こんにちは!

パーソナルスタイリスト 山下美季です。


このブログでは、

パーソナルカラーを使うメリットについて

触れることが多いのですが、

今回は

「パーソナルカラーをあまり神経質に気にしなくて良い場合」

について。


実は、インスタグラム投稿用に

私にしては珍しく汗

(いつもブログ、長くてすみません・・・)

「短い言葉」にまとめましたので、

よかったら以下をご覧ください。


このブログでは、

それぞれについての補足を書いていきたいと思います。


【補足】

私は時々このブログで

「パーソナルカラーによる顔映りの違い」

を説明するために写真を載せていますが、

その時に使う写真の肌の色は、

使う色によって異なっています。

つまり、

写真でも「身につける色による顔映りの違い」は

現れています。

ただ、上記した通り

写真の場合は「写真の色を変えることが可能」です。

皆様もスマホなどで写真の「色補正」をしてみたことがあると思います。

また、写真加工アプリもあります。

「補正の度合い」で写真の場合は別人級に変えようと思えば、変えることが可能ですよね。

「どこまで補正するか」で「パーソナルカラーを気にする度合い」が変わってきます。


「あまり補正をかけずに、できるだけ普段の自分に近いナチュラルな状態の写真」

をお望みであれば

「ある程度パーソナルカラーを気になさったほうが良い」かと思います。


「少々技術を駆使して、実物よりちょっと綺麗な写真」

をお望みであれば、

「一応パーソナルカラーは頭の片隅に置きつつ、

好きな色を着る・デザインを優先させるほうが良い」

せっかくお洋服の色にこだわっても

肌色を綺麗に補正する過程で、

服の色が変わる可能性もあるからです。


「写真なんだし、別人級に変わっちゃったって問題ナシ!とにかく綺麗な写真!」

をお望みの場合は、

「パーソナルカラーは無視して、補正ありきでどんなイメージの写真にするか、が大事」。

例えば、私の場合 ロイヤルブルーを着ると実際には結構青ざめてしまいますが、

写真上は肌の色を陶器のように白く補正して、

別人格風に撮る、というのも楽しいかな!?

と思います。

旅先などのドレス着用体験、などエンタメ用の写真なら良いと思います。


このように

「何のための、どういう写真を撮るか、によって

どのくらいパーソナルカラーを意識すべきか」は変わってきますが、

「写真だけ」ならば、自然光のもとで実際に対面する時ほど、

パーソナルカラーを神経質に気にする必要はないかなと思います。



【補足】

オレンジ色の照明下でも、身につける色によって

顔の見え方は変わります。

つまり、

似合う色・似合わない色による影響を受け、

パーソナルカラーの効果も得られます。

ただ、「オレンジ色の照明による色の影響」も受けます。

オレンジ色の照明によって肌の色(だけでなく全体ですが)
黄色っぽく見え、自然光の下と
同様の色の効果・影響というわけではありません。

細かい話になりますが、
オレンジの照明によって黄みが足されるので
「イエローベース色が似合う人は、
オレンジの照明のもとでは 苦手なブルーベースの色を使っても青ざめ具合が緩和」されます。
「ブルーベースの色が似合う人は、
オレンジの照明下では 得意なブルーベースの色を着ても
自然光の下ほどの透明感・美白感は出にくい」かと思います。

これをどう捉えるか。
イエベカラーが似合う人は、
「オレンジ色の照明の力を得て、普段は着れないブルベカラーを使う」
も良し、「やっぱり得意なイエベカラーを使う」も良し。
ブルベカラーが似合う人は、
「どうせ美白具合が落ちるなら、普段あまり着ないイエベカラーを使う」
も良し、
「照明のせいで黄色っぽくなるなら、
ブルベカラーで少しでも美白感を足す」
も良し。

