さよならトーマス | 詩的大和

詩的大和

笑顔の中心に世界を叫ぶ

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トーマスが去ってゆく
いつかは来ると思ってたけど
この日がきた

彼は精一杯はたらいた
子供たちを喜ばした
そしてついにこの日がきた

ああ天と地の境目よ
はなたれ小僧のいさかい女よ
この現実をすくい投げよ

だけどトーマスは本当に幸せだった
来る日も来る日も働いて
汗もかかず血も流せず

雨の日も風の日も
屋上は地獄にも天国にもなりえ
線路は錆び付き列車は滞り

夏は太陽が照りつけ
冬は雪が振り付け
それでもトーマスは走り続けた

お客さんがいなかろうが
彼は前進した
空虚にエンジンが回り続け

さらに塗装は剥げ
基盤が壊れて、音も出なくなり
体を揺らして最後のため息をもらす

いつだって言葉はまやかし
あなたとトーマスとは
車輪のように回り続ける関係

ああトーマスお前もか
死にかけの笑顔で去ってゆく
星々と悲しみと子供たちに思い出を残して