病院から帰り
明日からの入院の準備をしました。
涙が止まらない。
夫はまた会社に戻り、1時間後すぐに帰ってきました。
*夫の会社は自宅からとても近いところにあります
病院にいる間
冷静に感情を表に出さない夫が
ぼろぼろ涙を流して
荷物を詰める私を見て泣いている。
初めて夫が泣いている姿を見た。
こんなにも胸が締め付けられるなんて。
とても苦しかった。
夫が
流産だったらよかったのに
まだ、気持ちが、楽だったかもしれない
と言った。
たしかに。
おなかの中では生きているのに
とてもとてもかわいいのに。
中絶だなんて。
もし、手術せずに自然産まれたら
戸籍に残せるのかな
いや、悲しいだけかもしれない。
妊娠中絶手術しか選択肢がないのかと。
つらい。
今夜が、おなかの赤ちゃんと家族で過ごせる最後の夜なのか。
今までのエコー写真を2人で見て
かわいいね
って話しました。
手術が終わったら
赤ちゃんに私たちの声が聞こえなくなるのかな。
今、たくさん
おなかの赤ちゃんに声をかけよう。
夫も私のおなかに手を当てながら
大好きだよって
話しかけた。
赤ちゃん
あなたはとても愛されているよ
パパもママも大好きだよ
お別れしたくないんだよ
聞こえているかな?
ちゃんと会いたかったなぁ
ごめんね
短い間だったけど
パパとママにしてくれてありがとう
愛してるよ
泣きながら2人で話しかけました。
愛おしい暖かい気持ち
愛おしいから悲しい気持ち
こんな苦しいなんて。
その夜、眠れず、
ベッドから抜け出しリビングでおなかの赤ちゃんに
ずっと話しかけていました。
かわいい我が子の
命を終わらせるなんて
なんて残酷な現実なんだろう。
夢ならいいのに
少し寝て、
朝、病院に向かいました。
2018年4月13日
妊娠12週1日目
まだ肌寒い、春でした。
行きたくないな
嫌だな
病院には
おなかの大きい妊婦さんばかり
病院なんだから当たり前なんだけど
周りは幸せそうに見えて
余計につらかった。
病室に案内される前、
看護師さんに
夫にもエコーで赤ちゃんの動いている様子を見せたいです
とお願いしました。
申し訳ないけど、できません。
と言われてしまいました。
夫は動いている赤ちゃんの姿を見れないのが
残念でした。
病室に案内され
どうかどうか赤ちゃんは痛くないように
私だけに痛みを背負えますように
おなかをなでながら
ずっと泣いていました。
手術、怖いな。
逃げ出したい。
お別れしたくない。
赤ちゃんも怖いのかな
大丈夫。大丈夫。大丈夫。
病室に看護師さんが迎えに来て
手術室に向かいました。