オトメン的なHappy Life♪ -37ページ目

オトメン的なHappy Life♪

スイーツ作り、手芸、料理に家事と、かわいいものには目がない日本男児の硬派なブログです!

2012.1.9.06:00

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り15時間

適度な睡眠を終え、朝一の温泉につかる。

湯につかりながら、任務の整理を行うことにする。

我々には今、書類(スタンプラリー)を手にしており、

そこに書いてあるイラストの名所や、食事、写真を撮ることがまず任務である。

その地を巡ることで、スタンプを貰えるようであり、集めていかなければならない。

そして、このボーグイという物の情報を知ることが重要な目的のようだ。


昨晩、罠にかけられたコンビニのこともあり、

このボーグイとはよほど重要な情報なのだろう。


危険な任務だが、相方の陽浜とともに遂行する必要がある。

我々エージェントにとって、任務こそが第一なのだから。


○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● 8:00 残り13時間

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朝食を終え、再び出発することにした。

赤いノボリのあるコンビニに向い、もう一度ボーグイについて問いたださなければならない。


そう、今度は我々の得意な方法で・・・・



コンビニの前に到着する。

ちょうど良く、昨日の夜に我々を罠にはめた店員が外にゴミ捨てにくるではないか。

陽浜と私は二手にわかれ、前から私で後ろから陽浜という形をとることにした。

私:「よう」

仕事に従事する店員に声をかけると、

店員:「いらっしゃいま・・・」

と言いかけ、驚いた表情をする。

店員:「なぜここに・・・」

そう言い終わるのを待たずに、後ろから陽浜が首を取り銃を突きつける。

私:「さあ、本当のことを言ってもらおうか。さもないと・・・」



どうやら店員の彼も同業者なのか、我々が脅しではないことを悟ったようだ。

店内に戻り、レジの裏から書類を取り出す。

どうやら地図と写真のようだ。



店員:「ボーグイはここだ・・・」

陽浜:「これはなんだ?」

店員:「さあな、詳しくは知らない。これがボーグイだということしか」


これ以上は聞いても無駄なようで、我々はその地図の先に向うことにした。

その先に何が待っているのか・・・

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り時間12時間

2012.1.9.09:00

ここか・・・

人里離れたその場所に、それはあった。



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「ボーグイ」

そうか、これだったのか・・・

そこにあったのは、石碑のようだ。

記されている内容を読むと、

「明治から大正にかけ、この村の経済を支えた柱の一つに海運業があった。その帆船は最盛時には30数隻にのぼり、荒天の時など、これら棒杭に繋留したものである。今もこの半島には、20本近い棒杭が昔の姿のままに、土地の発展を見守っている」



なるほど・・・しかしこれが何なのだろうか・・・

ん?


棒杭・・・

ぼうぐい・・・

ボー・・・・




そうか!!

ボーグイか!!!!!

まさに海の町にふさわしい・・・

このシラハマになくてはならないものではないか。

しかし喜びもつかの間、


「パチパチパチ、おめでとうお二人さん・・・」


人気のいないはずが、ボーグイの後ろから、中年男性が手を叩きながらやってきた。

今までどこに隠れていたのだ・・・

その中年男性から衝撃の一言。


男性「まだ、終わりではないんだよ」

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り11時間

2012.1.9.10:00

私たちが向けている銃の先で、たくらんでいるように笑う男がひとり。

男性:「おいおい、いきなり撃たないでくれよ。まずは話を聞いてからにしろ。」

なかなか一筋縄では終わらせてもらえないようだ。

男性:「よくボーグイの秘密を発見できたな。しかし、まだ終わりじゃない。その書類を見てみろ。

スタンプが増えてきているはずだ・・・まだ気づかないか?このマス目の形をみて・・・」

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マス目の形・・・?

縦に7マス、横に7マス・・・



ただスタンプを押すだけではないのか・・・?



