シワが濃く見えたり、

頰がこけて老けて見えてしまったりします。


それでも母が黒いワンピースを着たい理由。

それは「デザインが良い!」から。

そう言われると、確かに

ウエストに向けて斜めのラインが入っていたり、

シャーリングがウエストに入っていて

スタイルアップして見える

母の体に合ったとても良いデザインです。


「似合う色で似合うデザインの服」が

もちろんベストですが、

色・デザイン 両方揃わないこともあります。

「似合わない色」「似合わないデザイン」は

着られないか?

と問われたら。


「似合わない色」は「うまく調整すれば使える」

「似合わないデザイン」は「似合わない度合いによる」

という感じでしょうか。


「似合わないデザイン」は

「太って見える」「足が短く見える」など

体型を綺麗に見せてくれない可能性が強いので、

そのマイナス要素次第…というところかなと思います。

自分の体型に沿うように、

丈やウエストなどをお直しする方法はもちろんありますが、

これは手間がかかって結構大変です。


一方、色については

顔映りの良い色=似合う色 

を顔周りに持ってくることで、

お顔は綺麗に見えますので、

顔から離れたところで苦手な色を使う分には

顔の見え方には大きく影響してきません。

デザインよりは自由度が高いかなと思います。


パーソナルカラー診断を受けて

「これは似合わない色の服だから処分!!!」

とすぐに断捨離される方もいらっしゃるかもしれませんが、

処分する前に

「似合うデザインかどうか?」を

ぜひチェックして下さいね。

「似合うデザイン

=自分の体型を綺麗に見せてくれるデザイン」

の服は貴重です。

オーダーメイドでなく、市販品でそうしたものと巡り合う機会は

そうそう訪れるものではないので、

もし

「この服着ると、細く見えるんだよな」

というようなメリットを感じている服の場合は、

例え苦手な色であっても処分せず、

しばらく手元に置いておいて下さい。


そういう服は顔周りに

似合う色=パーソナルカラーを持ってくることで

使い続けることができるので。


私の母が着たいという苦手な色・黒のワンピースも

確かに手放すには勿体無いデザインのものでしたので、

顔周りには似合うサマーカラーを持ってこられるよう

室内でも違和感なく羽織れる程度に薄手のストールを贈りました。

これで老け見えすることなく、

黒のワンピースを着続けてもらえるかなと思います照れ


今回は「プレゼント」という形でしたので

サイズを問わないストールにしましたが、

カーディガンなどの羽織もので

似合う明るい色の面積を増やす方法もあります。

ストールの方が、より顔周りに持ってきやすいので

顔を綺麗に見せる効果は多少高いかなと思いますが、

着用した時の収まりの良さという点では、

羽織ものの方が便利かもしれません。

要は、

「顔周りに できるだけ似合う色の面積を増やすという工夫をすることで

苦手な色も使うことができる」ということ。

似合わない色をどうやって使えば良いか、

お悩みの方はお試し下さいね。


ただ、より細かいことを言うならば

「ご自身の持っている色素と服の色とのバランス」

という観点から、

全身をトータルで見た時に

やっぱりちょっと素敵度が落ちちゃうかな、

という場合もあるのですが

これについては また別の機会に書きたいと思います。


ちなみに、今回贈ったストールについて

少し解説しますと、

写真を2枚掲載していますが

このストールは裏表で使うことができ、

それぞれ柄・色使いが異なります。

このため1枚で

「エレガントな印象」「カジュアルな印象」

2パターンのイメージをつくることができます。

また、たくさんの色が配色された面には、

サマーカラーが似合う人がちょっと取り入れづらい

マスタードイエローやコーラルピンクが

良い割合で配色されています。

このストールの「差し色」という感じで

うまく取り入れられていますが、

サマーカラーで全身コーデをした時の

全身での「差し色」にもなってオシャレ度がグッと上がります。


「このデザイン・配色の両面ストールを

サマーカラーが似合う人が使うということ」

は、

このストールのデザイナーさんが狙った通りなんじゃないかなぁって

個人的には思っています。

デザイナーさん的には

「そう!そう着て欲しかった!」

そして、消費者側からは

「そう!こういうの探してた!」みたいな。


ただ、こんな風に素敵なストールだけど

私が着用するのではなく、

母が着用することで

バチっとパズルのピースがはまる様に

うまくまとまる。

「アイテムと人とがうまくマッチングすると

アイテムも人も、より高みに上がっていける」

私が コーディネートを創る時・考える時

そういう感覚があります。


また、

こういう素敵なアイテムで使われている配色から

「カラーコーディネート」を学ぶこともできますね。

このストールの配色を利用して、

「ニット+スカートのコーデをつくる」というように。


ちなみに、プレゼントした日に

母が「ウールのコートを買いたい」というので、

一緒に買い物に行き、

上の写真に写っている明るめのサックスブルーのコートを買いました。

(母が帰ってから撮った写真なのでちょっとわかりづらいですが)


その日の晩に 母から

「家に帰ってから合わせたら、

ストールとサックスブルーのコートの色がぴったりでビックリ」

とLINEで先程の写真とコメントが届きましたが、

私としては、ビックリでも何でもなくてへぺろ

だって、それがパーソナルカラーを軸にしたお買い物のメリットなんだもんねニヤリ

パーソナルカラーの中の色でアイテムを揃えていくと、

それぞれのアイテム同士の相性が良くて

コーディネートが簡単・綺麗にまとまって便利なのです。

母には、お客様にお伝えするほどパーソナルカラーに関する情報を伝えていないので、

(というか娘の話 そんなにしっかり聞かないんですよね 笑凝視)

なので、あんまり母は詳しくないのです 笑


パーソナルカラーの使い方に関する情報を目にする機会も増えてきましたが、

まだまだ私の母のように

色の使い方についてお迷いの方も多いかな!?と思い、

「似合わない色の使い方」について

今回は書いてみました。

良かったら参考になさってくださいねウインク


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