BABIPという言葉がメジャーリーグではよく出てきます。これは『Batting Average on Balls In Play』の略で、本塁打を除くインプレーの打球が安打になった割合を
(安打-本塁打)÷(打数-本塁打-三振)
という計算式で算出できます。
投手・野手ともにこの数字は算出可能ですが、投手の場合はどんなタイプの投手でも長期間で算出すれば.300前後に落ち着くと言われています。ちなみに、昨季のメジャーの投手の平均値は.299でした。但し、あくまで平均値ですから人によっては高い傾向を示す選手もいれば低い傾向を示す選手はいますが。
打者の場合も一定の数値に収まる場合が多いですが、打者の場合は人のよる傾向が投手の場合より大きいようです。イチローなどはBABIPが高めの選手として知られています。打球の傾向(フライ・ライナー・ゴロのそれぞれの比率)や内野安打の多い少ないによっても左右される面もあるかもしれません。
シーズンごとの成績を見てみると突出したBABIPの数値を示す選手が見かけられますが、投手で言えばBABIPが高い年は成績が落ち込み、打者の場合はBABIPが高い年はずば抜けた成績になったりします。逆に、その翌年は成績が大幅に改善あるいは落ち込むことになったりもします。BABIPが.350くらいだった選手の打率が翌年は.050以上も落ち込むことはよくあります。
ある意味、運を数値化したものと言えなくもありませんが、これは計算式で算出可能な、セイバーメトリクスとしては入門編に近いものですので、エクセルにでも入力して選手の運の善し悪しを数値化してみてください。
まあ、将来的には他の要素も加えたxBABIPみたいなものも出てくるかもしれませんが。
2015年、レッドソックスに2000万ドルオーバーの超高額年俸選手はいません。但し、1000万ドルオーバーなら9人ほどいます。9人分の年俸合計で1億2850万ドル。レッドソックスは、かつてヤンキースに次ぐ高額年俸集団でしたが、今も決して低予算ではありません。
レッドソックスの高額年俸選手は下記のとおりです。
M・ナポリ一塁手 1600万ドル 今季限り
D・ペドロイア二塁手 1250万ドル 7年1億ドル
P・サンドバル三塁手 1700万ドル 5年8700万ドル
H・ラミレス外野手 1900万ドル 4年8500万ドル
R・カスティーヨ外野手 1050万ドル 7年7250万ドル
S・ビクトリーノ外野手 1300万ドル 今季限り
D・オティーズ指名打者 1600万ドル 今季限り、来季は1000万ドルのオプション
C・バックホルツ投手 1200万ドル 今季限り、来季は1300万ドルのオプション
R・ポーセロ投手 1250万ドル 今季限り
(おまけ)
J・マスターソン投手 950万ドル 今季限り
FAで加入したパブロ・サンドバルの契約内容がシーズン実績と比較して高すぎる、ハンリー・ラミレスも怪我が多く性格的問題を抱えており不安が残るという声もありますが、何かあってもこの契約期間ならギリギリ我慢できると言えそうです。
デビッド・オティーズ先生については、一時期衰えを指摘されましたが、最近はその打棒も復活傾向。存在感も大きく、オプション行使の可能性は非常に高いと思います。オティーズ先生のいないレッドソックスは寂しすぎます(笑)。
ルスネイ・カスティーヨは争奪戦の末に契約にこぎつけたキューバからの亡命選手です。27歳と年齢は中堅どころですが、昨季10試合の出場ながら才能の片鱗は見せてくれました。
マイク・ナポリ、シェーン・ビクトリーノは今季限り。一塁手はFAでの補強も容易なポジションですし、将来的にはサンドバルが収まりそうです。カンフーパンダの異名を持ち、体型の割に身軽なサンドバルではありますが、ずっと三塁を守れるとは私は思わないので。ビクトリーノは控え外野手ですし、外野の層は厚いです。
問題は投手陣。クレイ・バックホルツは故障が多く、計算が立ちにくいのが難点です。健康な時は素晴らしいピッチングをしてくれるのですが……オプションは行使されると思いますが、長期契約となると、いくら生え抜きとはいえ、フロントも二の足を踏むでしょう。
