韓国ドラマで世子を米櫃に閉じ込める話がある。

謀反をたくらんでいると信じた王が、子である息子を閉じ込めて6日間、米櫃に世子を閉じ込めた。

ドラマではそこにこっそり、おむすびを持ってくる子供がいた。


そのシーンをみて、

私はいつも、米櫃に入りたいと思う。


米櫃に入れば、1人になれて

誰にも干渉されない。

おむすびと、時々水があればそれでいい。

周りの音もなくて、ただ暗くて狭いその場所で

時間も人も気にせず

何も気にせずに好きなだけ過ごせる。


周りに疲れると私は米櫃に入りたいと言う。


米櫃に逃げて1人で過ごしたいと思う。


毎日満員電車に乗って仕事に行く。

毎日ご飯を作る。

毎日子供に怒る。

毎日誰かと話す。

毎日毎日。


1人にしてくれてもいいじゃないか。


聞こえない場所に行かせてくれても思う。


米櫃でおにぎりと水だけで

たまにはのんびりしたいんだ。


だからって、そしたら元気になる保証なんてないけど

少なくともそこに逃げれる安心感があれば

まだ気が楽になるんじゃないかって思う。


今日も私は

子供を叱って

仕事に向かう。

満員電車に乗って。

米櫃を探しながら。