横にいた陽浜がつぶやく。

陽浜:「・・・・ビンゴ」


ハッとした。

そうか、これはビンゴなのだ。宴会や二次会で活躍する、縦横ななめのラインを揃える・・・

定番ゲーム・・・

その名も・・・



「ビンゴ」



よく見ると我々のスタンプではまだリーチすらできていない・・・

しまった・・・そういうことなら、もっと計画的に名所を回ったはずなのに。

男性:「ようやくそこに気がついたようだな・・・

そう、これにはスタンプラリーとは別に、ビンゴという別の顔があったんだよ」


震える手を押さえながら・・・今からビンゴを揃えることができるのか・・・

そう自分に問いただすのだった。

男性:「さあ、急げ!任務完了までの残り時間は少ない。見事任務を遂行してくるのだ!」


ボーグイを後にして、次の目的地を急ぐ。

すぐさま、書類に目を通し、今後の行程を決めることにした。

まだリーチにもなってもらず、残りの時間でビンゴのラインを揃えようとするなら、

次の目的地をクリアしなければならない。

①三段壁へ行く

②シラハマでランチを食べる

③エネルギーランドに行く。

④パンダバスを発見する。

どれも厳しい行程ばかりだ・・・全部を見て回る・・・

いや、やらねばならないのだ・・・エージェントとして。


焦る気持ちを抑えながら、我々は出発した。

最初の目的地・・・三段壁へ。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り10時間

2012.1.9.11:00

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絶景とはこのことである。

好天気に恵まれ、果てしない水平線を眺める。

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高さ50mもある大岩壁で、まさに断崖絶壁といえるだろう。

ここが「三段壁」

観光もそこそこに、その場を離れる。我々には任務があるのだから・・・



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その道中で温泉卵をいただく。


○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●12:00 残り時間9時間

よし、次はランチだ!

素早い指さばきで昼食先を検索し、スタンプを押してもらえる食事処を見つける。

「レストランビスコ」

厳選食材を使い、神戸の味を伝える老舗洋食店ということで、

こだわりつくした洋食をいただくことができた。

ランチメニューでは、メインも美味しいが特にサラダが最高であった。

地元の常連客も多いようで、店の雰囲気もオープンキッチンでとてもアットホームなレストランであった。


一瞬のことだったが、我々の書類を目にしたマスターは、

一言・・・

「頑張りな・・・」

そうか、このマスターも同業者だったのだろうか・・・

会話することもなく、そう感じてしまった。

おそらく凄腕のエージェントだったのでは・・・

心の中でアツく敬礼させてもらった。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●13:00 

急げ!確実にゴールは近づいている。

エネルギーランドに行かなくては。

気持ちは焦っていたが、慎重に車を走らせていく。




すると、

突然運転中に、横にいた陽浜が叫ぶ。

陽浜:「あ!!」

何事かと横を見ると、すでに陽浜は信じられないスピードでカメラを構えていた。


そう、前方から近づいてくるのである。


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陽浜:「・・・・・パンダバス」

いた。

確かに通り過ぎた。


なかなか見れないと思いますが、走っています。

そういったしらすなの女性の言葉を思い出す。

奇跡が起きた。

そして、通り過ぎることなく、見事にバスをカメラに収めた陽浜に感謝したい。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●14:00 残り7時間

2012.1.9.14:00

我々はパンダバスとの遭遇という奇跡をつかみ取った。

これで任務終了にリーチではないか。

そう、最後の目的地・・・

ここを制覇すれば、今回の任務は終了だ。

ここが・・・

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そう白浜エネルギーランドである。

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最後の目的地にきた感動と、これから始まる最後の戦いに向け、気を引き締めるのであった。
2012.1.8.16:00.


