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ミヤーンのブログ

広島カープやアマチュア野球、MLBなどに関する記事を書いていきます

既に昨シーズン限りと言われていたアダム・ダン選手が正式に引退を表明しました。

イメージ的にパワーがあるが足が遅い感じがしますが、高校時代はアメリカンフットボールでも鳴らし、優秀なクォーターバックとして知られていました。しかし、大学で他のポジションにコンバートを言い渡されたことで野球に専念することになりました。

デビューイヤーでいきなり長打率.578をマークし、66試合出場ながらOPS.949という優秀な数字を残しました。翌年からはレギュラーとなり、2004年から2008年(シーズン途中でダイヤモンドバックスに移籍)の5年連続40本塁打以上をマークしています。以後、ナショナルズ、ホワイトソックスと移籍を繰り返し、昨季はシーズン途中でアスレチックスに移籍し、自身初のポストシーズン出場権を獲得しましたが、ワイルドカードゲームでは出場機会がなく、シーズン終了後に引退を表明していました。

通算2001試合に出場し462本塁打1168打点をマークしたスラッガー。通算打率は.237で1317三振と、ここの数字だけを見るとブンブン丸かと思われがちですが、通算出塁率は.364となかなか優秀な数字で選球眼は優れています。打球をじっくり見るタイプの選手のため追い込まれて三振というパターンも多い代わりに四球で出塁することも多いという、日本ではちょっと見られないタイプです。長打率は.490でOPS.854という数字は、二・三塁打が少なかったことを表していると思います(通算で二塁打は334、三塁打は10でした)。

本人は、チーム内でも足は速い方と言ってますが、決して俊足ではありません。それでも2年目には19盗塁をマークしていますから、思ったほど鈍足というわけでもなさそうです。とはいえ、外野の守備範囲は狭く、エラーも多いです。飛んでくる打球をじっくり見てしまうからでしょうか(笑)。肩はアメフトのQBをやっていただけのことはあまりなく、平均レベルでした。

三振か四球かホームランかというスタイルは、何人か後継者候補もいますが(笑)、非常に特徴的で個人的には好きな選手でした。まだ35歳ですから、まだやれそうに思うのですが、自分の思い通りのプレーが出来なくなったということかもしれませんね。お疲れ様でした。

タンパベイ・レイズとオークランド・アスレチックスとの間でトレードが成立しました。

レイズ放出
ベン・ゾブリスト内野手
ユネル・エスコバー内野手

アスレチックス放出
ジェイソン・ジェイソ捕手
ダニエル・ロバートソン内野手
ブーグ・パウエル外野手

ゾブリストについては、サンフランシスコ・ジャイアンツとの間で噂があったのですが、アスレチックス遺跡となりました。サンノゼ移転を認めてくれないジャイアンツに対する嫌がらせでしょうか?(笑)

今オフのアスレチックスを見ていると、主力選手の放出が目立ったのですが、決して単なる再建モード突入というわけではなく、勝ちも意識しているように見えるトレードです。

一方のレイズは完全に再建モード突入のようです。ジェイソは一定の実績のある左のスラッガータイプですが、あとの2選手はまだA+の選手で、両名ともなかなかの強打者のようですが、メジャー昇格はまだ少し先になるでしょう。つまりレイズは二遊間のレギュラーをプラトーン用の捕手(左投手には弱いタイプです)と若手有望株との交換で放出したことになります。両名とも2015年はオプション契約で、契約延長は難しいと判断したのでしょうか。ちなみに、二人合わせた年俸は1250万ドル。レイズの年俸総額が7700万ドル弱ですから、結構な年俸カットになっています。

セカンドはローガン・フォーサイスに任せるとして、来季のレイズのショートのレギュラーは韓国籍のハクジュ・リー選手になるのでしょうか?しかしこの選手、ずっと長いこと有望株として紹介されていますが、怪我もありなかなか出てきていませんが……打撃面が弱いとも言われており、かつてよくいた『百万ドルの守備、5セントの打撃』タイプになってしまうかもしれません。

<追記>レイズはFAのアズドゥルバル・カブレラ内野手と契約を交わしました。ポジションは二遊間で主にショートを守っていた選手。打撃はまずまずですが、守備面の評価はあまり高くありません。とりあえず、ショートのレギュラーは固定できそうですね。

