☆ゲーで配信された2011年クリマス編です。

主人公の名前は○○にしたかったけど感情移入しづらいかと(^^;;


なので今回は、ジヒョクぺんのお友達の名前で書いちゃいますw


誤字あったらミアネ(つω`、哀)

それではいっきま-す!!


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「え?ジヒョク君?」


画面表示を見て、私は慌てて、携帯を開いた。


『ハッピーサンタ、ジヒョクだよ』


え?サンタさん?なんだか……グッドタイミング。


(もしかして、私のブログを読んでくれたのかな……ってそんなタイミングよくいかないよね)


私は、まさかぁと、ひとりごとを言う。


(それに、ハッピーサンタって、どういう意味?サンタさんになってくれるの?)


なんて、つい期待してしまったけど、ダメダメ、とすぐに気持ちを打ち消した。


(甘い期待なんかしてはダメ。ジヒョク君は今、忙しいんだから!)


それにしても……返信どうしよう。

迷っていると、もう1回、着信音が鳴った。


『明日のの予定はまだ決まってないかな?よかったら、ハッピーサンタと東京ファンタジーランドでデートしない?


(わ、わ、わあっ。ウソー???行きたい。絶対行きたい。クリスマスにファンタジーランドなんて、まるで恋人みたい……って、私ってば、何考えてるの!)


またもや、頭がぐるぐるしちゃって、なんて返信していいのかわからない。


(でも、打たなきゃ。ああ、手が震えちゃう。どうしよう……)


『行きたいです!でも……ジヒョク君、お仕事はいいんですか?』


すぐに返事が返ってきた。


『俺も、急にオフになったんだ。ほかのメンバーはまだ、仕事終わってないのに、俺だけ早く終わったんだ。えらいでしょ?これも、日ごろの行いがいいからなのかな?』


『ははは、そうですね!それにしても、夢みたいです!ほっぺたつねってみたら……痛いです』


『そうだよ!夢じゃないよ!』


『明日、楽しみにしていますね』


打ち終わったメールの画面を、読み直す。


(う~ん、『楽しみにしてますね』の後に、ハートマークつけるのは、調子にのりすぎかな……)

(でも、こんなときぐらい……)


えい、思いきって送信。

すると、またもやすぐに着信音が鳴った。


『願いはまだ叶えてないよ。明日、いっぱい叶えてあげるからね。君のハッピーサンタにまかせなさーい☆』


(君のハッピーサンタだって。どうしよう。楽しみすぎる…!)


私は携帯をぎゅっと抱きしめた。

そして翌日――。


(ああ、遅刻遅刻!!)


今朝は出かける3時間前に起きたのに、結局、遅刻。

私はバタバタと家を飛び出した。

どうしてこうなっちゃうんだろう。

せっかく昨日のうちに着る服を決めておいたのに、朝になってやっぱり、ああでもないこうでもないって、鏡の前で何度も着替えてしまった。

玄関に出てきてからは、どの靴にしようか迷っちゃったし……。

エレベーターが来るのを待つ時間ももどかしく、階段を駆け下りると、マンションの前に、ジヒョク君の車が停まっていた。

私が近づいていくと、ジヒョク君がすっと運転席から出てきた。


「おっはよー!」


私の大好きな満面の笑みを浮かべて、明るく言った。

ジヒョク君はスマートなしぐさで助手席のドアを開けてくれる。

そんなジヒョク君を見たら、なんだかすごく、申し訳なくなってきた。


「すみません、お待たせしちゃっ……」


謝ろうとした私の唇を、ジヒョク君の人差し指がふさぐ。

ドキッ。

今日最初の、胸の高鳴りだ。


「すみませんなんて、どうして言うの?」


「だって、遅れちゃったから…」


「ステキな1日をごめんねから始めたらダメだよー」


「えっ」


「俺にとっては、麗ちゃんを待つのも、ワクワクする楽しい時間なんだよ!」


ジヒョク君は笑いながら言う。


「俺のためにちゃんと時間かけてオシャレしてきてくれたんだなぁー、って思えるし!」


「そんな……」


(ジヒョク君ったら、どうしてそんなに優しいの?)


「ホントだよー!わぁ!その赤いコート、クリスマスっぽくて、かわいいねっ」


「……ありがとうございます」


そう、今日はクリスマスを意識して赤いコート。中は白いニットのミニワンピにニーハイブーツ。

とっかえひっかえして、一生懸命、選んできた服を、ほめてくれて嬉しいな。


(ジヒョク君のことうを考えて、ジヒョク君のために、選んできたんだもの……)


「いいオンナは、お待たせって、堂々と歩いてこればいいの。ねっ?」


「はい……」


(いいオンナだなんて、ぜんぜんそんなことないのに……恥ずかしいな)


ジヒョク君はにっこり笑って、私の肩に手を回した。胸がキュンとはね上がる、


「はい。乗って乗ってー。俺さ、早起きして洗車もしてきたんだよー」


助手席に腰を下ろした私の胸の高鳴りは……走ってきたせいかな。

今、肩に手を回されたからかな。


「麗ちゃん、まだ元気ないなあ。遅刻したことにそんなに責任感じてるなら、あとで罰ゲームをしてもらうからね!」


「えっ、罰ゲームですか?何をするんですか?」


「ナイショ」


ジヒョク君は楽しそうに言うと、エンジンをかけた。


「こんなに長い時間、2人で一緒に過ごすの初めてだね」


「はい」


「楽しい1日にしようね」


ジヒョク君は私の顔を見て、微笑むとアクセルを踏み込んだ。


「出発進行ー!」


車はファンタジーランドに向けて、走り始めた。


私達は、しばらくおしゃべりを楽しんでいた。


車内に明るいクリスマスソングが流れ、ジヒョク君が口ずさんだり、肩を揺らしたりと、盛り上げてくれる。


(ジヒョク君といるとずっと笑っていられるなぁ……)


そんな事を思いながら話に花を咲かせていると……


(あれ?)


よく見ると、ジヒョク君の髪の毛に小さな葉っぱがついている。

うちのマンションの前に立っている木の葉っぱだ。

ジヒョク君、背が高いからついちゃったのかもしれない。

(気がついていないのかな?ふふ、そういう所がかわいくて好き。あ、好きって……)


心の中で思ったことなのに、赤くなってしまう。


「ふふふ、ジヒョク君。髪の毛に葉っぱがついてます。」

「え?どこどこ?じゃあ次の赤信号で取って」


ジヒョク君が、ひょいと頭を私にかたむける。

ふわりとシャンプーのいい香りがした。

もう、ジヒョク君ったら、私がドキドキしちゃうってわかっててやってるのかな?

次の信号は青。

とにかく、平常心に戻らなきゃ。

そして赤になって……

ジヒョク君がブレーキを踏む。


「はい」


運転席のジヒョク君が、ニッと笑いながらこっちを向いた。

うるうるした黒目がちな瞳に、吸い込まれてしまいそうだ。


(あれ、うまく取れない)


首をかしげていると、ジヒョク君がぐっと近づいてきた。


「はい」


(わ、わわ。すぐそばに唇が!)


すぐに触れてしまいそうなくらい、近い。

かすかな息遣いが聞こえてくる……。

また心臓が跳ね上がる。


「と、取れました!」


私が言ったのと同時に、信号が青になる。


「ありがと」


ジヒョク君は左手で私の頭をポンポンと叩くと、前を向いて運転に戻った。

ああ、もう。

朝からこの状態じゃ、夜になるまで心臓が持たない。

私はちらり、と運転中のジヒョク君の横顔を見た。

私は自分の心臓が心配になった。



Part2へ続く・・・