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ミヤーンのブログ

広島カープやアマチュア野球、MLBなどに関する記事を書いていきます

私がアメリカ留学時代、煙草を吸うか?とアメリカ人に訊かれました。NOと答えると、それは健康にいいね。じゃあ、マリファナは吸うか?と続けて質問が来ました。首を大きく横に振ってNOとはっきり答えると、何であんないいもの吸わないんだ?と言われて驚いたことがあります。

私が留学していたのはワシントン州シアトルで、当時はまだキングドームでした(笑)。ワシントン州は現在、マリファナを合法化した州です。25年以上も前からその土壌はあったということでしょう。

昨今では日本でも危険ドラッグが広まりつつあり、昔に比べるとドラッグへの入り口は近くにあるように感じてしまいますが、アメリカの場合はコカインがメインで、日本はアンフェタミン系の覚せい剤が主流と違いもあります。しかし、ドラッグの誘惑はアメリカの方がはるかに多くハードルも低いように感じます。

そんなドラッグに溺れてしまったのがダリル・ストロベリー外野手です。

1980年のドラフト全米1位指名選手。1983年にはメジャーに昇格し、一躍ニューヨーク・メッツのアイコン的な選手になりました。甘いマスクにスラリとした細マッチョの体型、そして流麗なバッティングフォームと、スーパースターになること間違いなしと当時、多くの人は思ったものです。当初はメジャーへの対応に苦しみましたが、それでもメジャー1年目から26本塁打を放ち、長打率.512、OPS.848という素晴らしい成績(当時はOPSなんて誰も言ってなかったですし、長打率も重視されていませんでしたが)。ただ、当時からプレッシャーは並大抵ではありませんでした。そのため高校時代から口にしていたアルコールに加えてドラッグにも手を染め、過度のプレッシャーから逃れようとしていたようです。当時はドラッグに対する認識がまだ甘く、ドラッグに走る選手は決して少なくなかったようです。それでも成績は落ちることもなく、さらにドワイト・グッデン(彼もドラッグで身を滅ぼした一人ですが)ら、優秀な選手が育ったこともあり、メッツは一気に強豪チームの仲間入りをしました。1986年には108勝という圧倒的な強さを見せ、ワールドシリーズも制覇。ストロベリーも中心選手として活躍しましたが、ドラッグ依存はますます悪化し、チームメイトと衝突したり、1990年1月にはDVと脅迫で逮捕されてしまいます。そこで自身がアルコール依存症であることを認めて矯正施設に入れられてしまう始末。90年オフにはFAとなりましたが、そんな選手をメッツも積極的に引きとめることはなく、故郷であるロサンゼルス・ドジャースに移籍。移籍初年度こそまずまずの成績でしたが、以後は怪我などで出場試合が大幅に減り、さらに薬物使用を認めてまたしても矯正施設送りに。ドジャースも愛想を尽かしたのか、契約残があったにもかかわらず解雇。拾われたジャイアンツでも薬物検査陽性などトラブル続きでまたしても解雇。そんなストロベリーを拾ったのはヤンキースで、紆余曲折はありましたが、1996年はオリオールズとの優勝決定シリーズで活躍。1998年には101試合に出場し、24本塁打、OPS.896と好成績をマークしましたが、結腸癌でポストシーズン出場はなりませんでした。翌年、麻薬不法所持で逮捕され、さらに2000年には3度目となる一年間の出場停止処分となり、そのまま引退。その後も何度かドラッグ絡みでニュースに登場しました。

ジョシュ・ハミルトンのニュースを見た時、私は反射的にストロベリーを思い出しました。二人ともその才能に疑いはなく、仮にドラッグの誘惑に負けてさえいなければ殿堂入りも確実なメジャー屈指の強打者として名を残していたでしょう。本当に残念でなりません。

ドラッグの誘惑は一度味わってしまうと抜けがたいものなのでしょう。多くの人が繰り返しドラッグに手を染めてしまいます。一方で、今季からツインズの監督に就任したポール・モリターのようにドラッグから立ち直り、42歳まで現役を貫いた選手もいます。

彼らのどこが何が違ったのか。選手の才能がこんなことで潰されてしまうのが、私は残念でなりません。
エンジェルスのジョシュ・ハミルトン外野手がコカインの再使用を認めたとの報道がありました。

報道によると、調停委員が選ばれて、今回の一件が薬物規定違反に当たるかどうかが判断されるようです。ハミルトンは過去にも3シーズン、薬物規定違反で出場停止処分となっており、仮に今回の一件が4度目と判断された場合、今季は全試合出場停止処分となる可能性もあるそうです。

