👉ミルの自己紹介
先日の娘の部屋の模様替えで出来た、
居心地の良さげな読書コーナー
イケアでこの棚を娘が選んだ基準は、
ただ「色や形が気に入ったから」、
「お値段リーズナブルだったから」
だけ、ではありません。
我が家では、もう一つの
「裏基準」があります。
それは、アレルギーと化学物質過敏、電磁波過敏がある娘にとって
安心できる材質であるかどうか?
です。
我が家の家族は、娘だけがアレルギー体質というわけではありません。
親である私や夫も、アレルギーを持ち合わせていますし、
兄弟達も、程度の差はあって軽いですが、全くないわけではありません。
一番感受性が高く、すぐに結構辛い症状が出てしまうのが娘です。
私自身もアレルギー体質なので、
娘ほど急激な症状は出ませんが、
「あ、これは娘にヤバそう・・・」というものを、
自分の体で感じて事前に察知することができるのが幸いです。
価格が比較的安価な、
合板などを多く用いた組み立て式の家具は、
特に注意が必要。
たとえ安全マークのようなものがついていたとしても、
何らかの揮発性のニオイが感じられたら、
もう多分、娘にとっては危険です。
それを部屋に置いた時点から、
彼女はその部屋にいられなくなります。
それを避けるために、
木質系の家具を買うときには
とても慎重になっています。
なので、木ではない材質のものがあれば、そちらを選ぶ、
という、暗黙の選択基準があり、
今回、
スチール製のもので、
気に入ったデザイン、
サイズ、カラーの物があったことで、
不安なく選択できたことが
娘は本当に嬉しかったようです。
これから先、
生活状況がどんどん変化していくであろう、
というとき、
収納する家具はできるだけリーズナブルなものを
予算を抑えて購入したいところです。
そのようなとき、カラーボックスに代表されるような、
合板でできた(組み立て式だったりする)家具は
本当にありがたいものです。
ですが、気密性の高い部屋の中に、
それが不用意に一つ置かれることで、
とんでもないことが起こるのだ、
ということを娘は
身を以て教えてくれています。
そのことによって、
私たち家族全体の健康も守られています。
・・・・・・
アレルギーの辛い症状をお持ちのご家族がいる方は、
衣・食・住の生活全般の、
思ってもいなかったような部分にまで、
トータルで注意が必要です。
気づかずにいる部分があるかもしれません。
でも、うまく回避したり、
乗り越えたり、
改善したり、
アレルギーとうまく付き合っていく方法があります。
私は、20歳前後にたくさんの症状が出てきて
自分がアレルギー体質であることを知り、
アレルギーは遺伝すると知って、
子供を持つことに絶望していた時期もありました。
けれど、心強い体験者である先輩から、
「アレルギー体質はあっても
症状を緩和し、健康を作って、
うまく付き合っていく方法があるのだ、
子供の様子から素直に学んで、乗り越えていくことで
子供だけでなく親も健康になれるんだよ」
と、教えてもらい、
希望を持って子供を持つことができました。
予想していた通り、生まれて間も無くから
かなりのアトピーの赤ちゃんだった娘でした。
ミルクに頼らない母乳育児をしようと必死になったところから始まり、
頭でっかちで、ガチガチの食養生の実践もしましたが
2歳になる頃には一山超え、
その後、3人の子育てを通して、
成長していこうとする命の
しなやかな強さを目の当たりにし、
抑えておかなければならない重要なことを踏まえつつも、
いらぬ力が抜けたり、
柔軟に考えたりができるようになってきた気がします。
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