確定申告の時期なので、ちょっとタイムリーな話も書いてみたいと思います。


私は23年間会計畑で勤めた後、カフェオーナーの道へ進みましたが、

経理のおばちゃんって言うとどういうイメージがありますか?


とてもきっちりしていて、「あー、これは経費で落ちませんよっ」ことを言ってのけるような堅いお仕事だと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。


そんな私がカフェオーナーになったので、お客さんの中には「全然畑が違っていて真逆の仕事だよね」とおっしゃる方もいらっしゃるのですが、私自身は意外と共通することがたくさんあると思ってるんです。

 

会計の仕事は、現金や預金の口座の残高を合わすことについてはキッチリしておかないと駄目ですが、税金を払う対象になるとかならないとか、損益の管理については決まりがあるようで決まってないことも多いんです。

いろんな原則があるので、その原則の中でどれを優先するかによって解釈が違います。

同じ会社の同じ年度の経理を3人の経理担当者がやったら、大筋では同じだけれども細かいところ違う3種類の書類が出てきて、それはどれも間違いではなかったりします(もちろん故意の不正はダメですが)。

 

カフェの仕事も、例えば接客をきちんとしないといけないと言っても、その「きちんとした接客」にはある程度のセオリーはあっても細かいところは人によって違いますよね。

賞味期限を守るとか食中毒を出さないようにやる「きちんと」とはちょっと違いますよね。

 

「きちんと」は人によって解釈が違うので、10人のカフェオーナーがいたら10通りのカフェのやり方があり、どれも間違いではなく、そこにお客様の「きちんと」感も加わるので、何百通りもの「きちんと」が存在します。

 

そういうわけで、会計の仕事とカフェオーナーの仕事は、畑が違って真逆にあるようで実は似ていると考えています。

 

今カフェのお仕事とは違う畑で働いていて、これから新しくカフェオーナーになりたいと思っている人も、今のお仕事がカフェのお仕事とは一見全く違うように見えたとしても、そこには共通点や、将来のカフェの仕事に行かせることがたくさんあります。

 

私もただ単に前職のおかげでお金の計算に慣れていて色んな事務作業が進んでよかったというだけではなく、他のことでも前職をやっててよかったと繋がることがたくさんあります。


もしかしたら飲食業に関わっていない人がお店を始める方が、飲食店あるあるのは当たり前の世界を知らないので、却って自分ならではのお店というのが作りやすいというメリットがあるかもしれませんね。


いろんなキャリアを持った人が、これからカフェオーナーの道に進むのでしょうが、どうぞ今のキャリアを最大限生かせるようなカフェを作っていただきたいと思います。