光速の壁を越えて ‥ 2 | inca rose*のブログ

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◆万物は光、それが宇宙の鍵!

エイコンは一瞬考えてから続けた。
「宇宙船の周囲の最低温度が、ゆがみ、熱、または大気圧に影響されることなく、完全なる運動性と速度を可能にします。これによって、惑星のどこであっても、無重力状態で羽毛のように軽い着陸ができるのです。宇宙船の近くで感じられる熱風は、光のマイクロアトムが止まる際、急激な空気の移動によって起こります。つまり、マイクロアトムが宇宙船 ー音速よりも早く回転し、ノイズを発生させないー を取り囲む場差によって脇に追いやられると、熱となるのです。

この宇宙船は、すべての存在に行き渡る光の周波数の相互作用を促進させ、時空に変化が起こる際、数学的に同調するよう設計されています。星々への道は美しくシンプルですが、その光は、決して衰えることなく、常に活発に律動する永遠の宇宙プラズマから生み出され、その周囲にハロを広げ、衝撃波を放つ銀河のように形づくられます。

万物は光で、それが宇宙への鍵です。惑星、星々の深部にあまねく存在するものは、すべて可視および不可視の光の波からできています…。すべてのエネルギー、物質、液体、気体、そして全生命にとって、酸素から放出される光のマイクロアトムこそが生命の源泉です。それは、私たちが存在する宇宙の基本単位を形成します。光のマイクロアトムがより大きく結束したものは原子と同じです。

心力(マインドフォース)、霊的な強さ、魂の達成度、想念はすべて異なる速度の波長から構成されています。電気は光のマイクロアトムですが、音や色はマイクロアトムが異なる速度を持つ際に現れます。マイクロアトムが止まると、それは熱を生み出します。光は存在や物質とみなすことができる知的なエネルギーです。誰かが光を調和的に振動させる公式を発見すれば、光のマイクロアトムの形は変化する想念とともに変わります。

全生命と宇宙への鍵は、光の高調波動作にあります。
すべての移動手段に対する数式は、光の振動周波数を、反重力波や時間波 ーそれぞれの光のらせん振動間の周波数レートー と同調させることにあります。この周波数レートを制御することで、時間の流れは変えられます。そして、人は宇宙船の保護のもと、その環境内にとどまり、幾何学としての時間は制御されるか消去され、瞬間的にある惑星から別の惑星へ、あるいは太陽系から別の太陽系へと簡単に移動できるのです」


◆人類が優先すべきこと、それは「調和」である

「光は普遍的な幾何学です。時間と重力、時間の流れの反動と反重力は、宇宙空間と惑星の大気を通じて振動する光のエネルギーを変えることで実現します。そして、すべての創造において、光のマイクロアトムが気体、液体、個体のすべての原子を形成するのです。

すでに言いましたが、光の統合差が宇宙船を取り囲む真空を生み出すように相互作用することによって、宇宙船は速度の縛りなく無音で動きます。大気飛行において、空気の分子は積み重なるのではなく、脇に追いやられるのです。宇宙空間では、光の統一場は空間と時間において変化を生み出します。速度は関わっておらず、周波数における変化だけです。宇宙船は、単に宇宙空間自体の構造 ー物質と反物質の交互振動における波形の周波数で振動する光ー を利用し、銀河において振動する光の波動エネルギーと相互作用し、調和を保ちながら共振して、光速の壁を越える宇宙旅行の問題を克服するのです。

地球の科学者たちはなおも大気飛行において音速の壁による制約を抱えています。機体に対して分子が積み重なっていく状況に甘んじるのではなく、空気分子を脇に追いやるような航空機を完成させれば、おそらく彼らは衝撃波(ソニックブーム)を起こす制約はないということに気づくでしょう」

「私たちが自然のシンプルさの中に、すべての答えを見出せるのなら、地球の人類も、地球を破壊しようとするのではなく自然と協力するという形で、それらの答えを見つけることができるでしょう。
このすべてに対する鍵は調和にあります。そして、それは人類が最も優先して成し遂げるべきことです。

私たちは宇宙船とともにこの惑星の時間場から簡単に消えて、あなた方の太陽系から近い、別の太陽系の中にある私たちの母星の時間場に現れることができます。そして、親愛なるあなたは未来の時間周期で私たちについてくるでしょう」