ウィル・マイヤーズの放出といい、一連の若手有望株を獲得したトレードといい、レイズは本気で身売りを考えているのかなとしか見えません。球場の使用契約がたっぷり残っていますので、簡単に移転はできそうにありませんし。前も書きましたが、それならフリードマンGMがいなくなったことも腑に落ちるんですよ。しかし、低予算でも勝てます!を現実のものとしていたレイズがこのまま凋落していくのは見たくありません。頑張ってほしいところなんですけどね。
アメリカの野球殿堂入り選手が発表されました。

満票で549票ですが、トップの534票を得たのがビッグユニットことランディ・ジョンソン、続いて500票のペドロ・マルチネス、455票のジョン・スモルツ、そして454票のクレイグ・ビジオと、ほぼ予想通りでした。

ちなみに4選手以上が同時に選出されたのは60年ぶりとのことです。

ランディ・ジョンソンについては言うまでもありません。208cmの長身で、腕の長さを活かしたサイドスローからの速球とスライダーは驚異でした。やや晩成型でしたが、40歳を過ぎても一線級であり続けました。

ペドロ・マルチネスも、全盛期はアンストッパブル。さほど大柄ではありませんでしたが、絶好調時のペドロはまるで打てる気がしなかったと多くのライバルたちが語っています。

ジョン・スモルツは200勝と150セーブを達成した速球投手。メジャーの歴史でも、先発としてもクローザーとしても一流だったのは、通算390セーブのデニス・エカーズリーとスモルツくらいでしょう。

クレイグ・ビジオはアストロズの中心選手として長く活躍した選手。プロ入りした時は捕手でしたが、打撃を活かすためにセカンドに転向し、メジャー通算20年で3060安打をマークしました。

文句のない面々ですが、ペドロについては、ちょっと殿堂入りには物足りないんじゃないかなとも思います。通算219勝は殿堂入り選手にしてはあまりに少ない。1999年くらいの活躍があと3年もあればと思いますが、瞬間最大風速をちょっと過大評価しすぎじゃないかなと。もちろん、全盛期のペドロはどの時代の大投手と比べてもそん色ないとは思いますが。

そもそも、殿堂入りは記者投票で、基準というものがあいまいです。ブルース・スーターリッチ・ゴセージが殿堂入りしているのに通算セーブ記録の持ち主だったリー・スミスは選出されていません。この三者、比べてみてもいずれ劣らぬ実力と実績の持ち主なんですが、この違いはなんでしょうか。

また、恐らくこの先しばらくは、殿堂入りとなれば薬物疑惑のある選手への投票が話題になります。疑惑の真っ只中にいると言ってもいいバリー・ボンズロジャー・クレメンス。ステロイド検査で陽性が出ている(本人は否定)ラファエル・パルメイロは昨年で資格を失い、議論の対象にもなっていませんが(3000本安打をクリアしており、成績だけなら文句なしですが)、同時代に好成績を残したがために疑惑を懸けられているマイク・ピアザジェフ・バグウェルなどもいます。まあ、ボンズやクレメンスのそのムキムキの肉体を見たら使用の可能性は限りなく高いと思いますが(若いころと比べて、トレーニングだけであそこまでになるかは個人的に激しく疑問です)。マーク・マグワイアのように使用を認めている選手もおり、本人が否定していれば単なる疑惑に過ぎないというのもちょっと乱暴かなとも思います。特に(恐らくステロイドは使っていなかった)若かりし頃から好成績を残し、怪我さえなければ将来の殿堂入りも確実視されていたボンズとクレメンスについては、疑惑の対象となってしまったこと自体が残念でならないのですが。

個人的には、野球史の負の歴史として、ステロイド疑惑のある選手は殿堂入りさせてほしくありません。とはいえ、アンフェタミンなどのPED(パフォーマンス向上薬)はどうするのかと言われたら確かに言葉もありません。禁止薬物という可能性を理解した上での使用であればNGとしていいとも思いますが、ステロイド時代の選手たちにそうした意識が果たしてあったかどうか。これはアンフェタミンにも言えることではありますが。

恐らく、来年の今頃もこの話題に関する意見がいくつか出てくるでしょう。結論に至ることはないと思いますが(苦笑)。大リーグ機構がそろそろ本気で取り組んでくれれば問題解決の道筋も見えてくると思うのですが、昔から薬物には甘いからなあ……