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ミヤーンのブログ

広島カープやアマチュア野球、MLBなどに関する記事を書いていきます

ちょっと色々している間に青木宣親がジャイアンツと契約したり、エヴァン・ギャティスがトレードで、コルビー・ラスマスがFAでアストロズと契約したり、油断しているこうなるというお話です(笑)。

そんな中、今オフFA最大の目玉と言われていたマックス・シャーザーがワシントン・ナショナルズと7年2億1000万ドル(支払いは14年×1500万ドルらしいですが。税金対策でしょうか?)で契約しました。これは、投手としてはクレイトン・カーショウがドジャースと結んだ契約に次ぐもので、MAX契約と言っていいと思います。

シャーザーがブレイクしたのは2012年と言っていいと思います。前年174だった奪三振が231に大幅に増えています。ただ、投球イニングは2010年には195イニングをクリアしており、2012年は187.2イニングと少しだけですが数字が落ちています。また2010年には2.63だったK/BBが3.11に向上していますからブレイクの兆候はあったということになります。

2014年は220.1イニングを投げて252奪三振と、三振を奪う能力は年々向上しています。鉄腕ジャスティン・バーランダーが2013年からやや不調なところに出てきた、タイミング的にもベストの時期にブレイクしたと言えます。ただ、バーランダーが結んだ契約が7年1億8000万ドルだったことを考えると、シャーザーの要求はやや高かったのも事実です。バーランダーがタイガース生え抜きなのに対してシャーザーは生え抜きでなかったことも移籍に繋がった可能性はあります。ただ・・・

どうしてナショナルズだったのかなあという疑問は残ります。ナショナルズには既にバーランダー、ジマーマン、フィスター、ゴンザレス、ロアークと5人の先発投手が揃っています。年齢的なことを考えても、シャーザーにこれだけの金額を出す必要があったのかな、と思います。また、シャーザーは来季開幕時点で30歳。メジャー7年で1239.1イニングを投げています。登板イニング数ではカーショウの方が投げていますが、カーショウはシャーザーより4歳も若いです。鉄腕と言われていたバーランダーですら突然ああなりました。シャーザーも、いつ勤続疲労で成績が下降しても不思議はありません。これらを考えると、このMAX契約には、個人的には疑問が残ります。まあ、契約後半の2~3年はナショナルズも半分捨てているでしょうが(笑)

そして、さらに不可思議なのはナショナルズがジマーマンかストラスバーグの放出を考えているというニュースでした。ジマーマンはシャーザーより2歳、ストラスバーグは4歳も若いのですジマーマンは今季で契約が切れますし、タイミング的にはあまりよくはないのですが、放出を考えるのもわからなくはありません。どれだけ有望株を得られるかは疑問も残りますが・・・しかし、ストラスバーグの代理人は確かシャーザーと同じスコット・ボラスだったはず・・・確かにストラスバーグの場合、故障リスクは決して低くありません。有望株が欲しいのならストラスバーグを出した方がいいとも思いますが、他球団が故障リスクを考えて足元を見てくる可能性もあります。それに、ストラスバーグの次の契約はどう考えてもシャーザー以上を要求してきそうですし、欲しがる球団があるかなあ・・・

こうして考えると、ナショナルズはエース級の2人のうちどちらかを放出する必要に迫られていた。うち一人については放出のタイミングも今オフしかない。ナショナルズは来季も優勝を狙う体制。となると、エース級を新たに確保する必要がある。う~ん、シャーザーにとってはいい環境が整っていたんですねえ。うんうん、不可思議でもなんでもない、すべては必然だったと言えますね。それにしても・・・ちょっと出しすぎでしょう(笑)
FA戦線もかなり落ち着いてきました。とはいえ、マックス・シャーザージェームズ・シールズの2トップをはじめ、まだまだ有力なFA選手は残っています。そして、青木宣親、イチローもまだ所属先が決まっていません。

イチローの場合は年齢的な問題に加えて動体視力の低下を指摘する声もあり、元々四球を多く選ぶタイプではないことからメジャーではあまり好まれないというのもあるかもしれません。打率の低下が出塁率の低下に直結してしまいますからね。

しかし、青木については、少なくとも昨年11月の時点では引く手あまたの状況と言われていたのですが、なかなか決まりません。残留を強く希望していたと言われたロイヤルズもアレックス・リオスと契約し、外野の4枠は埋まってしまいました(昨季のリオスは、特に打撃成績は全然でしたが)。