「あなたが私に物理的に接触するまでに、1回の人生と同じぐらいの時間を過ごしてきたのは少しも不思議ではないわ」と私はほほえんで答えた。
「思い違いは思考力に不調和を生み出してしまい、そのせいで、私は地球からあなたを連れて行くことができませんでした」

「調和はすべての存在、物質、そして想念の源であるこの宇宙のエネルギーを操作する鍵です。真実の探求において、地球人類は精神的概念によってその現実を発見することでしょう。そして、光や重力を利用した概念が宇宙船の推進手段として想像できるだけでなく、精神的なプロセスを通じて知覚できるようになるでしょう。

しかし、本当に実在する本質は、魂がその現実や真実を心に伝える際のわずかな瞬間を除いて、まったく理解を超えたところにとどまります。魂が不死である証拠は、合理性に依存しない方法で見つかります。そこで私たちは、自分たちが人生そのものだと感じ、スターダストからできたマジック・リースを見つけるのです。」




第四章    命がけで守られてきた真の科学

◆人類の揺籃の地・金星

「今、あなたが理解したように」とシェロンは言った。「エイコンは何年も前からあなたと連絡をとり、あなたは彼が向こう側の世界で暮らしていると知っていました。地球での時間はあなたが都合をつけるためのものです。なぜなら、太陽を中心とした軌道における地球の自転の速度は、銀河との位置関係によって変わるからです。そして、私たちの母星系は時空においてもう一つの次元をもたらすのです。

真空を移動する宇宙船の波長を変えることで、私たちは地球の時空に入り込み、地球の空に物質として出現することができます。今あなたは虹の向こうがどのような世界なのかを知っています。高速の壁を越えて、この太陽系の外側の彼方へ、将来、私たちはあなたを連れて行くでしょう」

「本当にそこに私を連れて行くことは可能なのですか?」と私は驚きながら尋ねた。
「もちろん、それが今日まであなたを見守ってきた理由です」とエイコンは落ち着いて答えた。
「私たちの銀河系は、太陽系と似たような他の星系を数百万も抱えています。そこでは、無数の銀河同様に、巨大な中心核から発せられる宇宙線がいたるところに生命を生み出しています。

中心核では水素ガスの雲から絶え間なくエネルギーと物質が創造されます。それは物質をさらに凝縮させ、銀河の渦として広げていきます。
創造は無限です。持続的な創造と進化は人類の心に時間の速度を与えます。時間とは、三次元の物質あるいは惑星表面に与えられたもので、それぞれの太陽系が異なる時間速度を持っています。銀河の永続的な動きに対して、内なる意識の永続的な動きを釣り合わせることが四次元への思考のプロセスです」とエイコンは説明して、続けた。

「人類の揺籃の地である金星は、太陽が膨張する更新世周期のあとに生命が失われ、実りある豊じょうの時代が終わり、広大な温かい海は干上がり不毛の地と化しました。しかし、今なお金星の栄華はエレクトリック・ミラージュにおいて現実としてとどまっています。金星から移住を余儀なくされた人々は、自分たちの種を繁殖させるために地球と呼ばれるよその惑星を選び、私たちはその若い惑星での異なる時間速度に適応しました。

私たちは地球の所有権を主張して、太陽から次の生物絶滅の波が到来して、離れなければならなくなる時間に間に合うよう、自分たちの宇宙船の改良を続けました。私たちは宇宙の底知れぬ領域へと移住すべく自分たちの宇宙船を準備していましたので、まったく新しい時間次元に適応せねばならないこともわかっていました。ケンタウルス座への到着に際しては、私たちが選んだ時間と、より高い光の振動率に自身を適応させねばならなくなることをわかっていました。

さて、古い次元は霧で曇った時間へと消え失せるので、私たちはエレクトリック・ミラージュで振り返りましょう。そこでは、私たち自身の過去が保持されていて、金星時代の私たちの文明の栄華を見ることができます。私たちは太陽系におけるその時間の壁(バリア)を越えて、安定して美しく、不安定な恒星からの暴力もない、高度に発展した時間へと移動しました。

あなたは私たちの時間次元にうまく適応していますね。私たちは肉体を持って分離している生物ではありません。私たちは親の恒星と磁気的につながっているのです。銀河のいたるところにある各太陽系は相関的で、惑星上の全生物はつながっています。生物たちの脳からは無線派が出ていて、心臓は自身が属する恒星と調和して電気的なリズムを刻んでいます。地球人類がこの真実を発見するまで、彼らはあらゆるものを破壊し続けるでしょう」




