■ 残念ウイスキーシリーズ第3弾
南アルプスワインアンドビバレッジ株式会社が製造し,イオントップバリュ株式会社が販売しているブレンデッド・ジャパニーズウイスキー(アルコール度数37%)です。
容量は一般的なフルボトルより少し多い720mlで,近所のスーパーで税抜き548円で売られておりました。
何年か前まで,トップバリュ・ウイスキーを製造していたのは合同酒精だったと記憶していますが,現在では製造会社が変わったようで,ネットの口コミによれば,当時よりはましになったとの評価です。
お味の方ですが,ウイスキーらしい香りはほぼないし,味は純粋なアルコールというよりも,焼酎感が強いですね。
正直に言って,ウイスキーとしては全く美味しくありません。ただただ酔うことを目的とした液体であり,メチルが入っていない安全なアルコールならばそれでいいという方にはお勧めできます。
お味は残念ではありますが,さすがイオンといいますか,ラベルについては高く評価しています。
ラベルのデザインがいいとか悪いとか,そういう話ではありません(というか,デザインとしては絶望的な部類でしょう。)。
原酒比率が,やや曖昧ではあるのですが,「モルト,グレーン10%以上 スピリッツ90%未満」と明示してあるんです。
現在,ジャパニーズウイスキーの国際的評価が高まってきたのを受けて,その定義を法律で定めるべきという声が出ているのですが,お父さんは,どちらかといえばこの動きには消極です。それよりは,ブラックボックスになっている日本の洋酒業界に,商品についての情報公開の流れを促したいと思います。
先日紹介した香薫や,このトップバリュ・ウイスキーのようにスピリッツ入りのウイスキーまがいのもの(※酒税法上は立派なウイスキーです。念のため。)が市場に流通していてもかまいません。ただ,それがどういうお酒なのか,原材料とかその比率などをもっと積極的に公開してほしいんです。その上で,消費者がその商品を買うか買わないかを決められるようにしていただきたいな…と思っています。
洋酒は表示等に関する規制が緩く,それに胡坐をかいてきた業界のしがらみがあるのでしょうが,このようなイオンの取組には,消費者として最大限の賛辞を贈ります。
なお,3ショットほどいただいた後,例の合同酒精時代の2.7リットル容器に投入し,超絶渋くなった香薫と混和したことを申し添えます。