リック・ポーセロもそこそこの実績はあるのですが、せいぜい先発3番手クラス。26歳と若いので契約期間は6~7年でいいかもしれませんが、年俸は15~1600万ドルが妥当ではないでしょうか。あまり高くなるようならFA市場へということになると思います。
レッドソックスの強みはなんといってもプロスペクトの層の厚さ。ジャッキー・ブラッドリーが大コケし(守備は一流でしたが)、ザンダー・ボガーツがフルシーズン初年度は期待ほどではなかったという誤算はありましたが、ムーキー・ベッツがリードオフマンとなり、クリスチャン・バスケスが正捕手の座を獲得するなど結果も出ています。
高額契約選手も大勢いますが、財政的には健全で、さすがの球団経営と言えます。その割にこの成績のバラツキは不思議でしょうがないのですが(笑)。ただ、先発陣を考えると、今季はちょっと厳しいかもしれませんね。
レッドソックスの高額年俸選手は下記のとおりです。
M・ナポリ一塁手 1600万ドル 今季限り
D・ペドロイア二塁手 1250万ドル 7年1億ドル
P・サンドバル三塁手 1700万ドル 5年8700万ドル
H・ラミレス外野手 1900万ドル 4年8500万ドル
R・カスティーヨ外野手 1050万ドル 7年7250万ドル
S・ビクトリーノ外野手 1300万ドル 今季限り
D・オティーズ指名打者 1600万ドル 今季限り、来季は1000万ドルのオプション
C・バックホルツ投手 1200万ドル 今季限り、来季は1300万ドルのオプション
R・ポーセロ投手 1250万ドル 今季限り
(おまけ)
J・マスターソン投手 950万ドル 今季限り
FAで加入したパブロ・サンドバルの契約内容がシーズン実績と比較して高すぎる、ハンリー・ラミレスも怪我が多く性格的問題を抱えており不安が残るという声もありますが、何かあってもこの契約期間ならギリギリ我慢できると言えそうです。
デビッド・オティーズ先生については、一時期衰えを指摘されましたが、最近はその打棒も復活傾向。存在感も大きく、オプション行使の可能性は非常に高いと思います。オティーズ先生のいないレッドソックスは寂しすぎます(笑)。
ルスネイ・カスティーヨは争奪戦の末に契約にこぎつけたキューバからの亡命選手です。27歳と年齢は中堅どころですが、昨季10試合の出場ながら才能の片鱗は見せてくれました。
マイク・ナポリ、シェーン・ビクトリーノは今季限り。一塁手はFAでの補強も容易なポジションですし、将来的にはサンドバルが収まりそうです。カンフーパンダの異名を持ち、体型の割に身軽なサンドバルではありますが、ずっと三塁を守れるとは私は思わないので。ビクトリーノは控え外野手ですし、外野の層は厚いです。
問題は投手陣。クレイ・バックホルツは故障が多く、計算が立ちにくいのが難点です。健康な時は素晴らしいピッチングをしてくれるのですが……オプションは行使されると思いますが、長期契約となると、いくら生え抜きとはいえ、フロントも二の足を踏むでしょう。
リック・ポーセロもそこそこの実績はあるのですが、せいぜい先発3番手クラス。26歳と若いので契約期間は6~7年でいいかもしれませんが、年俸は15~1600万ドルが妥当ではないでしょうか。あまり高くなるようならFA市場へということになると思います。
レッドソックスの強みはなんといってもプロスペクトの層の厚さ。ジャッキー・ブラッドリーが大コケし(守備は一流でしたが)、ザンダー・ボガーツがフルシーズン初年度は期待ほどではなかったという誤算はありましたが、ムーキー・ベッツがリードオフマンとなり、クリスチャン・バスケスが正捕手の座を獲得するなど結果も出ています。
高額契約選手も大勢いますが、財政的には健全で、さすがの球団経営と言えます。その割にこの成績のバラツキは不思議でしょうがないのですが(笑)。ただ、先発陣を考えると、今季はちょっと厳しいかもしれませんね。
FAの目玉の最後の一人、ジェームズ・シールズの契約がようやくまとまりました。
サンディエゴ・パドレスと4年7500万ドルという契約内容のようです。個人的には5年9000~9500万ドルくらいかなと思っていたのですが、まあ妥当な内容と言えるのではないでしょうか。
シールズは、いわゆるパワーピッチャータイプではありません。昨季のロイヤルズではエース格でしたが、ちぎっては投げちぎっては投げという感じではなく、安定感のある2番手というのがピッタリ当てはまるように思います。