「いいですか、しらすなですよ!しらすな」

ホテルでの有力情報を手がかりに、我々は「しらすな」に向う。

ちいさな事務所のしらすなは、ホテルから歩いてすぐのところにあった。

極秘任務のため、詳しい場所は後ほど報告させてもらう。



我々が中に入ると、来客はないようで、二人の女性が椅子に座っていた。

ひとりは若い女性、もうひとりは中年の女性のようだ。

「いらっしゃい」

受付に向い、私が話しかけようとすると、



中年の女性が、

「あらあら、そうね何も言わなくていいわ。この業界が長いと、わかるもんよ。

 同業者の匂いとか、風貌とかでね。用件はわかっているわ」




優しい表情をしたこの女性も、おそらく同じ業界の人なのだろう。

確かに我々と同じオーラのような物を感じる。



横にいた若い女性が


「スタンプを押します。」


なるほど、こういうシステムなのだ。我々が巡った名所の写真を見せると、

マス目に描いてある絵柄にスタンプを押すようである。



陽浜が一言、


「このパンダバスというものは本当に走っているのか?」



確かに、一度も目にしていない。

どうやら目撃し写真に収めると、スタンプを押せるようだ。


若い女性:「走っています。なかなかお目にかかれないと思いますが。

かなりの広い範囲なので。」


なるほど、そのためにも、いかなる時も気を抜いてはいけないのだろう。


海浜:「このボーグイというものは・・・」



中年の女性「それについては教えられないわ。

ひとつ言えることは、ここに書いてあるように『赤色のノボリ』の立っている店で聞くことが重要よ。」



しらすなでいくつかスタンプを押してもらった我々は、その場所を後にして、

1時間ほど散策を再開する。

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○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り28時間

2012.1.8.17:00

散策の途中・・・

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水平線に沈む夕日を目にした。



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美しい夕日に目を奪われ、我々も一瞬、任務のことを忘れてしまう。


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圧倒的な夕日の美しさに、ただただ驚くばかりであった。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り27時間

2012.1.8.18:00

ホテルに戻った我々は、夕食を頂くことにする。

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そう、普通の新婚夫婦を装いながら、

クエ鍋、伊勢エビ、刺身と味わっていく。

夕食後、白良浜で開催されているウィンターイルミネーションにも行かなければならない。

スタンプにもイルミネーションを見に行くと書いてある。

なるほど、季節のイベントも網羅しているようだ。


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○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

2012.1.8.20:00 残り25時間

イルミネーションでの任務を終え、我々は町中を歩くことにした。

そう。




ボーグイの情報を得るために。

赤色のノボリを探す・・・


確かに町中には、色々な色のノボリが店頭に立っているようだ。

私(海浜)も相方(陽浜)も神経を集中して、夜の中を散策していた。

しかし、時間も時間である。

夜20時をすぎると、多くの店は閉まっているではないか。

このままでは、何の情報を得ることができない・・・

焦る私に、遠くを見つめる陽浜の姿が目に止まる。


「・・・・・あれ、赤いノボリ」


この暗闇の中、煌々と輝く光を放つ店がひとつ。

そうか、あの店がある。





コンビニエンスストアである。

なるほど、確かに店の脇の隅にノボリが立っている。

しかも色は探していた赤ではないか。

ようやく近づいた我々だったが、ここでひとつの疑問が・・・


どうやって店員に聞き出すのか。

忙しくレジをしている店員にいきなり訪ねても、

このような重要事項を簡単に話してくれるはずはない。



しばらく店の前で考えた我々は、ある作戦を実行する。

過去に何度も修羅場を経験した我々でも、この動き始める瞬間は特に緊張する。

手に汗握るとはこのことだろう。


しかし、甘いことは言っていられない。命がけの任務であるから。





レジの前で私が差し出した物は・・・

そう、買い物カゴである。

お菓子や飲み物を入れているカゴを差し出し、店員の前に立つことができた。


あくまで自然に、違和感を与えないように。

私:「・・・ボーグイ」

レジで商品を精算している若い店員にそっとつぶやく。

一瞬表情を変えた店員は、何事もなくレジ袋に購入した物を詰め込んでいる。

店員:「・・・こちらへどうぞ」


作戦成功である。

店舗の隅に連れて行かれた我々に、店員は説明する。

店員:「お待ちしてました。あなたが求める物は、今から言うところにあります。」

簡単に道案内をしてもらい、我々は店を出て行く。


ボーグイとは何なのか?

危険な物ではないのか?

見つけるだけで任務完了なのか?


