Milieux de la Cultureです。
昨日は、母国イタリアで国民的人気を誇るピアニストで、日本にもファンの多いジョヴァンニ・アレヴィ(Giovanni Allevi)のソロコンサートを聴きに浜離宮朝日ホールに行ってきました
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アレヴィは卓越したピアニストですが、同時に作曲家サンでもあります。
今回も15曲+アンコールの2曲、すべて自作の曲を奏でてくれました。クラシックともポップスともジャズともつかない、それを全部混ぜ込んだような、とても心地よいインストゥルメンタルの数々を堪能いたしました
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アフロヘアにTシャツ・ジーンズ、スニーカーが彼のスタイル。いつでもどこでもこのいでたちでピアノを演奏するそうです。
しかもピアニストなのに、家にピアノがないらしい
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ピアノを弾くときは、信頼している調律師さんのところまで出かけて練習するとのこと。
まずはアレヴィ本人も出演している本国イタリアのFiatのCMを。
バックで流れているのは「Secret Love」という曲です。
やわらかなメロディライン。とにかく優しい音。
ホント、癒されます
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今回の東京公演も、舞台の袖から、手と足を伸ばして、文字通り「飛び出して」きたアレヴィ。
とっても無邪気で言動がいちいち愛らしいのです
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日本が大好きなアレヴィ、第一声も「日本に帰ってきました」でした。
そして一曲ずつ自分で曲紹介をしてはピアノに向かい、胸に手を当ててはにかむようにお辞儀をしたのち、次の曲紹介へ。
そして時折とてもいとおしそうにピアノをそっとなでるのです。
彼のピアノを一言で表すとしたら、人それぞれにイメージはあるかと思いますが、管理人なら「たおやか」という言葉を充てたいと思います。
基本的に音がとってもやわらかい。でも、キレもいいので、やわらかいといってもふにゃふにゃした感じではないんです。
じゃあ「しなやか」じゃないの?ってことになるんですけど、管理人が感じたのは、やわらかさの中にある芯の強さ+そこはかとなく漂う可憐さ!なんといいますか、彼の曲って、野に咲く小さな花を両手でそっと包み込んでいるような珠玉の音の粒が並ぶんですよね。なので、「しなやか」というより「たおやか」というイメージなんですよね。
もちろんベースを利かせたダンサブルな曲もあったし、いわゆる現代音楽っぽい複雑な拍子のスタイリッシュな曲もあるんですけれど、そのような曲にもどこかしらクラシカルな品があるというか…なんともいいがたいのですが、魅力的な曲ばかりでした。
今回のラインナップでの管理人のお気に入りは、冒頭にご紹介した「Secret Love」はもちろんですが、そのほかにも
- Cassetto
- Come sei veramete
- Go with the flow
- Monolocale 7.30 a.m.
などなど。
「Downtown」もカッコいい曲です!
とはいえ、もっとも「伝わる」のはやはり生演奏ですね。
アレヴィがピアノを弾いているっていうより、アレヴィの身体からあふれだす彼のイメージをピアノに弾かせてるって感じでした。ピアノに向かって、まるで指揮をしているような動きも多かったですし。
それに、視覚をもたない人を除いて、我々は一般的には世界を視覚的に捉えるものですが、彼は観るものすべてを音として観ているのだろうなと、そうやって音として捉えた景色を、今ピアノで再現しているのだな、ということを改めて感じました。
今年のJapan Tourは、昨日の東京公演を皮切りに、あと5ヶ所で行われるとのことです。
彼の演奏ににびびっと感じた方はぜひ
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しかも日本では、なぜか(笑)雑誌「SPA!」が以前よりアレヴィに熱い視線を送っています。
<2013年6月の記事>
ピアノを持たない天才ピアニスト、うどんにハマる【ジョバンニ・アレヴィ インタビュー】
〈今回の来日に関する記事〉
天才ピアニストのイタリア人に、急に呼び出されてみた【ジョヴァンニ・アレヴィ来日インタビュー】
やさしい気持ちになれるアレヴィのピアノ。
「ピアノソナタ○番」的なピアノ曲が続くコンサートは、どうも眠くなってしまう(それはつまり管理人のことなのですが
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