させていただく機会に恵まれました。
短い期間ではありましたが、ジュエリーだけでなくレースや
小物たちに囲まれてとても楽しく過ごしました。
ある紳士が(とってもおしゃれな方
しげしげとご覧になっています。
改めてその刺繍を見てみると、オリーブ色の色調でまとめられた、
小川がせせらぐ森の風景は英国風景でありながら日本間にも違和感なく
飾っていただけるような落ち着きのあるものでした。
大概の刺繍作品は背景には刺繍をせず、布地そのものを活かした
仕上げになっているのですが、この風景刺繍は背景にもびっしりと
丁寧な刺繍が施されています。
そんな違いもあり、明らかに独自の趣が感じられる逸品。
紳士曰く、、、
「刺繍の手間をお金に換算すると、普通の絵画に比べたらコレ、
すごく安いよね」
男性的視点の発想ですね!
目から鱗が落ちました!
時が急いで過ぎていく現代。
自分の年齢のせいだけじゃなく、社会の目まぐるしい変化自体が
加速しているように感じられます。
一方、生活を楽しむために「手間」自体をも楽しんでいた時代・・・
手間ひまは素敵な刺繍という作品だけではなく、「豊かな時間」の
創出にもつながっていたのかもしれません。
一枚の風景刺繍を通じて、アンティークに対する魅力を改めて発見
したような気持ちがしました。