様々な想いが駆け巡る中、店員に教えられた道を二人で歩いていた。



海沿いの道を歩き、真っ暗な人影のない場所に出てきたようだ。

ここに「ボーグイ」はあるのか・・・それとも現れるのか・・・



店員が教えた場所付近にやってくるが、いっこうに何も起こらない。

周囲にそれらしい物もなく、人影も見えないようだ。

嫌な予感がする。

何度も周囲を見渡すが、何もないようだ。

そういえば、あの店員の表情を思い出すと・・・

なにか引っかかる・・・




・・・・しまった。





ハメられたか!?お互いに緊張が走る。


身を低くし、周囲に注意を払う。

まだ何もいないようである。すぐにこの場を離れよう。

音を立てずに、いつ戦闘になっても良いように動いていく。

背中を陽浜に任せ、ゆっくり歩くことにした。

いち早く罠に気づいたおかげで、何事もなくその場を離れることができたようだ。


やはり我々の任務には危険が付きまとうようだ。




なんとかホテルに戻ることができ、

一気に疲れがやってきたようである。



入浴を済ませた後は、すぐに就寝することにした。

明日は必ず、「ボーグイ」の情報を手に入れなければならない。

再度、あのコンビニに行ってみよう。




長い一日を終え、私たちはしばしの休息を取ることにした。


23:00 就寝

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り22時間



2012.1.8 12:00.




車は走る。


すでに3時間ほど経過しただろうか。シラハマはもうすぐだろうか・・

我々は任務のために、道を急ぐのであった。

その手には暗号化された書類(スタンプラリー)


私の横には相方の陽浜が、静かに前方を見据えている。


・・・相変わらず寡黙なやつだ。





ソコ・・・市場だ。


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陽浜の見る方を眺めると、確かにソコに市場があった。


我々は車をとめ、この「とれとれ市場」に情報収集と、腹ごしらえをすることにした。


なるほど。

市場特有のにぎやかさがある。

潮の匂い、多くの魚介類、飛び交う怒声。


我々は情報を手に入れるため、市場内を歩くことにした。





こういった行楽地を歩く際は、我々は一般人の姿を装う必要がある。

エージェントとして当然だろう。

他者から見たら我々二人は、何のことはない。

ただの観光地にきた新婚夫婦にしか見えないだろう。




市場内を歩くと、私たちを呼び止める声がする。

しかし、見渡すがそれらしい人物はいないようだ。

念のため警戒を強め、辺りを気にしていると、



「・・・・おい」

「こっちだ・・・」



確かに聞こえる。

声のする方を見てみると、そこには・・・


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今まさに解体されようとしている「マグロ」ではないか。

警戒しながら近づくと、

マグロ:「驚くのも無理はない。安心しろ。私は協力者だ。

お前達に教える情報がある。それを伝える為にここで待っていたのだが、

なんとか間に合ったようだ

その書類(スタンプラリー)は届いたようだな。では、次は神社に行け。

なぜ神社?理由は聞くな・・・いいな歓喜神社だ」


見事な包丁さばきの職人に、美味しそうな刺身のマグロに解体されていく。



その彼(マグロ)の言葉をもとに、新たな目的地に出発するのであった。



その前に、腹ごしらえのため相方と食事をとることにする。

任務の遂行には食事は重要事項なのである。


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私(海浜)は海鮮丼。

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相方(陽浜)は鉄火丼。

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追加でホタテの醤油焼きを食べ、

都会では食べられない、新鮮な刺身を堪能するのであった。


○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○残り時間 32時間


2012.1.8.13:00.

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海沿いの道路を進み、我々はマグロの彼が残した言葉である、

「歓喜神社に向え」を胸に車を走らせていた。



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入り口には初老の男性が。

老人:「参拝にはまず白浜美術館を通ってくださいね、入場料はひとり500円ですよ」

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なるほどよくできた仕組みである。

白浜美術館から歓喜神社を通っていくのだが、一風変わった神社。

貴重な像や、絵画が多く展示しているようである。

子宝祈願で有名なこの神社。

報告書用にいつくか写真を撮ってはいたが、さすがに載せれないものばかりであった。

奉ってあるものも、とてもありがたいものであるようだ。

立派なご神体(男性のアレやら女性のソレ)が奉ってあるものを見ると、ご利益があるように思えてくる。


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しかし、今回の任務にどう関係してくるのだろうか・・・?

