2011年 J1リーグ 第22節(万博記念競技場)
ガンバ大阪 6-3 川崎フロンターレ

得点
17分[G大]平井 将生
28分[G大]キム スンヨン
30分[川]矢島 卓郎
40分[川]中村 憲剛
45+3分[川]山瀬 功治
47分[G大]ラフィーニャ
78分[G大]明神 智和
88分[G大]ラフィーニャ
90+2分[G大]ラフィーニャ

GK練習開始


フィールドプレーヤー練習開始


選手紹介


川崎市民の歌~試合開始


アディショナルタイム



強くなる一方の雨をポンチョも着ずに打たれながら考えていました。


このチーム、絶対に強くなる。



私は中学生の時にラグビーをやってました。

なんでいきなりお前の思い出話が始まるのかって?
まあいいからちょっとお付き合いください。

私は中学生の時にラグビーをやってました。
その学校は私立高校の付属で・・・

って面倒くさい。国学院久我山中学だったんですけどね。
私は久我山中学創立2期生。つまり、中学の先輩は1学年しかいなかったわけです。そんな状況で入部したラグビー部。当然部員は1、2年生だけで、合わせても30人くらい。1年生だけだった前年は大会に出ておらず、私たちが入学してから初めていろいろな大会に参加しました。

結果は惨敗を通り越して全敗。

まあ、悔しかったですね。下手に「久我山」なんて言う大きな看板を背負っていて、教えてくれてるのも久我山高校のラグビー部員で(監督もちゃんといましたけど)。もしかしたらちょっと自意識過剰というか、世間を甘く見ていたんでしょうね。「1年目からやったるでー」なんて意気揚々と乗り込んでいったら、見事に鼻をへし折られてしまいましたわ。

そんな状況でも父兄たちは応援に来てくれて、それでも勝てなくて。悔しくて悔しくて試合から帰って来てもそのまま何も言わずに布団に直行したこともありました。


2年目の大会初戦。どこの中学だったかは忘れてしまいましたが、対戦相手の連中がこれ見よがしに大きな声で挑発してくるのが聞こえてきました。

「去年、全敗だったらしいぜ」
「久我山なのにな」

キャプテンは「怒るな、挑発に乗るな」となだめていました。

結果、爆勝。

1年目の全敗という結果は、2年目は「全勝」になりました。まあそれは都大会の話であって、関東大会に行ったら2回戦くらいで茨城の某中学に負けちゃったんですけどね。ただ、1年目の悔しい結果を忘れなかったことが2年目の成績に繋がったのだと思っています。


で。

私は強くなる一方の雨をポンチョも着ずに打たれながら考えていました。


このチーム、絶対に強くなる。


今、クラブは凄く苦しい状況です。リーグ戦5連敗なんて、クラブの歴史上(J1でダントツ最下位だった2000年も含めて)初めてのことだそうです。そりゃ、怒りたくなる気持ちも分かります。

でも今、クラブは転換期を迎えているんです。2004年から指揮を執ってきた関塚さん、そしてその後を継いだ高畠さん。その流れを否定はしませんと言うか、チームを強くしてくれてとても有り難い気持ちではあるのですが、ただそれでもタイトルに届かなかったことは事実な訳で。

そこで指名された相馬さんは、とっても難しい時期に難しいポジションにチャレンジしてくれていると思っています。

そもそも私は、エントリを遡っていただけると分かるかと思いますが、相馬さんの監督就任には若干の否定派でした。もう1年は高畠さんで繋いで、相馬さんにはゼルビアで経験を積んでもらって、その後に交代でも良いだろうと。でもクラブはそうしなかった。いろいろなしがらみや思惑があった中での監督交代となったのだと思います。ならば、クラブがそう決断したのならば支持しましょう、と。

クラブだって「目標はタイトル」と言っていますが、Jリーグが新人監督を起用していきなり優勝できるほど甘いリーグだとは思っていないはずです。ピクシーは何年目で優勝しましたか?木村和司は今年優勝争いをしていますが、何年目ですか?

監督交代?絶対に有り得ない。Jで1年目の監督をそんなに簡単に切ってしまったら、もう誰も監督を引き受けてくれなくなりますよ。
ブラジル人補強?短絡的に上位を目指すのであればそれもありかもしれませんが、世界の経済状況、クラブの懐事情、そして震災、原発をめぐる海外での報道。いろんな要素が組み合わさってなかなか難しい状況にあることも理解できます。私は「今年はこのままで行って、足らなかった部分をオフに補った上で相馬体制2年目を迎える」というプランで良いとTwitterでも発言した覚えがあります。その考えは今でも変わっていません。ま、現実的にウインドウがが閉まってしまったのでこれからの補強は無理なんですけどね。


そりゃね、クラブは強い方が楽しいしってのは当たり前なんですけど。楽しいことだけ受け入れて、ちょっと辛いことがあったら離れてしまうのは違うと思います。もしあなたが「サポーター」であるならば、今こそ大きな声を出して選手たちの後押しをする時なのではありませんか?


結果だけを見たら確かに6失点の負け試合です。しかし前半30分からの18分間、選手たちはものすごい力を見せてくれました。これぞ川崎のサッカー。あの姿を見ても、まだ選手を腐すのですか?

私にはそんなことは出来ないです。あの勇気が、あの闘志があれば、絶対にこの危機を乗り越えられる。そしてこの壁を乗り越えた先には、きっと新しく逞しい「川崎フロンターレ」が待っていると思います。


今、本当に必要なものは何ですか?


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