以前このブログで、遠藤舞さんのTwitterを見て今東光和尚の「闘鶏」を読んでみたくなったと書いた。その後、「闘鶏」はまだ読んでいないのだが、和尚の「毒舌・仏教入門」(集英社文庫、1993)を持っていたので、パラパラと頁を繰っていたら、芥川龍之介の「貉」という作品について触れているのを目にした。これは読んだことがなかったから、青空文庫で読んでみると、推古天皇三十五年の春ニ月に狢が人に化けて歌ったということが日本書紀に書いてある、と冒頭にあった。日本書紀も読んだことがなかったから、近代デジタルライブラリーで読んでみると(というより見てみると)、確かに狢が出てきた。そして歌ったようだった。ちなみに、芥川の「貉」を読んだことがないと書いたが、読み進めていくと何だか話に覚えがあって、読んだことがあるような気がしてきた。どちらにしろ、読んだことがあると信じれば、多分読んだことになるんだろうと思う。