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ミヤーンのブログ

広島カープやアマチュア野球、MLBなどに関する記事を書いていきます

「ワシももう80歳を越えてしもうた……せめて死ぬまでに一度でいいから、タイガースがワールドチャンピオンになるのを見て死にたいもんじゃ……」

マイケル・イエリッチオーナーが言ったかどうかは知りませんが、ここ数年のタイガースは後先考えずに金に糸目をつけず優勝を目指している感があります。今オフもビクター・マルティネスと4年6800万ドルで再契約を結びました。昨季のマルティネスはOPS.974の大活躍でしたが、既に36歳。大きな上積みは期待できません。マルティネスは再契約に至りましたが、ここ数年でエースに成長したマックス・シャーザーとは契約延長の交渉を続けていたのですが、結局FAとなってナショナルズに移籍。生え抜きのリック・ポーセロとの契約延長もまとまらずレッドソックスに移籍と、今オフの動きは必ずしも満点という感じはしません。プリンス・フィルダーとの巨額契約はうまいことレンジャーズに押し付けましたが(笑)、昨季途中に、比較的リーズナブルなトレードで獲得したデービッド・プライスとの契約延長はどうなるのでしょうか。今季年俸は1975万ドル。当然、カーショウやシャーザークラスの年俸と7年契約は要求してくるでしょうから、タフな交渉になることは間違いありません。プライス自身は契約延長に前向きという話もありますが、シャーザーとの契約をまとめ切れなかったこともありますから決まるまでは安心できません。

契約延長当時は、この投手は壊れることはないのではないかとすら思われたジャスティン・バーランダーでしたが、ここ数年は明らかに勤続疲労状態。一流投手であることに間違いはありませんが、かつてのスーパーエース復活は厳しいと思います。契約残は5年1億4000万ドル。一部にはクローザー転向をという話もあるようですが、費用対効果を考えるとスーパークローザーになったとしても十分ではないでしょう。

もう一人の2000万ドルプレイヤー、ミゲル・カブレラは、打撃だけなら本当に天才的です。但し、意欲の問題もあるかとは思いますが、守備は……現在は一塁ですが、本当は指名打者で使いたいレベル。しかし、マルティネスと4年契約を結んだ関係上、向こう4年はグラブを持つカブレラが見られそうですね。昨年、2016年からスタートする8年の契約延長を結んだ関係上、契約残は9年2億7000万ドル。31歳ですから、事実上の終身契約。基本的に不節制なタイプですから、まああと4年もしたら不良債権化していそうですね。

他にはイアン・キンズラーアニバル・サンチェスとの契約が3年残っています(いずれも2018年はオプション)。サンチェスは4800万ドル、キンズラーは契約後半は年俸がダウンする珍しい契約で、今季は1600万ドルですが、総額は4100万ドルとリーズナブルなものになっています。

プライスとの再契約がまとまれば2000万ドルプレイヤーがまた一人増えることは確実です。シャーザーとの再契約が厳しいと見て獲得したのでしょうが、これがまとまらなければまたタイガースは厳しいことになりそうです。もっとも、まとまったらまとまったで2億ドルレベルの契約を抱えることになります。再建モードに移行するにはマイナーの選手層は薄く、今の路線を走り続けるしかなさそうです。そうなると、フィリーズの二の舞になってしまうと思うのですが……この先2~3年が分水嶺ですかね。

ところで、財政破綻したといわれるデトロイト市の状態は今どうなんでしょうか?一時は警察や消防予算も削られて、パトカーも救急車も消防車も現場に到着しないなんて言われてましたが……こんな時だからこそ優勝したいという思いが強いのでしょうね。しかし、地区優勝は出来そうですが、ワールドチャンピオンまでとなるとどうかなぁ……
年俸2000万ドルの選手を4人抱えるお馬鹿お金持ち球団が新・悪の帝国ことロサンゼルス・ドジャースです。昨季はめでたくヤンキースを抜いて年俸総額No.1の座も獲得し、名実ともに新・悪の帝国を襲名しました。

そんなドジャースで最高となる3000万ドルをもらっているのが生え抜きのエース左腕クレイトン・カーショウです。まだ27歳と若く、誰もが認めるメジャー最高峰の左腕ですから最高の報酬を得るのも当たり前です。しかし、3000万ドルはやはり高いと個人的には思うのですが……生え抜きということで、幾分プラスになっている部分はあるでしょうし、メジャー全体の相場自体が上がっていることを考えるとこの金額でも仕方ないのかもしれません。まあ、カーショウの年俸が基準になってシャーザーが高額契約をゲットしたりしていますから、今後はこの辺りの数字が今後は基準になるのでしょうね。いい傾向とはちっとも思いませんが。

続くのは2300万ドルのザック・グレインキー投手。契約は今季含めて4年残っていますが、来年以降はグレインキー側にオプトアウトの権利があり、グレインキーがその行使を考えているという報道があります。要するに、契約の見直しをしたいという意味だとは思いますが。年俸アップまたは契約期間の延長が約束されればドジャースと再契約というケースも十分に考えられます。

