片づけにSDGsを取り入れて
をお伝えしています。
シンプル＝飾らず
スマート＝賢い、削ぎ落す
スタイル＝自分に合った様式・仕組み
に重点を置いた
暮らしの３Sを提案しています。
窓からの日差しが温かい。
心地よい冬の晴れ間です。
今日は家事力の話です。
仕事と生活というと
ワークライフバランスが大事
と言われます。
仕事量が増えると
生活の時間が減り
結果、生活の質が低下します。
それは幸せな状態とは言い難い。
最近は
ワークインライフ
とか
ワークライフインテグレーションのように
生活の中に仕事がある
生活も仕事もどちらも充実させる
という考え方が浸透してきています。
私はこれを
ワークライフオーガナイズという言葉を作って
第3の時間、自分の時間を作りましょうと
お伝えしています。
ライフは家事だけではなく
自分が生きるために必要な時間でもあります。
元気じゃないと
仕事も家のことも出来ません。
ひとり暮らしや単身生活になると
否が応でも家事をしなくてはなりません。
その経験もなく
ひとりで生きていきなさいと
独立させられるのは
かなり酷ですよね。
赤ちゃんのように
誰かお世話をしてくれるのとは違い
自分で自分を生かしていかなくてはなりません。
家事には
炊事、洗濯、掃除、生計（やりくり）、裁縫など
やることたくさん。
私はこれを家庭の５Sと呼んでいます。
家庭の５Sは
一朝一夕で身に付くものではなく
慣れていく必要があります。
子どもの時に
何もさせずにやってあげていると
何もできずに大人になってしまいます。
でも、大人だから
勘所をつかんで
やっていくうちに慣れて
そのうちできるようになります。
これって
仕事と似ているんですね。
仕事はやったことがなく
初めてのことでも
段々慣れていき
そのうちステップアップしていきます。
この慣れていくことや
ステップアップしていくことは
コンピテンシーという言葉で
表現されています。
仕事ができる人に備わっている
思考能力や行動特性と訳されています。
この職種については
ここまでは出来ていて欲しい
という求められる力があるとします。
まだまだな人もいれば
それ以上できる人もいるわけです。
ここまでできれば十分なのに
それ以上できる人は
創意工夫や実践して
自分の力をどんどん高めていくんですね。
家事も同じです。
ある程度できていればOK。
でも、それ以上の力を発揮する人もいます。
考える力と
それを実行する力は
家事においても生かされていきます。
だから、家事って
極めると面白いほど
のめり込むんです。
TVで掃除が得意なタレントさんが
汚い場所を見て
「こういうの大好物です」
と言ってピカピカにするのを見ると
ああ、コンピテンシー高いなー
と思っちゃいます。
もはや家事も職人芸になります。
実は、私もコンピテンシー
初耳でした。
職場研修などのご依頼をいただくので
最近のビジネス用語も
知っておく必要があるんです。
私に求められているのは
生活の質を高めることなので
仕事と家事を絡めてお伝えすると
わかりやすいかなと思うんですね。
ご自身が知っているビジネス用語が
家事にも応用できると気づかれると
家事をあまりしていない方も
楽しそうに聞いてくださいます。
だから
新しい言葉を聞くと
すぐに調べて
家事と取り合わせて
考える癖がつきました。
こういうところが共通している
こういう例え話ならわかりやすい
なんて考えていると
すごく楽しいので
脳トレにもなります。
いくつになっても勉強ですね。
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