過去記事
キャスト
倉持岳志(木村拓哉):第一次南極観測隊、犬ぞり担当。戦争で妻を亡くす。
高岡美雪(綾瀬はるか):倉持の義理の妹。小学校の教師。倉持に好意を抱いている。
<第一次南極観測隊・第一次越冬隊>
白崎優(柴田恭兵):南極観測の総責任者
星野英太郎(香川照之):隊長
氷室晴彦(堺雅人):気象観測担当
内海典章(緒形直人):報道・庶務担当
鮫島直人(寺島進):機械担当
犬塚夏男(山本裕典):犬ぞり担当
横峰新吉(吉沢悠):通信担当
船木幾蔵(岡田義徳)嵐山肇(川村陽介):設営担当
谷健之助(志賀廣太郎):医療担当
山里万平(ドロンズ石本)調理担当
古館智大(山本學)北海道大学教授。樺太犬研究の第一人者。
古館綾子(木村多江)遥香(芦田愛菜)亮(井上瑞稀):樺太犬のリキを飼っている。
倉持の父(渡瀬恒彦):倉持岳志の父。南極の地に立った「白瀬探検隊」の乗組員だった。
鮫島純子(加藤貴子):鮫島直人の妻。
横峰奈緒美(さくら):横峰新吉の妻。
犬塚美津子(大野いと):犬塚夏男の妹。
10話(最終回) ストーリー
第三次南極観測隊を乗せた宗谷は、暴風圏の揺れをなんとか耐え、南極圏に突入する。
以前の失敗をふまえ、宗谷で大陸に近づくと同時に、セスナで機材の運び込みを行う事にする。
セスナを飛ばせる距離まで近づいたら、倉持が偵察を兼ねて昭和基地に先行して上陸する事になる。
ブリザードと分厚い氷に阻まれてなかなか大陸に近づけず苦戦するが、白崎はギリギリの距離ではあったが、セスナを飛ばす決断をする。
その頃、リキが力尽きて動けなくなり、タロとジロは2頭で行動していた。
リキは最後の力を振り絞って昭和基地までたどり着き、基地目前で動けなくなり、ブリザードに襲われる。
倉持はセスナで昭和基地に向かう。
犬たちが繋がれていた場所に駆け寄り、犬たちの名札を頼りに地面の雪を掘り返す。
首輪だけ残されているものもあれば、遺体が埋まっているものもあった。
基地の近くで雪に埋もれていたリキを見つけるが、息を引き取った後だった。
リキの体がまだ温かかった事から直前まで生きていた事を知り、早く戻って来れなかった事を謝る。
昭和基地は一部損傷してるものの、修理すれば越冬可能な状態だった。
倉持から8頭も亡くなっていたと知らされ、宗谷には悲しみが広がった。
日本で連絡を待っていた第一次越冬隊員らはショックを受け、古館家はリキの死に涙した。
倉持自身も、覚悟をして南極へ来たものの、現実を目の当たりにして衝撃を受けていた。
樺太犬の遺体を掘り起こして布をかけ、表札と首輪を置く作業をしていた倉持は、地平線の彼方に2頭の犬を見つける。
タロとジロだと気付いて慌ててかけ出す倉持。
最初、タロもジロも警戒して近づこうとしなかったが、倉持だと気付いて駆け寄って来る。
倉持はタロジロを抱きしめた。
タロとジロが生きていたというニュースは日本中を駆け巡った。
星野たち第一次観測隊員はタロとジロの生存を喜ぶが、それと同時に他の犬は生きていない可能性が高いと感じていた。
星野は、必死に南極を生きた犬たちのためにも、これからしっかりと生きて行こうとみんなを励ました。
倉持はみんなを代表し、8頭の遺体を海に流して埋葬する。
首輪を振りほどこうとして首が血だらけになっていた遺体を見て、最後の最後まで必死に生きようとしていた事に気付かされる。
無線で宗谷と連絡を取り合い、みんなで敬礼をし犬たちを見送った。
みんな戦後という時代を、日本の明日を信じて必死に生きていた。
美雪は生徒たちと向き合い、星野は教壇に立ち、内海や他の第一次観測隊員はそれぞれ仕事に一生懸命だった。
犬塚は南極でのオーロラ観測を夢見て、理学博士となった。
氷室は国会で南極観測の大切さを訴え、南極条約の締結にこぎつけた。
1年間の越冬観測を終えて帰国した倉持を、美雪が出迎える。
現在、第五十二次南極観測隊が越冬中であり、南極観測の歴史は受け継がれている。
~おわり~
10話(最終回) 感想
ここ数話ずっと、犬たちの様子を頻繁に入れてきてたのが気になったけど、最終回は回想する場面が多すぎて気になりすぎた(・ε・)
犬たちを掘り返す時も、ノートを見返す時も、埋葬する時も、ひたすら回想の嵐!
しつこーい!
倉持がタロ・ジロと再会する場面がさ、全体的に不自然すぎてツッコミどころ満載だった。
お互いが近づいてから抱きつくまで、いくらなんでも長すぎっしょ!
倉持が投げた手袋のにおいをかいで、タロジロは倉持だと気付いて駆け寄った事になってるけど、犬って鼻がいいから近づいた時点でにおいわかってるのではないだろうか・・・。
極めつけは、手袋のにおいで倉持だと気付いて、タロジロが駆け寄る場面。
手袋を投げた時は数メートルしか離れてなかったのに、抱きつこうとタロジロがかけよる場面ではもっと離れた場所から走ってきてたし(笑)
感動的な場面にもかかわらず、うっかり笑っちゃった(^▽^;)
とかさんざんつっこんじゃったけど、リキの最後の場面はすごく悲しかった。
だって明日セスナを飛ばそうって時に死んじゃうんだもん。
しかも動けないくらい弱ってるのに、這うようにして昭和基地まで戻って来るなんて。
思い出の詰まった昭和基地を目の前に、リキが泣いてるみたいな演出で、ありえないってわかってるんだけど涙がぁぁ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
あともう少し頑張れば倉持が迎えに来たのに!って。
ってか最後のテロップ見て知ったんだけど、南極観測って現在進行形なんだね。
そこにビックリしてしまった!
第五十二次って、そりゃすごい歴史だわ。