これに続くのが2100万ドルのエイドリアン・ゴンザレス一塁手。契約残は今季を含めて4年8500万ドル。年齢は32歳で、一時に比べると打撃面ではやや衰えもありますが、そこそこの数字は残しています。一塁守備も良く、総合的に考えると少し割高だとは思いますが、不良債権と呼ぶほどの危険水域にはまだ入っていないと思います。これで1400万ドルくらいなら納得なんですが。

最後の一人はカール・クロフォード外野手で2050万ドル。契約残は今季含めて3年6225万ドル。しかし、期待されてFAでレッドソックス入り後は衰えが目立つようになり、ドジャース移籍後も健康・成績両面で以前のレベルにはもどらず、昨季は105試合出場に留まり、自慢のスピードも23盗塁。それでも打率は3割をマークしており、健康状態さえ万全なら不良債権とは呼ばせないだけの成績は残せるかもしれません。

そして、今季の年俸こそ1800万ドルですが、今季含めて3年5350万ドルの契約を残しているのが控えのアンドレ・イーシアー外野手です。以前は好打者として知られていましたが(だからこそこれだけの契約を得たのですが)、左投手を打てないという致命的な弱点が露呈し、そこにクロフォードだのプイーグだのが入ってきたためにあっという間に控え降格。球団側はトレードを画策しているようですが、巨大な契約残がネックになっているのか、なかなか成立しません。

昨年まではマット・ケンプ外野手もいたのですが、さすがの金満球団も少しダイエットを考えたらしく、パドレスに放出しています(今季は2100万ドル)。今まで貧乏球団レイズで苦労してきたアンドリュー・フリードマンを引き抜いたのはお金の使い方を考え直す意味もあったのでしょうね。いいことだと思います。いくらお金が湯水のようにあっても上限はありますから。

とりあえず、いくつか不良債権はありますが、支払い能力が十分にあることと適正路線への緩やかな路線変更を行っていけば問題なくやっていけると思います。ヤンキースがいい反面教師になっているのかな?個人的には委細構わず新・悪の帝国路線を突っ走ってほしかったのですが(笑)
エンジェルスがアルバート・プホルスを獲得した時はかなり驚きました。個人的にはカージナルス残留で落ち着くと思っていましたから。しかし、カージナルスの提示額は高騰を続ける市場価格と比較するとプホルスにとっては不満足だったのでしょう。しかし、結果的にカージナルスの判断は正しかったと言えます。

何よりマズかったのが、プホルスの契約が契約後半に行けば年俸がアップするバックドアといわれるものだったことでしょう。わからなくもありません。経済状況が変化すれば全体的な収入増が期待できますから。とはいえ、あのメジャーの歴史に残る強打者プホルスもエンジェルス移籍後は、怪我などもありましたが、成績は期待値ほどではなくなりました。契約残は7年1億8900万ドルも残ります。昨季はプチ復活しましたが、成績的には並みの強打者。それに、復活したとはいえ、内容的にはプホルスらしさが消えてしまっています。この先7年、エンジェルスは重すぎる荷物を抱えたと言えます。

ジョシュ・ハミルトンを獲得した時もかなり驚きました。同地区のライバルの三番打者を引き抜いたのですから。直後のハミルトンのレンジャーズファンに向けたコメントも残念でしたが、成績の方はもっと残念なことになってしまいました。ハミルトンには薬物中毒から復活という感動的なストーリーが付いて回りますが、精神的な不安定さは未だに残っているようで、レンジャーズ時代も精神的サポートの出来る人が常に傍にいてケアをしていたりしました。球団が変わればサポート役の人も変わるでしょうから、その辺りの影響もあったのかもしれませんが、何より薬物により疲弊した身体は実年齢よりかなり上になっているのではないか、衰えは早くやってくるのではないかとも言われていました。現状を見る限り、その指摘もあながち的外れではなかったのかと思います。契約残は3年8300万ドル。2016年と2017年は年俸3000万ドル。プホルスより契約残は短いとはいえ、成績と比較すると重たさはプホルス以上かと。

来季は契約最終年になりますが、ジャレッド・ウィーバーCJウィルソンの年俸も来季は2000万ドル。さらに、マイク・トラウトとの6年1億4450万ドルの契約も今季からスタートして、今季はまだ525万ドルですが、来季以降は1525万、1925万、3325万と右肩上がりになっていきます。まあ、トラウトがここ数年で不良債権になることはないでしょうし、ウィ―バーとウィルソンも怪我がない限り大丈夫だとは思いますが。

いずれにしても、エンジェルスは向こう3年は不良債権を2つ抱えた状態で走らねばなりません。特に、ハミルトンの契約については当初から契約期間が長すぎると言われていただけに、まさに後のカーニバル(プホルスの10年もあり得ないと言われてましたが)。慣れない大金を持つと使い方を誤るってことですかねえ……持ったことないのでわかりませんが……