片づけにSDGsを取り入れて
をお伝えしています。
シンプル＝飾らず
スマート＝賢い、削ぎ落す
スタイル＝自分に合った様式・仕組み
に重点を置いた
暮らしの３Sを提案しています。
今日は本の話です。
我が家は、子どもたちに
本だけは好きなだけ読ませてきました。
私が読み聞かせが好きだったこともあり
息子は生後6か月から
娘は胎教から読み聞かせ。
おかげで本は売るほどあります＾＾；
そこで、売ろうと思って
書庫を開けたら
懐かしい絵本がたくさん。
そこで、今年の干支の
うさぎの絵本を取り出してみました。
読書感想文で書いたなーとか
いろんな思い出がよみがえってきました。
中でも、子育て中に
おすすめされて読んだのが
兎の眼
灰谷健次郎さんのファンのママ友と
感想を伝え合ったのを思い出しました。
今は表紙も出版社も変わって発行されていますが
私が持っているこの本は
1979年8月ですでに48刷なので
名作は残るという事でしょう。
活字が昔ながらで
とても味わい深い1冊です。
時代の変化で
今読むと、ちょっと過激な表現も出てきますが
大事なのはそこじゃないのですが
気になる方は読まない方がいいかもです。
兎の眼は
新任の先生と生徒の成長物語なのですが
それを母親とわが子に置き換えると
子育てに必要な要素が
たくさん詰まっています。
親としてどう接すればいいのか
親としてどんな心構えが大切なのか
親だけでなく人としてどうありたいか
結局は良心に従うってことなんですけど…
物語は
塵芥処理場（ごみ処理場）
で作業する人たちの
住宅に住んでいる
鉄三ちゃんを中心に進んでいきます。
後半では
ごみ問題にも発展していきます。
今でこそSDGsといって
ごみに対する意識が高まっていますが
1974年に書かれた本と今は
なんにも変わっていない。
設備は立派になって
白い灰が降ることなんてなくなったけど
ごみを捨てる側の
人の意識が変わっていない。
この本の中には
SDGsの17の目標
1：貧困をなくそう
2：飢餓をゼロに
3：すべての人に健康と福祉を
4：質の高い教育をみんなに
…
全部当てはまってる！
そして、それが50年近く経った今でも
まだ解決していないんですよね。
お話の最後が
裏表紙の長谷川知子さんの絵に現れています。
これだけ見てもわからないけれど
お話を知ってから見ると
涙が滲んでくるシーンです。
表題の兎の眼は
とても意味深いところから来ています。
久しぶりに読み返し一気読み。
子育て中は、本を読む時間も細切れだったので
なんだか久しぶりに充足感がありました。
今年は本を読む時間を多く取ろうと思います。
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