このように、照明の影響も受けるので、
オレンジ色の照明下では
厳密にパーソナルカラーにとらわれすぎる必要はないかと思います。

逆に、「照明の影響も受ける」ことをチラリと知っておいて頂き、

例えば結婚式の会場選びの際などに、

イエローベースの色が似合う人は下の写真の左側、

ブルーベースの色が似合う人は右側のように自然光が入る場所の方が良いかも、

ということを参考にして頂けたらと思います。

とは言え、私自身は

黄みが得意なオータムですが、

真っ白・ロイヤルブルーがメインカラーの

いわゆる上の写真の右側のようなチャペルで

真っ白なドレスを着て式を挙げました。

当時はパーソナルカラーの存在すら知らなかったので、

自分の好みだけで選びました。

その後、パーソナルカラーを知り 

「違ったんだな」と理解しましたし、

その時身内が撮ってくれた写真を見ると随分色黒肌が目立ってはいます。

ただ、上記した通り

プロのカメラマンさんが撮ってくれた写真では

「ソフトフォーカス&美肌・美白効果」で

綺麗にドレス・チャペルと馴染んでいます。

チャペルはとても綺麗だったし、

ドレスも好きなデザインだったので、後悔は全くありませんウインク


結婚式に関しては、

もちろんパーソナルカラーを軸に選ぶと効率が良く、

気にいるドレス・会場が見つかればそれがベストですが、

見つからない場合も、あまり気にしすぎることはないかなと思います。

ソレ以外のたくさんのキラキラ テンション上がる要素がありますから照れ


一番最後にもあらためて書きますが、

「パーソナルカラーの効果が最も得られるのは、

自然光・一般的な照明下で営まれる日々の生活において」です。




【補足】
私はモデル業をほんの少ししていたことがあります。
実際には仕事自体はあまりできませんでしたが、
宣材写真を撮るなどしていたので
プロのカメラマンさんやメイクさんと過ごした時間が
人よりも少し長いかもしれません。
そんな中で感じたこと。
メイクさんのお話によると成人式や結婚式などの写真撮影メイクの際に
極端にパーソナルカラーにこだわるお客様もいらっしゃるとのこと。
ただ、例えば普段は綺麗な大粒のキラキララメの入ったコスメも、
写真ではテカテカ光ってしまったり…というように、
普段の見え方とは違った見え方をすることもあって、
お客様のご希望通りにすることによって、
却って残念な写真の仕上がりに
なってしまう場合もあるそうです。
スタジオ付きの専属ヘアメイクさんは、
「写真に写った時に綺麗に見えるメイク」を熟知なさっています。
ですので、そこはプロにお任せしたほうが良いかなと思います。

ただ、ご自身の普段のイメージや、
写真を撮るうえで目指したいイメージについては
しっかりとメイクさんにお伝えすることは大事です。
「パーソナルカラーが⚪︎⚪︎だから」
という伝え方ではなく、
「本質的な部分=ご自身の目指すイメージ」をしっかりお伝えし、
あとはそれをプロのメイクさんに実現してもらう、という感じでしょうか。

「パーソナルカラー」がすべてに優先するわけではありません。
もちろん、どんな場面でも必ず色の影響は受けるので
効果はあります。私自身は活用しています。
でも、ありとあらゆる場面で活用しようと思うと、
パーソナルカラー診断を一度受けた程度の知識では難しいかなと思います。
「色」はものすごく奥深い。
何気なく使う「色」なので、
そんなに難しいものだと感じないと思いますが、結構難しいものです。
私も、結構勉強しているのですよー実は 笑
それをコンパクトにギュッと
「簡単に色をうまく使えるように」まとめたものが
「パーソナルカラー診断コンサルティング」なのです。
この「パーソナルカラーのシステム」が
めちゃくちゃ良くできたシステムで、
本当に簡単に上手に色が使えるので、
皆様ついつい「万能」だと思ってしまう。

ただ、先ほども一度書きましたが、

パーソナルカラー診断の際にお伝えできる知識が最も活きるのは

「自然光・一般的な照明下で営まれる日々の生活において」です。


毎日の学校・職場での人間関係構築、

ご近所でのコミュニケーション充実、

接客時の印象の良さ、

プレゼンや面接の時の誠実さや責任感、

婚活時の生き生きとした華やかさ…など

私達が大半を過ごす日常の中で、

こうしたものを表現する時に

最も効果を発揮します。

1回のパーソナルカラー診断でお伝えできる知識は、
主にこうした日常でうまく色を取り入れるための知識になります。

自然光のもとでは、
大いにパーソナルカラーの効果が得られますし、
逆に苦手な色の影響も受けるので、
もちろん、結婚式や成人式など特別なシーンでも
自然光の下でドレスや着物を着用する場合は、
しっかり気にかけて頂きたいなと思いますが、
結婚式や成人式については今回挙げた
「写真だけで姿を見せる場合」
「オレンジ色の照明の場合」
「写真スタジオでの写真撮影の場合」
も多いですよね。
こうした場面でパーソナルカラーを活用したい場合は、
一回のパーソナルカラー診断で得た知識よりも
もっと深い知識が必要になりますので、
私たちパーソナルカラリストに相談するか、
今回私が記したように、
やんわりとパーソナルカラーを意識しつつ、
カメラマンさんやメイクさんなどそれぞれのプロの力を借りて、
楽しく美しく 過ごしていただけたらと思います。

今日は「短い」文章で、と言いながら
このように少々長くなっていますが、
「正しい知識」を伝えるのも、得るのも
時間がかかってしまいます。
私はこうして1回のコンサルティングでお伝えしきれなかったことなど
がんばって発信していきますので、
良かったら ちょっと長い文章ですが…参考になさってくださいウインク

知識が増えるほどに、
より楽しく より自由に 色やデザインを使えると思いますので。


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パーソナルスタイリングスペース

Mille Fleurir(ミル・フルリール)

http://mille-fleurir.com