人がその長いよな短いよなその生涯で創る美の数には限界があるのだろうか。
永遠と信じられた才能が突如として消え、地の果てに去り、積み重なる天才の屍の山々を日々眺め、
屍になることも出来ず風に漂いあらゆる場所に舞い降り、寄る辺を探す何の変哲もなき凡人の自分は、
かつて世界から消失されかけながら再びこの地に戻り未だ輝きを増し続ける神を見にきた。
努力により揺るぎなき何か、精神の不動産というべき力を得るのだが、
その獲得に至る行程の永遠の長さが耐えられず我々は倒
そこにある手近な喜びを、我々が苦痛を味わわないくと
暖かく柔らかい方に人間は流れる。
阿部は努力というものを、それを自然な行為として受け入れ、息を吸うように血を流す。
我々が常に諦めている揺るぎなき何かを求めて創り出し、更に精錬させていく行為を、
この夏の日、6月に突如神戸の端っこの洋館にやってきた魔法使いが、
横浜の見慣れた
神戸の激戦はご
とりあえず両日2ndを
当日券を求めてやってきた人がかわいそうだなあ、と
いつものユニコーンライブと違い、会場はモーションブルー横浜。
とにかくめーいっぱいおしゃれして丁寧に化粧してい
で会場着いて毎回思うのだ、「やりすぎた」wwwwwwww
番号は100番を超えてたが、1人で参加なので後方ながらある程
で、
そして主役たちの登場。なんぞこれwwwwwwwwww
あのおな
♪ブルーモーションよこ~はま~♪と「ブルーライト横浜」の替え
ここおしゃんてぃな空間じゃなかったのかよwwwwwwwwww
で、先に登場したのがゆーたさん。
ゆーたさんといえばあらゆる一
地に足を付けながらも青春の夕陽の色をいまだ思い出すような、
ほ
ゆーたさんの最後の曲で阿部が登場し、幸せに満ち溢れた共演を披
この中にずっと浸っていたいなあ、という空気を残した中で、阿部のコーナーへ。
魔法使
今回ピアノの中にライトが仕込まれていて、光が上蓋
そして心の赴くままにピアノ内部をティンパニか木琴のバチの叩き始める。
阿部の手にかかればピアノは鍵盤楽器とだけでなく、打楽器に、そして精神を映す鏡になる。
そこにあった単なる楽器であるはずのピアノには人格、楽器格があった。
聴覚と同時に視覚としての享楽をもたらし、阿部の意志、阿部の意義を全身で翻訳していた。
それからの1時間、阿部は自らの
全く別人のような、それでいて本性をさらけ出しているかのような、
はるかかなたの宇宙の魂か、どこか知らない異世界から召還した精霊か何かとなって、
いつものユニコーンの状態とは違う、ピアノを介した生命体となる。
阿部はユニコーンにおいてはミュージシャンでありエンターテイナ
色々な仮面で我々を楽しませ
いや
その魔法か手品か、
それは突然落とし穴に落っこちて現れたけばけばしい世
ゆっくりと森の中を歩いているうちに、同じ森である
葉の1枚1枚が煌いていることで
ゆっくりと魔法に飲み込まれた別次元の旅の最中、我々はそれを現実だと思っている
現実はこれほど美しいのか、と。
阿部自身、自身の魔力で世界から切り離され、どこの世界にたどり
そのたどり着いた場所で、
それが創り上げられた過程を描
ひと針ひと針織
神託だ。
演奏でありながらこれは阿部の中に在る神との対話そのものだ。
強烈に個人的な行為を舞台上であえて見せているのか、
舞台のた
最も困難で苦痛が伴うことさえある、自身を見つめ内なる神と対話する行為において、
阿部は音という手段をとっているのだ。
観客
阿部の時間は1時間弱で、普通なら
しかし「のみ」という表現はそれは単なる曲数のは
1時間弱に凝縮された、音を介した宇宙誕生から終焉そして再生の物語の現出は、
時間など感覚に過ぎない、という真実を細胞レベルで我々に注入した。
今回3回ステージを体験したが、それはどれも違う演奏で、
そこで
緊張から解放された後、脳内は謎
極端な表現力の低
「あああああ」しか言えないレベルになっていた。
あ、そうだ、
そうか、世界は言葉でも光でもビッグバンでもなく、阿
どう考えてもおかしい思考だと思うが、この
論文にして発表すればノーベ
ユニコーンでもそうなんだけど、特に阿部のライブに行くと、曲・
これまで刺激されたことのない精神
それに近いラ
そこにはなかった世界を音により創り上げられ、最終
音を通して自分の精神を見
で1日目2ndがあまりにもすばらしすぎて、当日券を求めてかもしれない誰かを思って
1stを控えたあの優しい気持ち
全ての回で全く違う音が、違う世界が繰り広げられる。
阿部は音楽だけを作っているのではない。
その時響いた神々の逸楽や情欲を、光を、言葉を、感情を、自分自身を、宇宙を創っている。
2日目が顕著だったのだが、脳の奥で何かが起こって、
現実に足をついたまま夢の向こう側で舞い踊り、それでいて現実がはっきり見えた。
目の前でライブが演奏されているのに、それは自分の深淵で起こっていて、
普段はどこにあるかわからない自分自身の精神に触れていた。
かつて阿部は自分自身を探し求めて夢と現実の間を、そして生と死の間を彷徨し、ついに見出し、
そしてそこに種を植え花を咲かせ、その実を皆に分け与えている。
ただしそれは弱きものにとっては劇薬のような禁断の実かもしれぬが・・・
しかしBeautifulDayは本当に名曲だわね・・・あと阿
次の生ppはゆーたさん曰く未定とのことだが、是非というか絶対
阿部のことを近くでよく知る人にこそにもこの世界を体感してほしい。
いや、やはりこのライブを見ないままのほうがいいのかもしれない。
あまりにもパーソナルな精神をさらけ出しながら宇宙の
これからどんな風な顔をして
で、あまりにもライブが凄過ぎて、その興奮をどうにかしたくて、
思春期の性欲の発散じゃねえけどw、とりあえず山形の月山に登山してきました。
月山まじおすすめ。