かつて、りんご倉庫、酒造工場、シードル工場として建てられ使われてきたれんがの倉庫の建物。
その歴史的遺産の再活用を模索する中で、
現代美術の美術館としての再生へと動き出し、
市が土地と建物を取得して、
2020年に「弘前れんが倉庫美術館」として開館しました。
改修・リノベーションのデザインは、
高度な耐震補強と既存の煉瓦壁を内外無傷で保存する設計により、
建物の記憶を継承し、未来の時間へと引き延ばす建築”(HPより引用)を、
どこをとっても潔く簡潔でありながら、
妥協なく考え抜かれている細部に宿る美。
コールタールで塗り込められた壁は、
もう壁そのものがアート。
雨に濡れた中庭に佇む、
ここの再生の契機となった現代美術家・奈良美智の作品の見える
あえて低く切り取られたウィンドーのさりげなさ。
トイレのレンガの赤と真っ白な壁の色のバランスと清潔感。
階段の、深みがありながら美しい質感の左官仕上げ。
それらどれもが、
完全保存の煉瓦壁と響き合い、
作品と向き合う展示空間を
作り上げていると感じました。
訪れたのは7月下旬、
ちょうど青森県内5ヶ所の美術館が連携して開催されている
「ADMORI GOKAN アートフェス 2024」の会期中で、
蜷川実花展を堪能。
ダブルの興奮を味わいました。
#クワサコ住建 #新築工事 #リフォーム工事 #リノベーション #北国の家づくり #札幌市 #sapporo #hokkaido #japan #homebuilder #お家リフォーム #建築インテリアみて歩き #建築インテリア散歩 #建築みて歩き #美術館建築 #歴史の保存と継承 #リノベーション #レンガ #弘前市 #弘前れんが倉庫美術館 #田根剛 #奈良美智 #AOMORI GOKAN アートフェス2024#蜷川実花展