そう思って玄関先に行くと、先ほど入り口で受付をしていた初老の男性が、

ヒマそうに少年野球を眺めていたかと思うと、

私たちを見て、突然するどい目つきになり、



老人:「よくきたな」



なるほど、マグロの言ったことは正しかったようだ。


「話は絵馬とお守りを買ってからだ」


我々は真剣に参拝を行い、子宝祈願のため絵馬とお守りを購入する。

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残念ながらこの絵馬も絵柄がかなりアレなんで、カットさせて頂く。

「お前達に渡した書類は、このシラハマの名所が書いてある」

初老の男性はつぶやく。

「そう、そのマス目にかいてある絵柄がそうだ。」

ふと書類を目にすると、



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なるほど、確かに書いてある。

老人:「暗号解読のヒントだ・・・お前達がこのシラハマの名所や名産を食すると、

その絵柄にスタンプを押してもらえる」

老人:「もちろんこの歓喜神社でもな。そう・・・任務はこれだ。スタンプを集めていけ。

しかし、名所を巡るだけでは駄目だ。この言葉を解読する必要がある。

それは生半可なものでは解読できないと思え・・・・自分の足で身体を使って見つけるんだ。」



私と陽浜は静かにその老人の言葉を待った。



いや、老人は何を発するのか本能的にわかったようだ。




「・・・・ボーグイ」


やはりな。




○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り31時間

2012.1.8.14:00.

そこから先は、ひたすらスポットを巡ることになる。

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打ち寄せる波によってできた海蝕洞が満月の形をしていることから呼ばれている、

「円月島」

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海を一望できる足湯。もちろん用意周到な我々は、

こういうことがあろうかと準備しておいた秘密兵器がある。

どんなピンチがあっても救ってくれるアイテム。

足湯で濡れた足でも問題ない。


そう。ハンドタオルである。

現地で購入するなどもってのほかである。

温泉地にはタオルを・・・我々のエージェントとしての能力の高さを知ることができるだろう。




などなど、可能な限り動き続けるのだ。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り30時間

2012.1.8.15:00.

散策を続けていると、ふと疑問に思った。

同じく陽浜も思ったらしく、

お互い目を合わせてしまう。




このスタンプはどこで押してもらえるのだろうか

名所を回ってきたが、特にそれらしい人物もおらず、スタンプが増えることはなかったのだ。

このままでは、ただの観光になってしまう。

そう思い、我々は今回の任務で利用するホテルへ向うことにした。


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老舗のホテルでおもむきも充分である。

しかし、いざチェックインしてみるが、もちろん誰も我々がエージェントだとは知らない。

そのため、スタンプのことも聞くことができず、部屋まで案内されてしまった。


・・・どうするか・・・

前方で荷物を運ぶ若いスタッフの背中を眺めていた。

スタッフ:「とれとれ市場はどうでしたか?マグロの解体ショーも良かったでしょう」

海浜:「ええ。まあ」

スタッフ:「子宝祈願には歓喜神社ですものね」

海浜:「そうですね」

たわいない会話をしていると、ふと違和感を覚える。



バン!!!


部屋のドアが閉まった瞬間、横にいた相方の陽浜は、

懐から使い慣れた愛銃を目にも留まらぬ早さで、

そのスタッフのこめかみに突きつける。

驚いた表情で若いスタッフは、

「ちょ、ちょっとなにするんですか!?」

すでに陽浜によって、身体を羽交い締めにされていたが、必死で声を上げている。




陽浜:「なぜ、私たちの旅の行程を知っている?」

冷たい目で陽浜はスタッフを睨みつける。

陽浜:「貴方は、私たちがどこに言ったか知らないはずだ。」


そうか先ほどの違和感はこのことだったのか。

確かに、とれとれ市場~歓喜神社に行ったという話は出ていないのに、

この若いスタッフはペラペラ話していた。

それを知っているということは、我々の味方か、もしくは敵ということになる。

スタッフ:「あちゃ~~やっちゃいました~俺としたことが初歩的なミスでしたね~。

さすが名高いエージェント2人組です。」

海浜:「おい。敵か味方か答えろ。あいにく会話を楽しんでいる時間はない」
     
スタッフ「わ、わかりましたって。離してくださいよ、味方です、味方。」

陽浜の銃はまだ彼に向けられたままである。



この若いスタッフの話によると、スタンプの押し方を教えてくれるとのことだった。



スタッフ「・・・・・ということで、スタンプは名所に行った証明(写真とか)ができれば、

ホテルやのぼりが立っている店舗に行けば押してもらえるってわけです」

「とにかく、この『しらすな』ってとこに最初は行って下さいね。

ここは事務所になっているんで、詳しい話が聞けるはずです。しらすなですよ!」



彼にもいくつかスタンプを押してもらい、私たちは次の目的地に向うのであった。

我々はゴールに近づいているのだろうか・・・?



○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●残り29時間