Milieux de la Cultureです。
昨日は帝国劇場でミュージカルを観てきました。
市村正親さんが降板したことでも話題となった「ミス・サイゴン」
管理人は、お芝居もミュージカルもオペラも、機会があればフットワーク軽く観に行くほうですが、自分の生活費を切り詰めても通い詰めます!っていうほどのフリークでもないので、劇場にそんなにしょっちゅう足を向けるほうではありません。
ただ今回は、管理人が通っている声楽の先生の教え子さんである小林遼介さんがGI役で出演されるということで、先生や他の生徒さんたちと一緒に観に行ったというわけです。
前から6列目というとても贅沢なお席で舞台を楽しみました
ロンドン初演時の演出は、実物大のヘリコプターを登場させるなど、大がかりな舞台装置を要するものだったそうです。しかしそのために上演できる劇場も限られてしまったことから、その後は小さな劇場でも上演できるよう演出にもいろいろ工夫がなされてきました。
しかし今回は初演時の演出に近い新演出版ということで、爆音とともに大きなヘリコプターも登場!その他の舞台装置もとても壮麗かつ華やかで、ミュージカルならではの雰囲気を堪能しました
昨日のソワレは「市村×笹本ペア」の回だったのでチケットをとってもらったのですが、既報のとおり、残念ながら市村さんはご病気のため降板。代わりに昨日の舞台は、筧利夫さんがエンジニア役を務められましたが…エンジニアのアヤシイ雰囲気全開でとても楽しませてもらいました。
筧さんはやはり「俳優さん」ですね。
歌も踊りももちろんカッコいいのですが、身体を使った表現力がすばらしいので、説得力がハンパなくありました。
そしてエンジニア役の最大の見せ場である「アメリカン・ドリーム」も圧巻でした!
かつてエンジニア役を演じたことがあるとはいえ、7月下旬に急遽代役となって、通し稽古も2回だけで舞台に立たれたとのことですから、プロはやはりすごいですね。
この曲の訳詞は昨年亡くなられた岩谷時子さんの手によるものだということでも感慨深かったです。
キム役の笹本玲奈さんも素敵でした。
可憐だけれど芯が強くて、というキムの雰囲気にぴったり!迫力の歌声に、喉のメンテナンスはどうしているんだろう?と思いました。
個人的にはジジ役の池谷さんとエレン役の木村さんの歌声にココロ打ち抜かれました
お二人とも気持ちの乗せ方がとてもすばらしくて。
いつも「唄に感情を乗せるのがヘタ!」との指摘を受ける管理人は、とてもうらやましく拝聴しました。
新しいパンフレットの右端には、市村正親さんのメッセージも。
筧さんのエンジニアもすばらしかったけど、見れば見るほど市村さんでも観てみたかったなあという思いました。
あの役が市村さんのハマリ役だというのはものすごーく納得です。
ただ今回は、管理人が通っている声楽の先生の教え子さんである小林遼介さんがGI役で出演されるということで、先生や他の生徒さんたちと一緒に観に行ったというわけです。
前から6列目というとても贅沢なお席で舞台を楽しみました
ロンドン初演時の演出は、実物大のヘリコプターを登場させるなど、大がかりな舞台装置を要するものだったそうです。しかしそのために上演できる劇場も限られてしまったことから、その後は小さな劇場でも上演できるよう演出にもいろいろ工夫がなされてきました。
しかし今回は初演時の演出に近い新演出版ということで、爆音とともに大きなヘリコプターも登場!その他の舞台装置もとても壮麗かつ華やかで、ミュージカルならではの雰囲気を堪能しました
昨日のソワレは「市村×笹本ペア」の回だったのでチケットをとってもらったのですが、既報のとおり、残念ながら市村さんはご病気のため降板。代わりに昨日の舞台は、筧利夫さんがエンジニア役を務められましたが…エンジニアのアヤシイ雰囲気全開でとても楽しませてもらいました。
筧さんはやはり「俳優さん」ですね。
歌も踊りももちろんカッコいいのですが、身体を使った表現力がすばらしいので、説得力がハンパなくありました。
そしてエンジニア役の最大の見せ場である「アメリカン・ドリーム」も圧巻でした!
かつてエンジニア役を演じたことがあるとはいえ、7月下旬に急遽代役となって、通し稽古も2回だけで舞台に立たれたとのことですから、プロはやはりすごいですね。
この曲の訳詞は昨年亡くなられた岩谷時子さんの手によるものだということでも感慨深かったです。
キム役の笹本玲奈さんも素敵でした。
可憐だけれど芯が強くて、というキムの雰囲気にぴったり!迫力の歌声に、喉のメンテナンスはどうしているんだろう?と思いました。
個人的にはジジ役の池谷さんとエレン役の木村さんの歌声にココロ打ち抜かれました
お二人とも気持ちの乗せ方がとてもすばらしくて。
いつも「唄に感情を乗せるのがヘタ!」との指摘を受ける管理人は、とてもうらやましく拝聴しました。
新しいパンフレットの右端には、市村正親さんのメッセージも。
筧さんのエンジニアもすばらしかったけど、見れば見るほど市村さんでも観てみたかったなあという思いました。
あの役が市村さんのハマリ役だというのはものすごーく納得です。
さて真面目な話をしますと、「ミス・サイゴン」のストーリーはベトナム戦争時の悲恋物語で、「ベトナム版蝶々夫人」とも呼ばれているわけですが…冷静に考えれば、「ミス・サイゴン」も「蝶々夫人」も、白人のご都合主義といいますか、オリエンタリズムに満ち満ちた作品なんですよね。
なので、そういうお芝居をアジア人同士で演じてしまうと、そのオリエンタリズムの罪深さがますます隠蔽されてしまう気がして、別の意味でどうなんだろう?と思ったりします。白人男性×アジア人女性で演じられる舞台は、リアリティがあるという意味でもっと生々しいはずで(海外での舞台はきっとそういう組合せになるのだと思いますが)、同じアジア人女性としては、そんなにピュアに「感動しました」とは言えなくなるんじゃないかなあと思うわけです。
せっかくアジアで上演するなら、欧米発のお芝居に潜むそうしたオリエンタリズムやファロセントリズムをひっくり返すような「アジア版」のお芝居を観てみたいものです。
例えば「エム・バタフライ」とか。
「エム・バタフライ」の話はまた次回に、ということで
なので、そういうお芝居をアジア人同士で演じてしまうと、そのオリエンタリズムの罪深さがますます隠蔽されてしまう気がして、別の意味でどうなんだろう?と思ったりします。白人男性×アジア人女性で演じられる舞台は、リアリティがあるという意味でもっと生々しいはずで(海外での舞台はきっとそういう組合せになるのだと思いますが)、同じアジア人女性としては、そんなにピュアに「感動しました」とは言えなくなるんじゃないかなあと思うわけです。
せっかくアジアで上演するなら、欧米発のお芝居に潜むそうしたオリエンタリズムやファロセントリズムをひっくり返すような「アジア版」のお芝居を観てみたいものです。
例えば「エム・バタフライ」とか。
「エム・バタフライ」の話はまた次回に、ということで
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