2年前の冬、父の姉、S伯母が93歳で亡くなった。伯母は小児麻痺で手足が不自由だったので小学校のあとはずっと家に居た。祖母と共に私の両親が自宅で面倒を見ていたが、晩年は特養に入ることができ、そこで亡くなった。
父の妹のH叔母に代わり、私が葬儀の手配をした。叔父はいくら電話してもでない、ファックスも送ったが返事はない。連絡の取りようもなく最後ははがきで知らせたが葬儀には来なかった。叔父もそのころ体調が悪かったようだ。
父の葬儀で懲りたので祭壇は写真を飾るだけのごくささやかなものにし、通夜を行わない一日葬とした。葬儀は叔母と私たち夫婦の3人だけ。
①プラン
「小さな一日葬」というプランは36万円強。
②その他にかかる費用
●遺体預かり料(×3日分) 33,000円
●仏衣等(遺体にかける装束) 33,000円
●ご飯、お団子(お棺に入れるやつ) 1,650円
…これ、たかくね?と思った。ご飯くらいうちから持っていけばよかった!
③オプショナル
●エンバーミング 220,000円
火葬場の順番待ちの間の遺体の防腐処理代金。
寒い時期でも防腐処理は必要なのか係の方に聞いたところ、お肌が黒くなってきたり臭いなどもでてきたりする場合もあるので、亡くなった方の尊厳をお守りするためこうした処理もご案内している・・・とのことだった。「尊厳」と言われてしまうと踏みにじることはできないな、やっておいた方が無難かなという気になる。喪主のH叔母がどのくらい望んでいるのかわからないが姉妹の情もあろう、丁寧な弔いをした方が無難だと思って申し込んだ。
●会葬者の会食(3名分) 18,150円
●配膳料 11,000円
精進落としも普通はするからつけておいた。自分たちで食べるんだからどこかでおいしいものでもと言いたいところだが、場所を変えて料理屋を取るのも面倒。
●ハイヤー 33,000円
葬儀場⇔焼き場の交通手段。これも道で拾うと言うわけにもいかない。
ここまでで約71万円だ。
プランの料金だけだと宣伝通りの値段だが、そこには仏式の葬儀の際は必需品となる納棺時の白い着物や三途の川の渡し賃の六文銭など仏衣一式は別料金になっている。焼き場まで送るのも、精進落としも葬儀の後のお決まりの行事なので、省略はできない気がする。
更に葬儀社への支払い以外にもお金はかかる。
●お布施
今までお付き合いのあったお寺さんでなく、葬儀社紹介のお寺
に変えたが、これは正解!
まず、葬儀に合わせてきてくれるので日程調整が要らない。
そして費用が安い。戒名も「信女」で良ければお布施は9万
円。知らずにお膳料やお車代をお渡ししたが、すべて込みで
よかったらしい。
手が空いた若い坊さんを適当によこすのかと思ったが、決して
いい加減でなく、気さくに経文の意味や冥途に赴く旅の持ち物
などをわかりやすく解説してくれ、葬儀でいうのも変だが、
楽しかった。
●火葬費用 12,000円(後日、市から補助あり)
●火葬場休憩室 5,000円
●休憩室での簡単な飲食(お茶など) 2,000円程度
2度目の家族葬は小さくまとめたつもりだったのだが、なかなかうまくはいかないものだ。
■さて自分の時はどうする?
通夜も告別式もなし、どうせだれも来んし、呼ばんでええ。
直葬でいい。エンバーミングも要らん。腐らせておいてくれ。墓はない。合祀で結構。散骨でも構わない。
主人には葬儀等一切不要といってあるが、私の方が長生きするだろうから、エンディングノートも書いておかないと。