近代ブラジル芸術史とショーロの交差点 終演② | AMO O BRASIL 碩 ゆかりフルート日記

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日系三世の生徒さんにフルートを教えるうちにブラジル音楽ジャンルのひとつ"ショーロ"に夢中になる。2019年4月〜2020年11月リオデジャネイロ在住。本場のショーロを学ぶ。代表的なブロッコCordão do Boitatáのミュージシャンとして道のCarnavalに参加。

まだまだイベント熱の冷めないうちに、スタッフさんが撮って下さった追加写真紹介。講義と演奏の様子、カメラやモニターも見てみてくださ〜い。

開演直後。出演者はみんな緑と黄色のお洋服でした。たまたま重なって嬉しいブラジル愛!


由規さんご挨拶


雷最前列!奴をひとりで背負ってA Flor Amorosaを演奏してる時。異常なまでの雷嫌い。恐怖症の域ですので、とにかく最後まで吹けただけで、私は偉かった。幽体離脱、私よ帰って来い…みたいな気持ち。みんな壁で守られてるから羨ましかった。


細川さんの白熱の講義


第二部での一コマ。CINE ODEONの写真見えますか?ひとつはブラジル、ひとつはメキシコ。その後の演奏はもちろんOdeon!


終演後、細川さんはお急ぎでしたので、ふたりだけで撮影。とりあえずふざけてる。


オンライン配信視聴チケット、アーカイブは12/25まで何度でも視聴できます。ご購入くださった方々は、細川さんの講義で紹介された資料を無料ダウンロード出来ます。
まだまだご購入いただけますので、よろしくお願いいたします🇧🇷



↑ご購入はこちらから。難しければお気軽にお問合せください。


で、前回のブログに引き続き語ります。
とにかく!ショーロって面白いですよ。ざっくり説明すると、ブラジルに来たヨーロッパの人達と、アフリカから奴隷として連れてこられた黒人の人達の音楽がルーツになります。
ショーロには、いくつかのリズムがあるのですが、ポルカやワルツなんてクラシックと同じです。ブラジルポピュラー音楽と言えどももうそれはそれは馴染み深い感じ。"あ!私!知ってるやつ!!!"ってみなさん感じると思います。
そして、形式美があること。好きじゃないですか?私は大好きです。
即興的な面があること。本番で自分が何をどう吹くかわからないって楽しくないですか?もちろん共演者も何をするのかわかりません。お決まりのフレーズはありつつも、生きた音楽が生まれます。凄くバロック的。
でも、ショーロはブラジルの音楽。室内楽的な要素は満載だけど、それだけじゃない。ブラジルにしかない魅力があります。熱い血が入ってます。カーニバルの国です。熱気と色彩が凄い。
1曲およそ3分で終わること。クラシックだと1曲30分なんて普通ですが、やってることは同じなんです。起承転結と展開がめちゃくちゃ早い。ドラマティックなんです。
でも、やっぱり一番気に入ってるところは、自分のための音楽であるということ。これは話すとさらにさらに長くなるので、やってみて触れてみて喜びを体験してほしい。

ブラジルって素晴らしい🇧🇷もっと知りたい。みんなで共有したい。

"近代ブラジル芸術史とショーロの交差点"夢のような企画でした。今回の貴重な経験をますます発展させて行きます。全てに感謝!感謝!Obrigada Deus!!!

今夜は寝れるかなぁ…💤 幽体離脱はとりあえず治った。よね!???