ジョシュ・ハミルトンは1999年のドラフトでタンパベイ・デビルレイズ(現レイズ)から全米1位指名を受けたほど才能にあふれた選手です。高校最終年のハミルトンは、投手として47.0イニングを投げて7勝1敗、奪三振83という驚異的な記録をマーク。一方、打者としても打率.556、11本塁打、34打点をマーク。投手か打者かで大いに騒がれ、プロでは野手と指名されました。しかし、天才ゆえの繊細さがあったのか、怪我で欠場時に寂しさを紛らわすためにタトゥーを入れ、そしてアルコールとドラッグに染まっていきました。しかしその後、周囲の助けもあって酒とドラッグを断ちましたが、そんな状態では成績も伸びず、ルール5ドラフトでカブスに指名され、直後にレッズにトレードされていきました。そしてオープン戦での活躍が認められ、2007年シーズンは90試合に出場、19本塁打を放って才能の片鱗を発揮し始めました。すると今度はレンジャーズにトレード。ちなみに2007年オフには、オリオールズの左腕エリック・ベダートとの交換要員としても名前が挙がりました。この時、一緒に交換要員とされたのがジョイ・ボトー一塁手と右腕ホーマー・ベイリー。このトレードが成立していれば、オリオールズはもっと早く強豪復帰していたかもしれませんね。

精神的にまだ弱いところがあるからとサポート役がついていたりしたこともあり、レッズ時代のハミルトンはクラブハウスで浮いていたと言われています。しかし、移籍したレンジャーズは水が合ったのか、移籍初年度から打点王を獲得するなど活躍。ようやく才能の見合った成績を残せるようになりました。レンジャーズ時代は球団のサポートも手厚く、成績も安定していましたが、それでもアルコールの誘惑に負け断酒の誓いを何度か破っています。FAとなった時、レンジャーズはそのドラッグ遍歴などから(ドラッグの摂取によって肉体の衰えは表面上現れているよりはるかに上ではないかと言われていました。実際、故障は多い選手ですが)長期契約はリスクが高いと考え、最終的にはエンジェルスと5年1億2500万ドルで移籍。しかし、移籍後2年間の成績は高額契約に見合うものではなかったのは皆さん、ご存じのとおりです。

仮に1年の出場停止となれば、これはもう不良債権どころの騒ぎではありません。ただ、メジャー枠に置いておく必要がないということは、単純に選手枠が1つ空くとも言えるわけで、高額所得ベンチウォーマーよりはマシなのかもしれませんが。

日本でも危険ドラッグなど、薬物は昔より身近に感じられるようになっている気がします。薬物の誘惑などに負けず、頑張ってもらいたいものです。
結論から言います。いません

というわけで、本日はここまで!……というわけにもいきませんので、どうしてそう考えたかを書いてみようと思います。

まず、身体が根本から違います。日本だと180cmもあれば大型ショートと呼ばれると思いますが、メジャーだとプラス10cmはないと大型ではないでしょう。当然、付随する諸々の身体能力もまるで違います。スピード、パワーは圧倒的にアメリカンですし、反応速度も早いです。体格が小さい分、小回りでは日本の選手の方が上回るかもしれませんが、総合力、アスリート能力ではどう考えてもアメリカに分があります。これはもう、肉食えとか牛乳飲めのレベルの話ではないでしょう。DNAのレベルの話です。日本ではパワーヒッターでも、メジャーに行けば並みかそれ以下という例は現実にあります。漫画やアニメレベルの選手でも出てこない限り、日本人で打てる大型遊撃手がメジャーに出てくることはないでしょう。

ですが、身体能力は別としても、守備の技術だけなら日米でそう差はないはずです。事実、高い守備技術を要求されるセカンドならそこそこ通用した選手はいます。井口、岩村などです。もう笑うしかないレベルの猛肩とかはともかく、日本人でもある程度の肩の強さがあれば、あとは正確なスローイングで補えるはず。実際、ポジションは違いますが、イチローはメジャーでもレーザービームと呼ばれる強肩を披露してくれたわけですから。しかし、ショートというポジションを見ると、日本人が通用しているとは言えません。何故か?

理由の一つとして、日本人はゴロを身体の正面で捕るように子供のころから教えられているというのがあると思います。メジャーの選手は逆シングルで打球を捕っています。無理に身体をまわりこませようとはしません。特に三遊間の深い打球を見るとそれがわかります。三遊間の場合は逆シングルで捕球した方が送球体勢に入りやすいからというのも理由の一つかもしれません。二遊間の場合だと送球距離が縮まりますから、特にメジャーの選手ならスナップスローでもランナーを刺せます。わずかな違いかもしれませんが、子供のころから体に染みついた習慣はそうそう変えられるものではありません。打球を逸らさないために正しい捕球姿勢は大事ですが、アメリカの場合はその辺りの感覚が我々とは異なるのでしょう。打球を身体で止めろなんて指導は日本だけなんだろうと思いますし(笑)。アメリカでそれをやって子供に怪我させたりしたら大変ですし(笑)。あ、それは昨今の日本も同じか(笑)。少し話がそれましたが、やはり、野球とベースボールは別物なのです。

まあ、NPBだけでなら、ジーター並みの成績を残す選手は出てくるかもしれません。一時期、高校野球は右投げ左打ちの三番ショートばかりでしたが(笑)、最近はちゃんと右打ちのショートも育っています。ただ、そんな彼らに見習ってほしいのは、ジーターの守備範囲が狭くてもメディア受けする派手なジャンピングスローでも、お姉ちゃんとっかえひっかえの派手な女性遍歴でもなく、一つの球団で40歳までプレーを続けたその姿勢です。

え?それでもメジャーに挑戦したい?…・…やめときんさい、野手で通用したんはイチロー松井秀喜だけなんじゃけえ……