“彼ら”はすでに我々のそばにいる⁉︎ 科学者が認めた地球外生命体の存在 ‥1 | inca rose*のブログ

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第4章    宇宙の常識を疑え

◆生命が存在できる環境は無限にある⁉︎
地球外生命探査のカギを握るハビタブルゾーン


地球外生命体はどこにいる?

現在のところ、太陽系にある8つの中で、生命の存在が確認されているのは我々の住む地球だけである。もしかしたら、バクテリアのようなものがいる天体はあるかもしれないが、いわゆる“地球型の生命”は地球にしかいないと考えられている。地球型の生命が誕生し、生存し続けるためには、第一に「天体の表面に液体の水が存在すること」が必要となる。

ほかにも、「適度な温度であること」「気体の酸素があること」「陸地があること」などが条件として考えられるが、何よりも「天体の表面に液体の水が存在すること」が、地球型生命の誕生・進化にとっては最も重要な条件となるのだ。

そこで、「天体の表面に液体の水が存在する環境」=「生命が生存可能な環境」として、この領域を「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」と呼ぶ。さらに、生命の存在だけでなく、進化にも適した領域を「ゴルディロックスゾーン」という。

水が液体であるためには、恒星(太陽)から受けるエネルギー量が重要になる。
エネルギー量が多ければ水は蒸発してしまい、反対にエネルギー量が少なければ、水は氷になってしまう。

つまりハビタブルゾーンとは、恒星からほどよい距離に位置し、水が蒸発せず、氷にもならずに、液体で存在できる範囲ということになる。そして、太陽系のハビタブルゾーンにあるのは地球だけだ。月もハビタブルゾーン内に位置しているが、地球に比べて質量や重力が小さいために、大気も水も宇宙空間に逃げてしまったのである。

現在の宇宙探査における大きなテーマの1つに「地球外知的生命体の探査」がある。いわば“宇宙人探し”だ。探査の範囲は太陽系外にも広がっており、すでに4000を超える系外惑星の存在が確認されている。そのうち、ハビタブルゾーン内にあり、生命がいる可能性の高い地球型惑星は、少なくとも十数個あると推測されている。

我々の太陽系が所属する天の川銀河には、約1000億個の恒星があり、生命が存在する可能性のある惑星は、最低でも250億個はあると指摘されている。“宇宙人”が見つかるのも、そう遠い将来ではないだろう。




ブラックホールの周囲で生命が誕生する?

2019年5月、ハビタブルゾーンに関して驚くべき説が登場した。なんと、超大質量ブラックホールの周囲にハビタブルゾーンが存在する可能性があるというのだ!

この斬新な発表をしたのはハーバード大学の研究チームで、これまで考えられていた超大質量ブラックホールの影響を再検討したところ、新たな事実が判明したという。

超大質量ブラックホールの周囲に形成される降着円盤は、X線や紫外線などの強力な電磁波を放射しており、周囲の天体に大きな影響を与える。天の川銀河の中心部に位置する超大質量ブラックホール「いて座A(エースター)」は、半径3200光年の範囲に存在する惑星の大気を消失させると考えられていた。

だが、チームの試算で、実際に電磁波の影響が及ぶのは中心から100光年ほどの範囲に収まることがわかった。
さらに、電磁波が惑星の大気にそれほどダメージを及ぼさす、生命の誕生につながる化合物が生成されるバランスが取れる領域=ハビタブルゾーンが存在することが判明したというのである。

これまでブラックホールは“すべてを飲み込む死の領域”と考えられていたが、もしかしたら、これからは地球外知的生命探査の新たなフィールドとして認識されることになるかもしれない。
そして、実は50年以上も前に、「ブラックホールの内部に居住している異星人」の存在を指摘している科学者がいる。それについては事項で説明しよう。




◆“彼ら”はすでに我々のそばにいる⁉︎
科学者が認めた地球外生命体の存在

ついに人類最大の関心事の答えが出た⁉︎

宇宙に関する疑問はたくさんあるが、誰もが興味を持っているのは「宇宙人は存在するのか」という点ではないだろうか。
宇宙人、異星人、地球外知的生命体、エイリアンなど、さまざまな呼び方があるが、それらは冗談や否定的な意味で使われることがほとんどだ。しかし、ついに宇宙人の存在を明確に肯定する科学者が現れたのである。

2020年1月7日、CNNが配信したニュースによると、イギリスの女性科学者で、元宇宙飛行士でもあるヘレン・シャーマン博士が、英日曜紙「オブザーバー」のインタビューの中で、「宇宙人は存在する。それは間違いない」と断言したという。

シャーマン博士はイギリス初の宇宙飛行士の一員として、1991年5月、旧ソ連の宇宙ステーション「ミール」を訪問し、宇宙に8日間滞在した。2018年には聖マイケル・聖ジョージ勲章を授与されている。それだけのキャリアを持つ博士が、宇宙人の存在をはっきりと認めているのだから、驚くべきことである。

博士は次のように語っている。
「宇宙には何十億という星が存在している。したがって、形態の違うあらゆる種類の生命が存在するはずだ」

かつて地球外生命体の探査は、地球の生命と同様に炭素を基盤とする「炭素系生命体」を想定したものだった。しかし、重力や大気組成など、地球とは異なる環境で生まれた生命体ならば、発生の仕方や進化の過程も違ってくるはずである。

「炭素は生命に不可欠だ」というその“思い込み”のせいで、まったく的外れな探査をし続けてきた可能性もある。

2010年、NASAが「地球外生命体につながる生命体を発見した」と発表した。
米カリフォルニア州東部のモノ湖で、生命維持に必要な6元素(炭素、酸素、水素、窒素、リン、硫黄)のうち、リンの代わりにヒ素を摂取して成長する細菌を見つけたというのだ。

NASAから重大発表があるとして、「ついに地球外知的生命体が発見されたか!」と世界中が色めき立っていたため、肩すかしを食らったような発表内容ではあったが、これまでの生命の常識を打ち破る発見であったことは確かで、その後、生命探査の条件はより広範囲なものに見直されるようになった。

「もしかしたら、彼らは今まさにここにいて、私たちには見えないだけかもしれない」
とシャーマン博士はいう。
そう、すでに“彼ら”は地球に入り込み、我々のすぐそばで何食わぬ顔をして共存している可能性は高いのであるー。














『今こそ知っておくべき    地球外生命体と宇宙の真実』
著 . 並木 伸一郎

から抜粋。