シールズの良さは、なんといってもそのタフネスぶり。8年連続200イニング登板をクリアしている選手は、昨今のメジャーではそうそういません。先発として確実に33登板前後を期待できる点は評価が高いです。昨季も34試合に登板し227イニングを投げています。それだけのイニングを投げられるのは制球力がいいからです。昨季は与四球率は1.74でリーグ6位、大崩れしない計算できる先発投手ということを考えると契約内容は誰しも納得できるものでしょう。
ただ、それだけのイニングを投げているということは、裏を返せば勤続疲労がいつ出てもおかしくないということでもあります。契約期間が4年になったのはその辺りの事情もあるのかもしれません。速球の球速がむしろ増していることやチェンジアップが武器の投手ですから肘の問題が発生する可能性は低いとメジャーのフロントは判断したのだと思いますが。
これでパドレスの先発陣はかなり強力になりました。アンドリュー・キャッシュナー、タイソン・ロス、イアン・ケネディにシールズが加わり、かなり期待できます。打線も強化されていますから、援護もそれなりに期待できるでしょう。ただ、レフトがジャスティン・アップトン、ライトがマット・ケンプと言われていますから、となるとセンターはウィル・マイヤーズに任せることになります。元は捕手で外野守備はそこまで高く評価されている選手ではありません。ペトコ・パークはピッチャーズ・パークと言われていますが、これも裏を返せば外野が広めであるということです。少し心配な点ではありますね。
これでナ・リーグ西地区でパドレスは2番手となりました。ジャイアンツも、マット・ケインが復活し、ティム・リンスカムがサイ・ヤング賞の頃の輝きを取り戻せば先発3番手まではドジャースをも凌駕しますが、特にリンスカムの復活は厳しいでしょうね。ドジャースもうかうかできません。面白くなってきました。
サンディエゴ・パドレスと4年7500万ドルという契約内容のようです。個人的には5年9000~9500万ドルくらいかなと思っていたのですが、まあ妥当な内容と言えるのではないでしょうか。
シールズは、いわゆるパワーピッチャータイプではありません。昨季のロイヤルズではエース格でしたが、ちぎっては投げちぎっては投げという感じではなく、安定感のある2番手というのがピッタリ当てはまるように思います。
シールズの良さは、なんといってもそのタフネスぶり。8年連続200イニング登板をクリアしている選手は、昨今のメジャーではそうそういません。先発として確実に33登板前後を期待できる点は評価が高いです。昨季も34試合に登板し227イニングを投げています。それだけのイニングを投げられるのは制球力がいいからです。昨季は与四球率は1.74でリーグ6位、大崩れしない計算できる先発投手ということを考えると契約内容は誰しも納得できるものでしょう。
ただ、それだけのイニングを投げているということは、裏を返せば勤続疲労がいつ出てもおかしくないということでもあります。契約期間が4年になったのはその辺りの事情もあるのかもしれません。速球の球速がむしろ増していることやチェンジアップが武器の投手ですから肘の問題が発生する可能性は低いとメジャーのフロントは判断したのだと思いますが。
これでパドレスの先発陣はかなり強力になりました。アンドリュー・キャッシュナー、タイソン・ロス、イアン・ケネディにシールズが加わり、かなり期待できます。打線も強化されていますから、援護もそれなりに期待できるでしょう。ただ、レフトがジャスティン・アップトン、ライトがマット・ケンプと言われていますから、となるとセンターはウィル・マイヤーズに任せることになります。元は捕手で外野守備はそこまで高く評価されている選手ではありません。ペトコ・パークはピッチャーズ・パークと言われていますが、これも裏を返せば外野が広めであるということです。少し心配な点ではありますね。
これでナ・リーグ西地区でパドレスは2番手となりました。ジャイアンツも、マット・ケインが復活し、ティム・リンスカムがサイ・ヤング賞の頃の輝きを取り戻せば先発3番手まではドジャースをも凌駕しますが、特にリンスカムの復活は厳しいでしょうね。ドジャースもうかうかできません。面白くなってきました。