青木の長所として言われるのが出塁率の高さと三振の少なさ。出塁率は..349で、三振は10打数に1回の割合ですから、いずれも優秀な数字と言えます。一方で長打率は.360で、ISO(長打率-打率で計算され、打者の純粋な長打力の指数です。単打でも数値の上がる長打率の欠陥を補うものとされています)は.075ですから、長打力については数字を残していないと言ってもいいかもしれません(昨季、ISOのメジャーワーストはフィリーズのベン・リビアがマークした0.55です。ちなみにこの選手、出塁率.325に対して打率.306で、フル出場ながら二塁打も13本しか打ってないという単打製造機です)。また、外野守備は優秀と言われていますが、昨季に関しては守備防御点-8という数字になっています。

先頭打者に向いているが長打はあまり期待できず、外野守備も及第点レベル。恐らく多くのメジャー関係者はこんなふうに判断していると思います。青木は3年契約を希望しているという話がありますが、その点も多くのGMにとって判断材料になっていると思います。2年契約くらいならロイヤルズ残留になったのではないでしょうか。コアになるタイプの選手ではなく、あまりこういう比較はしたくないのですが、イチローと比べても観客動員、特に日本人の観客数の大幅増加は望めない。加えて開幕時点で33歳という年齢も3年契約を躊躇する一因になっていると思います。

前から噂になってまだ続いているのが、ネルソン・クルーズニック・マーケイキスという二人のレギュラー外野手を失ったオリオールズですが、ブルージェイズからFAになっているコルビー・ラスマスとどちらを選ぶかという話になっているとも言われてます。ラスマスは若いころから才能を期待されていて、守備も良く、長打力も備えていますが、基本的に打率は低めで、性格的な問題も昔から指摘されている点がネックになっているのかもしれません。お父さんが口を挟んできたりもしましたからねえ……

もうひとつ、サンフランシスコ・ジャイアンツも興味を持っているようですが、2年契約になるのではという話です。ジャイアンツもライトのレギュラーがFAで抜けましたから。

いずれにしても、契約年数を譲歩しても早めに決めた方がいろいろ得だと思うのですが。キャンプインまでずれ込むと招待選手とかマイナー契約なんて可能性も出てきますし。果たしてどのユニフォームに袖を通しているんでしょうね。ピンストライプ・・・(ボソッ
またぞろダルビッシュ有投手放出の噂が出てきました。とはいっても、今オフの話ではありません。レンジャーズの調子が上がらず、再建モード突入となった時に放出されるのではという話です。

ええっ!?と思う人も多いかもしれませんが、それなりに長くメジャーリーグやNBAを見てきた私には別に驚くほどの話ではありません。よくある話です(笑)

ダルビッシュが注目されるのには理由があります。実績面で申し分ないこと、年齢的に若いこと、そして契約残が非常にお買い得なものであることです。契約残は3年3100万ドル。金額的にバーゲンと言っていいと思いますし、シーズン途中に獲得しても翌年と翌々年も契約があるというのは大きいです。多くの場合、契約最終年か2年の契約残というパターンのトレードになりますから。

ただ、レンジャーズが要求する見返りも相当なレベルになると思います。トッププロスペクトを2~3人用意しないとトレードは成立しないでしょう。レンジャーズにしてみれば、かつてマーク・テシェーラをブレーブスに放出した時に大きな見返りを得たことがあり、当然二匹目のドジョウを狙ってくるでしょうから。ちなみにその時獲得したのがネフタリ・フェリース投手、マット・ハリソン投手、ジャレッド・サルタラマッキア捕手、エルビス・アンドゥルース遊撃手です。凄いメンツですよね。クローザー、先発二番手、(レッドソックス移籍後ですが)レギュラー捕手、レギュラー遊撃手。よくまあ、こんな美味しいトレードが成立したものです(笑)。これの再現はまず無理としても(多くの球団が有望株の放出に慎重になっていますから)、これに近いレベルでないとトレードは成立しないでしょう。

仮に再建モードとなればエイドリアン・ベルトレー三塁手やデレク・ホランド投手らも放出されるのではと言われています。しかし、一番美味しいトレードが望めるのはやはりダルビッシュでしょう。NBAの場合だと極端な年俸格差のあるトレードはできませんが、MLBでは全く問題がありません。保有選手数の関係などもあって、野球とバスケが同じというわけにもいかないでしょうから。

もちろん、フィルダーや秋らがしっかり打ってチームが優勝争いに絡んでいればこんな話は出てきません。ただ、エンジェルスも戦力は整っていますし、マリナーズも打線を強化しています。アスレチックスは少々厳しいかもしれませんが、侮れないことは過去数シーズンで証明されています。果たしてどこのチームがダルビッシュを獲得するのでしょうか。ヤンキースではないと予言しておきましょう(笑)