高校1年生の、上の娘の話。
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下の娘(中2)は
バレーボール部です。

中1のとき、娘が
「バレーボール部に入部する」と言い出した時は
大丈夫か…?と心配した。

娘の中学のバレー部は
小学生の頃からジュニアクラブに入って練習してきた「上手い子」が多いと聞いていたし、
背も低いのでアタッカーには不向きかもだし、
頑張ってもずっとレギュラーにはなれないかもな、と。。

しかし「バレー、たのしい!」と
ジュニアクラブ経験者に混じって
なんとか頑張って練習してきた娘。

そんな娘が先日
「私もクラブチームに入部したい」
と言い出した…

学校のバレー部に所属しつつ、
学校の部活が終わったら
クラブチームでまた練習するというのだ。

実は私はこの申し出にはちょっと葛藤があった(^_^;)
学校の部活は娘は自力で通えるけど
クラブチームの練習場所は
車で片道1時間掛かる距離。
しかも練習は土日の夕方から夜まで。

「あのさ…うちは母子家庭やん…?
お母さんは、お母さんでありながら
大黒柱でもあるわけやん…?
そして、お母さんの仕事は土日にご予約いただくことが多いわけよ、知ってるよね…?
クラブチームに入ったら
送迎しなくちゃならないよね?どうすんの?
往復2時間掛かる距離を、
毎週は送迎できんよ?
頑張りたい気持ちを応援してやりたいけど、
お母さんから仕事を奪ったら
バレーどころか食べていけんやん…?」
と私。

聞くところによると
同じ中学のバレー部の友達も数人
そのクラブチームに入っているから
親同士でローテーションを組んで
送迎しているらしい。
そこに入れてもらえば
月に1.2回、私も送迎すればなんとかなるみたいで…

というわけで先日、娘は
クラブチームに体験入部させていただいた。

学校の部活を終えたあと
休む暇なく娘はクラブチームへ。
クラブチームでは4時間練習があった。

※私は対面リーディングのご予約をいただいてたから
お友達のお母さんが行きは連れてってくださり
私は1時半、遅れて体育館へ…

私が着いた時刻にはもう
娘は汗でずぶ濡れになり、髪の毛から汗のしずくが滴っていた。
水分補給の数分以外は
ほとんど休憩もなく
チームの方々も娘もずっと練習していた。

ズバーンとあちこちの方向に打ち込まれるアタックを
飛び込むようにレシーブで受け
すぐに立ち上がり
「お願いします!」と熱い目で言うとる…

♪ボールになって〜 飛んでくる〜
悲しみが苦しみが〜
と、昔観たアニメの燃えろアタックのテーマソングが脳裏に流れた。

…娘の中学のバレー部の他の子たちは
小学生の頃からやってきていて
更に今も、学校の部活が終わったあとに
ここにずっと通って練習してきているのだよなー。
 
今からクラブチームに入っても
レギュラーになれるかどうかなんてワカンナイ
無理かも知れない。
…けど、娘もこれぐらい練習しなくちゃ
追いつけないことは確か。
万が一、学校の部活のレギュラーになれたとしても
プロにはなれないだろう

シビアに言えば、1円のお金にもならない努力だけど…逆にそういう努力こそプライスレスなんだよな〜…


体験入部が終わり

どしゃぶりの台風の中を歩いてきたみたいな

ずぶ濡れで汗臭い娘に

帰り道、車の中で聞いてみた。

私「学校の部活よりキツかった?」

娘「うん!」

私「部活のあと、クラブチームでの練習はさすがにバテたんちゃう?」

娘「うん!おなたすいたー!」

私「…どうする?クラブチームは今日は体験入部だから、入らなくてもいーんだよ?」

娘「入りたい!いっぱい練習したい!(目がキラキラ☆)」


…あーあ、負けた(笑)

【青春の力】に負けた(笑)


私はこれから

送迎の当番が回ってきた日は

午後は仕事できん日がやってくる。

片道1時間掛かるから

「娘たちを送って、迎えに行く時間までに

一旦仕事部屋に戻る」のは難しいから

きっとその日はガッツリ練習を見ることになるだろう。


それはマイナスか?

「いや、ひょっとしたら逆に

今までとは違うパワーの作品が組めるようになるかもしれないな」

と、ちょっと思った。

…………………………

学校の部活。

埼玉県では明日、明後日と【学総(学校総合体育大会)】が開催される。


学総での試合を1位通過すれば県大会出場

そこで勝ち抜けば、全国大会


もちろん、県大会や全国大会に進める学校は一握りだけで

敗退ところで、それで3年生部員は引退となる。


まだうちの娘は2年生なので

明日からの学総の試合には娘は出ない。


しかし、ゆうべも遅くまで

一心不乱に3年生の先輩に渡す

「学総のお守り」をフェルトを縫って作っていた。


「来年の学総は、お母さん試合、観に行くからな!」

と私。


今から1年間、クラブチームへの送迎のローテーションに入って

娘だけではなく他の部員の子も送迎し

練習を眺めることになるのだ

そんなことしたら、もう

来年の学総大会は

勝っても負けても私はきっと泣いたり感動したり

きっと、するだろう


来年、この子たちの部活が引退になったあと

子どもたちのほうが受験への切り換えが早く

私が一番バレー部ロスになったりして←ありうる(^_^;)


上の娘はバイト。

下の娘は部活。

私は送迎ローテーション保護者として

「それぞれの青春」が

始まろうとしてます。


我が家はいま「春」です(笑)