あれは確か2003年の6月のことでした。
ある日曜日、私とフウちゃんはコッツウォルズに行く予定を立てていました。
ロンドンから日帰りで行くことができる、昔ながらのイギリスの村をめぐるバスツアーで。
私たちは、日本の旅行会社が企画している日帰りパッケージツアーに参加することにしました
普段ロンドンで生活していた私たちは、イギリスにいる間に”イギリスらしい村”を経験してみたかったのです。
コッツウォルズに向かうバスは、Victoriaステーションの裏口から出発することになっています。
当時、私はPimlicoに住んでいて、その乗り場まではなんと直線で徒歩5分の距離!
朝8時半出発のツアーで、出発の10分前には集合!ということだったので・・・
7時起床、8時10分くらいにフラットを出たら完璧!と思っていた私
そして迎えた日帰りバスツアー当日の朝
早朝から私の携帯電話が鳴り響きます。
寝ぼけながら電話に出てみると・・・
「Miwaさん!もう8時20分だよ!もう皆集合しているよ!!」
その電話はフウちゃんからでした。
時計を見ると・・・ほ、本当だ~!!もう8時20分だよ~
ツアーバスがあと10分で出発してしまう~。。。
寝過ごした!ど、どうしよう~。。。
とりあえず急ごう
私は服だけ着替え、そのままフラットを飛び出しました。
そして集合場所までダッシュ!!
そして、なんとかバスの出発する5分前に到着したのでした
フウちゃんは・・・
もう今日は無理だと半ば諦めていたらしく、私が間に合ったのでビックリしていました
で、バスが出発してからバスの洗面所で化粧をして、やっと落ち着いて席に着いたら。。。
ドライバーさんが日本人バスガイドさんに何か伝えています。
そしてガイドさんがマイクを手にして、言いにくそうに私たちに伝えました。。。
「このバスのお手洗いは、水タンクの容量が限られています。2、3回水を流すといっぱいになり、途中で捨てないといけないので、あんまり使用しないで下さい。」
って。。。
それって、さっきまでずっと洗面所を占領していた私に向けられた言葉ですよね
きゃ~!そうとは知らずに占領してすみませんでした
(でも日本でもよく長距離バスを利用していましたが、そんな注意事項を言われたことはなかったですけどね。)
数時間後、目的地のコッツウォルズに到着した私たち
イギリスにしては、とってもいいお天気でまさにone day trip日和だったのですが
朝寝坊をした私の頭は一日中ぼ~としっぱなし。。。
写真もたくさん撮ったのですが・・・
その日の写真を今見ると、なんだか異常に眠たそうな私がコッツウォルズの綺麗な景色や村々の家の前でぼ~と立っております。
集合場所が近いからと言って油断してしまった私の『やってしまった!』日の思い出話でした
*コッツウォルズについて*
バイブリーやカッスルクーム、ボートン・オン・ザ・ウォーターなどのいくつかの村からなっている地方の名称で、
とてものどかな田園風景が広がっており、心癒される場所でした。
ちなみにバイブリーは「イギリスで最も美しい村」、カッスルクームは「イギリスで最も古い村」といわれているそうです。
驚いたことに、一部の家々の入り口はとても小さく、ガイドさんによると、大昔、この地方のイギリス人たちは小さい人々だったらしいのです。
今の背の高いイギリス人たちからはとても想像ができないので不思議ですね。