臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」 ‥ 2 | inca rose*のブログ

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◆一万五○○○年前に起きた大洪水が人類を変えた

臨死によって、私は宇宙や地球の歴史だけでなく、人類の歴史も見てきました。するとどうもいままで教科書で習ったものとは違う事実が出てくるのです。歴史はときに権力者や後世の人々によって都合よく書き換えられてしまいます。私たちが真実だと思っているものも、本当は誰かによって書き換えられたフィクションかもしれません。
歴史の新解釈がつねに話題になるように、後世の人間には検証できないところもあります。私はここで体験で得た知識の一つとして、自分が臨死体験で見てきた歴史をそのまま明らかにしたいと思います。

まず私が臨死体験で見てきたのは、一万五○○○年ほど前に起きた大洪水です。当時、地球はまだいまのような五大陸にはわかれておらず、一つの大きな大陸のように見えました。
しかしあるとき巨大彗星が太陽に近づくという、とんでもないことが起きてしまったのです。彗星の内部は氷や水分が結晶になって固まっています。そしてそれらが太陽の熱によって一気に蒸発してしまったようです。

地球が太陽の軌道に近づいたとき、周辺にあった大量の水蒸気は、地球の引力に引っ張られて莫大な量の雨となり、地上に降り注ぎました。
その量は大陸のほとんどを水没させ、地球全体の三分のニをおおうほどの広大な海を出現させてしまうほどでした。それによって大きな陸地は、五つの大陸に分断されてしまいました。ほかの生き物同様、人間も多くが滅びてしまい、助かったのは現在の北アフリカ周辺の高台に逃れたわずかな人たちだけでした。

そこから人類の苦難の歴史が始まるのです。
それまで人類は高度な文明を築いているように私には見えました。現在エジプトやマヤの遺跡に見られる、UFOや宇宙人だといわれている絵は、恐らく大洪水前の人間たちの様子を描いたものだと思われます。当時の人たちは、互いにテレパシーで交信し合っていたので、一つにつながっていて、争いもありませんでした。地球の生態系を守るという役割に基づいて、平等で平和な世界を築いていたのです。

しかし大洪水が世界を一変させてしまいました。少ない食料をめぐって奪い合いが起きたのです。人間はテレパシーの回路を閉じてしまいました。なぜならテレパシーでつながっていると、他人に食料がある場所を悟られてしまうからです。
自分だけが食料を独り占めしたいという欲望が、敵対心や猜疑心を生み、やがて差別や偏見へと変わっていったのです。戦いに敗れた人々は、アフリカから新しい新天地を求めて世界各地に散らばっていきました。そして五大陸のさまざまな場所に住みつき、それぞれの気候や環境に合った進化を遂げていくのです。


◆体内時計が二五時間なのは月不在時代の証?

大洪水が起きる前の人間は、いまよりずっと身長が大きくて、男性で三メートルくらい、女性だと約二メートル五○センチくらいあるように私には見えました。寿命も三○○歳くらいあったと推定されます。これはまだ、月が存在していなかったために、月によるストレスを受けていなかったからだと私には思われます。大洪水が起きる前、月はまだありませんでした。
「そんなばかなことはない」と科学者や天文学の専門家からは指摘されてしまいますが、私が見てきた過去の地球には、確かに月が存在していなかったのですから、しかたありません。

月は太陽に近づきすぎたために蒸発してしまった巨大彗星のなれの果ての姿なのです。巨大彗星は、水分をすべて蒸発させて軽石のようになり、地球が近づいたときに地球の引力に引っ張られて、地球の周囲をまわる衛星になったのです。月が現れると、月の引力が地球にも影響を与えるようになりました。その一つが潮の満ち引きです。月が現れる以前の海は静かで波がありませんでした。けれども地球をまわるようになった月の引力によって、海はかきまわされるようになったのです。

また、月は地球の自転に影響を与えました。それまで地球は一日がニ五時間の単位で自転をしていました。しかし月の引力によって地軸がわずかにずれたため、自転の時間が一日二四時間になってしまいました。
人間の体内時計が二五時間というのをご存知ですか?   私は若いころからずっと、私たち人間の体内時計がなぜ二五時間なのか不思議でたまりませんでした。でも月の引力を計算してみて、初めて納得できる答えがわかったのです。月が存在しない場合を想定して地球の自転時間を計算してみると、二五時間ぴったりだったからです。私たちがいまだに二五時間の体内時計を保持しているのは、月がなかった時代の名残にほかならないのです。

また、地球の重力も重くなりました。これは広大な海の出現によって地球の質量が重くなり、質量に比例する重力が大きくなったからです。大洪水前までは人間も三メートルほどありましたが、このような巨大な体では、重くなった重力のもとで自由に動くことができません。
人間は三メートルの体を維持するのが難しくなり、小型化していきました。巨大な恐竜が滅びたのも同じ理由だと私は思います。彼らが滅亡した理由は、大きな隕石が落下したせいでも、気温が下がったせいでもありません。地球の重力が変化したからにほかならない、と私は考えています。

さらに、人類は月の引力に引っ張られるストレスで、寿命が短くなりました。その危機感から子孫を残そうという生殖本能が働いて、本来なら一年に一回だった女性の生理が毎月一回訪れるようになったのです。大洪水とその後の月の出現が、地球の生き物と人類に、はかり知れないほどの影響を与えたわけです。














『臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」』
著 . 木内 鶴彦

から抜粋。