長らくご無沙汰していました。
音沙汰無くなっていて読者の方にご迷惑をおかけしました。
これからもよろしくお願いします。
さて、今日のお題は「折檻(せっかん)」です。
これも語源と現代の使用が違っているので面白いです。
折檻は字の如く、「欄檻(らんかん)を折る」ことです。
この由来は、中国の故事「漢書」の「朱雲伝」。
前漢の成帝の時代、朱雲が成帝の政治に対して厳しく忠告したため、朱雲は成帝の怒りをかい、宮殿から追い出されることになりました。
しかし、朱雲は欄檻(らんかん)につかまり動こうとしなかったため、とうとう欄檻は折れてしまいました。
成帝はそのような朱雲の姿を見て反省し、朱雲の意見を受け入れました。
そしてその折れた個所を新しく取り替えさせず、直臣の記念として残したと言う故事です。
本来の折檻の意味は
君主を強く諌めること
(正当な理由で厳しく忠告すること)
当然中国ではこのような意味に使っているのでしょうね。
ところが、これが転じて、我が国では
厳しく叱ったり、体罰を加えたり虐待したりすること
に使っているわけです。
誤用と言えば、誤用です。