「お風呂、お風呂、お風呂〜♪」
家に帰り着くなり、オリジナルの鼻歌を口ずさみながらバスルームへと向かうPoの背中を追いかける
「ふふっ、bubble、bubble、bubble〜♪」
手を洗いながら隣のシャワールームをチラッと見ると、バスタブの縁に腰掛けてお湯が溜まるのをワクワクしながら待つPoの姿が確認できた
その手にはインタビューでギフトとしていただいた怪獣?恐竜?の形をしたwatergunのオモチャが握られていて、帰りの車で「お風呂で使う!」と小さな子供のように興奮していたのを思い出す
こういうところは少し前に27歳になったばかりとは思えない無邪気な愛らしさがある
Phi,Blackに言わせると愛らしさとは程遠い「naughty kid!」そのままらしいけれど…
「Po」
バスタブの中に溜まっていくお湯をパシャパシャと楽しそうにかき混ぜるPoに声を掛ける
「Phi,Mile!もうすぐお湯が溜まるよ!」
「あぁ…あまりハシャギすぎてのぼせないようにな」
嬉しそうなPoにひとこと注意を促すと、なぜかキョトンとした表情を浮かべてこちらを見てくる
「……え?」
「ん?どうした?」
「Phi,Mile…いっしょに入らないの?」
「……え」
正直、その発想はなくて思わず黙り込む
基本的に一緒に仕事から帰宅した日は二人でシャワーを浴びることの方が多いけれど、さすがにバブルバスで泡に塗れながらwatergunで遊ぶというのは…
「一緒に入ろう?Phi…」
「いや、Phiは…」
「一緒に入る!please!please…?」
Poの上目遣いでの可愛いお願いにNOと言える人間がいるのなら今すぐ紹介してもらいたいぐらいだ
「やった!」
Phiからの返事がないのをOKととったPoは素早く自分の服を脱ぎ捨てると、綺麗な身体を惜しげもなく晒してPhiのpantsのベルトに手をかけてきた
はぁ…なんだかお湯に浸かる前にすでにのぼせそうだ
「ふふっ、yeah!pew,pew,pew〜♪」
バブルバスのなか膝立ちでwatergunを持ち、バスルームの壁に向かってshootingしまくる無邪気な Poを保護者のように静かに見守る
「Phi!」
「ん?」
「Phiのも貸して!」
「…okay」
自分のwatergunを手渡すとPoが勢いよく立ち上がる
しかし次の瞬間、泡で足元が滑ったのか大きくバランスを崩した
「わっ!?」
「Po…っ!!」
咄嗟に手を伸ばし細い腰を掴んで間一髪、バスタブの中に倒れ込むのを支えた
「うわっ、ビックリしたー!!」
「omg…babe…心臓が止まるかと思ったよ」
Poの身体を膝の上に抱き上げ背中から抱きしめると大きく息を吐き出した
「nice catch,Phi…」
「please,be careful…baby」
「ぷっ…ふふっ」
「what?」
「Phi,Mileの頭、泡だらけ」
膝の上、振り返ったPoがクスクス笑い出す
「誰のせいだ?」
お返しに指先で泡をすくうと鼻先にチョンと乗せてやった
「stop it!」
嫌がるフリをしながらも笑っているPoの顔にキスの雨を降らす
「Phi,Mile…」
「さすがにそろそろ出ないとヤバいな…」
これ以上、キスに夢中になっていると確実にのぼせてしまいそうだ
「そろそろ出るよ」
「no…もうちょっと遊ぶ…」
「今日はもうおしまい」
まだまだ遊び足りない様子のPoの手を引いて、滑らないよう気をつけながらバスタブから出ると、お互いの泡をシャワーで流しPoの身体をバスタオルで包み込む
その後、髪を乾かしルームウェアを着る頃にはPoはくったりとこちらに身体を預けてきた
「 Let's go to the bedroom」
「Phi,Mile…」
「ん?」
「手、握って?ギュってして…?」
普段からtouchyでclingyなPoが眠くなるともっと甘えたになるのはいつものこと
「hey,babe…」
「hmm…?」
ふたり一緒にベッドに入る頃には、Poはすでに半分夢の中
「Did you have fun?」
「ん…でも、それは…Phi,Mileが一緒だからだよ」
ふたり一緒だと、どんなことも2倍楽しい
それはPhiも一緒
「love you,Po」
「love you,too…Phi」
「GN,babe…」