2017 AFCチャンピオンズリーグ

予選グループG 第6節
川崎 4-0 イースタンSC(香港)


【得点者】
[川崎]
28分 ハイネル
45分 谷口 彰悟
49分 長谷川 竜也
53分 奈良 竜樹

 

【川崎フロンターレ】2017年05月09日 川崎2点目(谷口彰悟)

 

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川崎が勝ち、広州対水原の結果が2-2の引き分けに終わったので、川崎と広州が勝ち点10で並びました。こういう場合、ACLでは当該チーム同士の対戦成績で上位のチームを決定します。なんでかっていうと、10年くらい前までのACLには東南アジアのチームがちょいちょい出場していましたが、力量差があるために2桁得点試合が普通にあったりしたんですね。例えば2006年の「ガンバ大阪 15-0 ダナン(ベトナム)」とか。こうなるとこのチームからとにかくたくさん点を取ったところが勝ち上がりっていう運任せになってしまう(そして実際には無かったけど八百長も起きやすい環境になる)ので、当該チーム間の結果を見ることになったようです。

 

今回はどうだったかというと

2017年3月14日(火) AWAY 広州 1-1 川崎

2017年4月12日(水) HOME 川崎 0-0 広州

で、2分け得失点差0ながらアウェイゴールが効いて川崎が上位となったのです。

 

つまり、アウェイ広州戦アディショナルタイムのあの「ダブル・ハンド」からのPK得点がもろにこの結果に反映されたという訳です。

 

シーズン開幕当初は戦い方が安定せず勝ち切れない試合が続いていました。それでも粘り強く戦って気が付けばグループステージを首位通過です。アウェイのイースタン戦も然り、負けないことが如何に大事か。鬼木監督の新人監督とは思えない大胆かつ繊細かつ計算され尽くした采配も見逃せません。

 

鬼木監督が守備のことを強く言っていたため、選手たちの頭がそちらに偏り気味だった時期もありました。しかし先日の新潟戦と合わせてこれで7得点0失点。いろいろ整理され、立て直し、怪我人も戻りつつあり。この先が本当に楽しみになって来ました。

 

心配なのはディフェンスライン、特に車屋、谷口あたりが出ずっぱりで疲れが見え隠れすること。調子が良い今だからこそ、少し休ませてあげたいんですが…どうするんだろう。

 

ラウンド16の対戦相手は明日の鹿島対ムアントン(タイ)の結果次第となります。鹿島が勝った場合は鹿島が1位突破となるのでムアントンに、ムアントンが勝つか引き分けると鹿島が相手となります。

 

なにはともあれ、とりあえず突破できて良かった!