一日目 新宿
高速バスに乗って新宿についたのは、ほとんど夜だった。O氏からビーチサンダルを探すよう司令を受けた僕は、新宿駅付近をくまなく探したが、一向に見つかる気配はなかった。いかんせん季節外れだった。そこで僕は百均へ足を運んだ。百均ならだいたいなんでも売ってるだろう。さらにあわよくば、そこで手に入れたビーチサンダルを2000円くらいで売りつければ大儲けだと考えた。しかし現実はそう甘くない。百均にはスリッパしか売っていなかった。さすがのO氏もスリッパとビーチサンダルの見分けぐらいはつくだろう。買うことを諦めた。
その後、O氏と合流した。O氏はいつもと変わらぬ笑顔を僕に見せてくれた。素敵な笑顔だ。僕がホモだったらO氏に惚れていたことだろう。また驚くことに、なんとO氏はビーチサンダルを見つけてみせたのだ。僕も緑色の可愛いらしいビーチサンダルを買うことにした。これを後悔するのは翌日のことである。
なんとかというラーメン屋で塩麹つけ麺を食べた。何が塩麹なのか分からなかったが、まぁ美味しかった。
そしていざ夜行バスに乗り出発の時である。もともと姫路までの予定で予約していたバスだったが、岡山まで行けるということなので、お願いした。ラッキーだぜ。僕らはバスのりばで出発の時刻を待った。と、ここで、O氏が僕に言うのだ。「ちょっとうんこしてくる」僕は不安に駆られながらもそれを止めることができなかった。O氏は軽く駆け足で新宿の闇の中へ消えていった。そして、僕の不安は現実のものとなってしまう。乗務員から乗車のアナウンスがあったのだ。O氏はまだ戻ってこない。とりあえず、O氏の荷物をトランクの中へ入れてもらった上で、O氏に場所が分かるよう外で待ってることにした。もし、出発の時刻になっても帰って来なかったらどうしよう。バスを遅らせてしまうのか。それとも僕らは置いて行かれ・・・あ、O氏だ。O氏が見えた。帰ってきた。良かった、なんとか間に合ったようだ。僕はO氏に手を振った。O氏は急ぐ素振りも見せず、すまし顔で戻ってきた。なんてクールなナイスガイなんだ。僕がホモだったらO氏に惚れていたことだろう。
僕らはバスに乗り込んだ。僕にとっては初めての夜行バスだ。胸が高鳴る。ふふふ。なかなか空気が悪いな。気持ち悪い。う~ん。外の景色が見たい。窓は全てカーテンで閉められている。なんか窮屈だ。となりの人がいびきをかきはじめた。夜行バスの洗礼というわけか。それだけじゃない。斜め前の人から無駄な香水の匂いがする。気持ち悪い。いくつかサービスエリアでの休憩を経て、僕が悪夢から目覚めた時、そこは岡山駅だった。
高速バスに乗って新宿についたのは、ほとんど夜だった。O氏からビーチサンダルを探すよう司令を受けた僕は、新宿駅付近をくまなく探したが、一向に見つかる気配はなかった。いかんせん季節外れだった。そこで僕は百均へ足を運んだ。百均ならだいたいなんでも売ってるだろう。さらにあわよくば、そこで手に入れたビーチサンダルを2000円くらいで売りつければ大儲けだと考えた。しかし現実はそう甘くない。百均にはスリッパしか売っていなかった。さすがのO氏もスリッパとビーチサンダルの見分けぐらいはつくだろう。買うことを諦めた。
その後、O氏と合流した。O氏はいつもと変わらぬ笑顔を僕に見せてくれた。素敵な笑顔だ。僕がホモだったらO氏に惚れていたことだろう。また驚くことに、なんとO氏はビーチサンダルを見つけてみせたのだ。僕も緑色の可愛いらしいビーチサンダルを買うことにした。これを後悔するのは翌日のことである。
なんとかというラーメン屋で塩麹つけ麺を食べた。何が塩麹なのか分からなかったが、まぁ美味しかった。
そしていざ夜行バスに乗り出発の時である。もともと姫路までの予定で予約していたバスだったが、岡山まで行けるということなので、お願いした。ラッキーだぜ。僕らはバスのりばで出発の時刻を待った。と、ここで、O氏が僕に言うのだ。「ちょっとうんこしてくる」僕は不安に駆られながらもそれを止めることができなかった。O氏は軽く駆け足で新宿の闇の中へ消えていった。そして、僕の不安は現実のものとなってしまう。乗務員から乗車のアナウンスがあったのだ。O氏はまだ戻ってこない。とりあえず、O氏の荷物をトランクの中へ入れてもらった上で、O氏に場所が分かるよう外で待ってることにした。もし、出発の時刻になっても帰って来なかったらどうしよう。バスを遅らせてしまうのか。それとも僕らは置いて行かれ・・・あ、O氏だ。O氏が見えた。帰ってきた。良かった、なんとか間に合ったようだ。僕はO氏に手を振った。O氏は急ぐ素振りも見せず、すまし顔で戻ってきた。なんてクールなナイスガイなんだ。僕がホモだったらO氏に惚れていたことだろう。
僕らはバスに乗り込んだ。僕にとっては初めての夜行バスだ。胸が高鳴る。ふふふ。なかなか空気が悪いな。気持ち悪い。う~ん。外の景色が見たい。窓は全てカーテンで閉められている。なんか窮屈だ。となりの人がいびきをかきはじめた。夜行バスの洗礼というわけか。それだけじゃない。斜め前の人から無駄な香水の匂いがする。気持ち悪い。いくつかサービスエリアでの休憩を経て、僕が悪夢から目覚めた時、そこは岡山駅だった。