◆地球の「宇宙的人間文明」は崩壊している…

エイコンの厳しい警告はナイフのように鋭く私の意識をえぐった。
「宇宙旅行に向けた地球人のやり方には切迫した問題があります」とエイコンは続けた。「実は、彼らの恒星である太陽は死にかかっているか、時間周期に変化がみられます。手遅れとなる前に、彼らは自分たちの科学知識と能力をすべて利用して、宇宙旅行を完成させて、別の満ちゆく惑星を探し、戦争行為をやめる必要があります。太陽は再び膨張して致死の放射線を発する周期に入ります。

現在、膨大なエネルギーと時間がロケット研究に費やされていますが、活用できていません。自分たちの惑星が致命的な危機に陥っている一方で、地球の人間たちは他者に対する力を得るために暴力で戦い続けています。利己的な国家が、もがく人類を迎え込んで、自分たちの世界を取り巻く危険に気づけない状態にあります」

「宇宙計画を加速させるように彼らを助けることはできないのですか? あなた方の宇宙船の素晴らしい光推進システムのような、そんな科学を彼らに説明することはできませんか?」と私は質問した。

エイコンの頬に下がる皺が厳格な回答とともに深くなった。
「地球人類の進化においてはあらゆる種類の通信やサポートが禁じられています。彼らが自分たちの態度を変え、温和で平和を愛するようになり、自分たちの惑星上のすべての動植物を愛して大事にする能力を手にするようになって、初めて私たちは彼らに接触を行います。
現時点で、彼らはまだ霊的に前進していません。目の前の環境に順応した空気の底のナメクジのように、その目は限られた光のスペクトルにだけ敏感で、感覚は鈍く、大気の海の底ではいつくばって生きています。

かつての光明 ー宇宙のリズムと調和しようとする偉大な宇宙的文明の理想的生活ー は消えてしまいました。繁栄した文明が普遍的な確実性を与え、人生からすべての無常(不確実性)を取り除いていました。地球時間での現在の周期においては、孤立した古い文明で生き残ったごく一部を除いて、私たちは自分たちの宇宙的人間文明は崩壊したと感じています。この哀れで不穏な惑星は、今や自身の低い霊的エネルギーによって生み出された邪悪な勢力 ー古い魔術を取り戻そうと企て、自分たちの種の攻撃的な暴力と破壊に頼るー に支配された、人類種を抱えています。

混乱が増す前に退く人々もいます。彼らの後継者らは霊的な言い伝えを守り、夢のような人生の流れに参加します。そこでは、すべての人々が宇宙や神と団結した状態を体験します。
地球における退化には、宗教指導者、哲学者、社会的・政治的変革者による言葉の洪水がともなってきました。膨大な量の書籍が世界中の図書館に眠っていますが、それらの意味は誤解され、大量の言葉の中に置き去りにされています。記された言葉や話された言葉は地球の問題を解決できません。言葉を新たに組み合わせても、地球人類の思考と偏見の壁を打ち破ることができないのは明らかです。

あらゆる哲学や科学の分野において私たちが協力できるように、人間の意識を全レベルにおいて高めていかねばなりません。
私たちにできることは、彼らの惑星で彼らを観察して我慢することだけです。新たに鼓舞された暴君が自分の前任者の組織を土台にして人々を駆り立てるように、ある条件の中で振る舞う人間の集団は意見を持たなくなってしまいます。この結果、文明の問題を解決することはできますが、啓発や調和を成し遂げることはできません。

暴力の中で自身を滅ぼすからです。私たちは暴力的な宇宙の中で暮らしています。地球の人々がそのような暴力的な勢力から離れ逃れることを学ばなければ、果てしなき破壊が運命づけられます。
地球の人々は自然の聖なる秘密を誤用しています。彼らは磁力線さえも取り返しがつかないほど崩壊させています。大気という極めて貴重な素晴らしい贈り物を汚染している行為を観察するのは本当に悲しいことです。愚行と無知がこの荒廃の原因ですが、人類の思慮に欠けた愚劣さが生み出した汚れた底部で、動植物は苦しんでいます。将来、彼らはスモッグの中、手探りで進む膨れたナメクジのように、自身の汚物の中で窒息死することでしょう」…














『光速の壁を越えて     今、地球人に最も伝えたい[銀河の重大な真実]  ケンタウルス座メトン星の【宇宙人エイコン】との超DEEPコンタクト』
著 . エリザベス・クラーラー

から抜粋。