「ファーストペンギン」知ってしまったシビアな現実 | 絵本をこころのとまり木に♪司書が伝える絵本とおとなの素敵な関係

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毎日の生活に追われ自分を大切にすること忘れていませんか?
ゆっくりと話を聴いてくれる人に、ふっと開いた絵本のページに、心が休まることないでしょうか。大人にも絵本の魅力を伝えたい。
とまり木で羽を休めるように心緩めに立ち寄ってください


12月に入り年末の足音も聞こえてくる頃となりましたね。


こんばんは。

絵本セラピスト®️⭐️みっちゃんです(*^_^*)



今朝ほど公共図書館の方から、丁寧なお礼メールが届きました。



絵本セラピストとして携った動物イベント展示開催の無事終了と、どうぶつクイズに参加した子どもたちが、なんと!300人を越えた

という嬉しいお知らせです!



「頑張って作った甲斐があった〜!」

「子どもたちの動物愛、サイコー!」


もう、ホントに嘘偽りのない思いです❣️


一日限りの対面イベントでは集められないこの人数。



コロナ禍で方向転換して行ったからこその参加人数です💕



不便になった事も多いようで、意外なメリットもいろいろ気づいた一年でした。




さてさて、そんな素敵な思い出になったこの動物展示イベント。




たくさんの動物を調べるために、たくさんの生態図鑑や本を手に取りました。




実はブログを読んでくださるみなさんに、どーしても書きたかったことがあるのです。



どこかでお聞きになったこと、一度はありませんか?



「ファーストペンギン」🐧🐧という言葉。




そう、よくビジネスの場面で引き合いに出されますよね。



特定のリーダーがいないペンギン集団を導く“海に飛び込む最初の1羽”❗️



自分を信じリスクをとってチャンスを掴むため、氷の上から最初に飛び込むチャレンジャーペンギン!



リスクはもちろん、海の中には天敵のシャチやセイウチが居て食べられる危険。



チャンスはもちろん、敵がいなければどの仲間よりも最も多くの餌を得られること。



特定のリーダーがいないペンギン集団は、群れに何らかの危険が迫った時いち早く察知した1羽の後に続くことで、まわりもいっしょに難を逃れるといいます。



強いボスやリーダーではなく、“最初の1羽”に従うのが彼らの集団行動の特徴なのだとか。



で、わたしずっと思ってました。

危険を顧みない勇気ある姿だと…。



でもね、この本読んだらね。





海に飛び込むのは「自ら進んで」ではなくて、どーやら仲間から「蹴り落とされる」らしいのです

 (笑)


えっ!けっ…蹴り落とされる⁉︎



「ある種のペンギンは氷の上から海に飛び込む際、最初に仲間の一匹を蹴り落とす。



蹴り落としたペンギンが無事に浮かび上がってくれば、みな安心して海に入る。



これは、少数の個体を犠牲にすることで、大多数のペンギンという種を守るための本能だと考えられている。



蹴り落とされるのは、決まって海に1番近い先頭集団のペンギンである」


(本文p16-18より)



なーんだか今までのわたしの中の解釈がビミョーに変わってきたぞ(笑)



それにね、一匹で信用出来ないときは二匹目、三匹目と犠牲者をだして危険度の様子を見るらしい。



安心を得るためとはいえ、怖すぎるわw

南極大陸のペンギンさん🐧



まぁ、自らか仲間の裏切りか、真実はどちらにとそこはまたゆっくりと生態図鑑でも紐解きながら調べるとして。



時代を切り開くのは、いつだって先頭を歩く者



と挑戦者をファーストペンギンと例えるのは確かなこと。



そしてこの本はこんな面白く意外な動物の生態が満載。しかも漫画で読みやすい!



真に迫った動物さんたちの顔も笑えるし、読んでてホント面白かったです。



この本からクイズ考えるヒント💡もたくさんもらいました。



よく知っているはずの動物さんたちの、実はよくは知られていない意外な生態。



時によい師匠として。

時に反面教師として。



人間の生き方につなげて書かれているところが絶妙な魅力です。



年末のお休み、コタツのお供の一冊にいかがでしょうか (^◇^)






どうぶつイベント展示の記事はこちら

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https://ameblo.jp/milky-sr/entry-12635678369.html