十九節気
暦の上では冬の始まりです。
立冬を迎える頃に吹く北寄りの強く冷たい風が「木枯らし」です。
その年の冬に初めて吹く木枯らし一号の知らせが届いたら、気圧配置が西高東低の冬型になった証拠です。
11月15日に行われる七五三。
昔は幼児の死亡率が高く、「七歳までは神のうち」と言われていたそうです。
そこで、三歳の男女(髪置きの儀)、五歳の男子(袴儀)、七歳の女子(帯解きの儀)の成長に感謝し、お祝いする風習になったそうです。
【 冬 】という季節
立冬から立春の前日まで(およそ11月7日~2月3日)までが、暦の上での冬となります。
旧暦の月では、十月(神無月)~十二月(師走)が冬です。
冬の語源は、「冷ゆ(ひゆ)」が変化したものが有力とされていますが、
他にも年が暮れていくので「経ゆ(ふゆ)」、
寒さに「震う(ふるう)」などの説もあるそうです。
深々と雪が降り積もる厳寒の冬、
鍋を囲んで薬湯に浸かり無病息災を祈って春を待ちわびるイメージが目に浮かびます。
「春隣(はるとなり)」とは冬の季語です。
眠った山も草木も動物も、みんな雪の下で静かに春の準備をしている季節です。