こんにちは!

パーソナルスタイリスト 山下美季です。


今回は色やデザインの

「イメージ・方向性」や

「全体としてのまとまり」について書いてみたいと思います。


前回のブログで下のような写真を使って



色の持つ特徴のお話しを書いたのですが、

実は少し前に同じ写真をインスタグラムにも投稿しました。

インスタグラムの方は、

とにかく写真がバンッと前面に出てきます。

そのため、そのまま写真だけを載せると

あまり目を引かないし、

何の写真だかよくわかない・・・ので

写真だけを見て意味も少しわかるように、

尚且つちょっとインパクトを与えられるように

大きめの字を 敢えて歪な感じに配置してみました。


また、写真を見る流れで説明文もパッと読めるように、

説明文もポスターっぽく作ってみました。


コラージュを作れるアプリを使ったのですが

ありがたいことに無料で使える綺麗なフォーマットがたくさんあって。

というか、ありすぎて!!!

逆に選ぶのが大変あせる


悩んだあげく

こんな感じに作ってみました。

キラキラ感が上品で華やかかなーと思って結構満足していたのですが、

いざ 投稿しよう!!と

写真と並べてみると・・・

あれ…?

なんか違う??びっくりあせる

コラージュアプリで作った説明文だけが

周りの写真と馴染まず、浮いている感じがしますあせる


そこであらためて、「写真」と「作った説明文コラージュ」を見比べたところ

原因が2つ見えてきました。


まず1つ目の原因は「色」

写真には赤・橙・黄・黄緑・緑・青・紫のカラーカード様々な色が写っているのですが、

実は比較的ブルー系が目立っていました。

一番色みの強い左上の写真のうっすらぼやけた背景の

緑・青・紫が 案外主張してきているのです。

このため、

写真の方は「やや青みが強め」、

一方で説明文コラージュが

「シャンパンゴールド・ベージュで黄みより

となっています。

この「青み」と「黄み」の違いが

いまいち調和しなかったようです。

説明文の文字の色も

シャンパンゴールドのフォーマットに調和するようにベージュにしていたので、

更に黄みが強くなっていたのも影響していると思われます。


二つ目の原因は「印象・イメージ」

写真に配した文字は、

パッと目を惹くように

「モダンさ」「力強さ」「潔さ」といった印象が作れるような

フォントや色を選び、

あえて歪な配置にしていたにも関わらず、

説明文書はどちらかというと

「ナチュラル」「上品」な印象で作ってしまっていました。

この「印象・イメージの違い」が全体としてのまとまりを失わせていました。


この2点に気付き、以下のように修正しました。

いかがでしょうか?

説明文のフォーマットの色を

左上の写真の背景色に似た青みよりの色にし、

文字色も写真に合わせて黒、

更に文書の配置も

左寄せ・右寄せを使って少々歪にしてみました。

このことによって、

先ほどのシャンパンゴールドのコラージュのものと比較すると、

全体としてのまとまりがグッと良くなったと思いませんか?


私が最初に失敗した原因は、

「全体ではなく、そのものだけ を見てしまったから」


「このフォーマットかわいいラブ

と飛び付いてしまって、

「全体としてどう見せたいか?」をすっかり忘れてしまっていたのです。

そして、このことは

実はお洋服を買うときにも結構やりがちなこと注意

パーソナルカラー・スタイリングの知識を得る前の私は完全にこの失敗にハマっていました。


「ワンピースのこの色、すごく綺麗!」

「このバッグ、モダンでオシャレ

「この靴、コロンとしてて可愛い

「この色のスカート、エレガントで素敵

「このトップス、シブかっこいい!」

それぞれ単体ではとても素敵なアイテムなのに、

買って帰って いざ使おう!と思うと

なんだかおかしい・・・アセアセ

結局…使えない・・・もやもや

と、なっていました。


どんなに良いアイテムでも、

全体としてのまとまりが良くないと

そのアイテム自体の良さも活きてこないし、

全体としても良く見えない

ということが起こってしまうのです。


私自身は今では、こういうことは起こらなくなりました。

パーソナルカラーを知って

「似合う色の範囲」

スタイリングテクニックを知って

「似合うファッションイメージ・印象」

をそれぞれ絞り込むことができるようになったからです。


最近は お洋服選びではこういうことが起こらなくなっていたので、

今回のコラージュ事件で

自分の悪い癖を久々に思い出しましたキョロキョロ


ただ、今回自分の作ったコラージュの違和感に気付き、修正できたのも

こうした色とデザインの知識があったからかな、とも思います。

パーソナルカラーやパーソナルスタイリングの知識は

お洋服選びに使う物ではありますが、

それ以外の方面でも役立つ知識でもあります。

お仕事シーンの資料作りなどでも役に立つと思います照れ


世の中には、本当に素敵なアイテムが溢れています。

皆様もついつい「そのアイテム」に飛び付いてしまうこと

あるのではないかなぁ〜と。。。

今回の自分の失敗談が、

もしかしたら参考になるかも?と思い、

お蔵入りしたボツ写真をここで披露してみました。


どんなに素敵なアイテムに出会っても

すぐに飛び付かず、

一旦冷静にパー

「自分の持っているアイテムの色と馴染むかな?」

「自分の持っているアイテムのイメージと合うかな?」

を考える。

そして更にその中心には

それらのアイテムを身につけている自分自身が存在しています。

自分に合った「色・イメージ・デザイン・素材」であるかどうか。

このことが、

お洋服・各種ファッションアイテムを選ぶうえでとても大事になってきます。


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パーソナルスタイリングスペース

Mille Fleurir(ミル・フルリール)

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