■ 残念ウイスキーシリーズ第2弾

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 合同酒精株式会社が製造販売しているブレンデッド・ジャパニーズウイスキーの香薫(アルコール度数37%)です。

 容量は一般的なフルボトルよりやや少なめの600mlですが,会社の近くのビックカメラで税抜き498円と破格のお値段で売られておりました。

 合同酒精の公式HPによれば,平成25年10月15日の発売で,厳選した3種類の原酒をブレンドしているそうです。とはいえ,合同酒精はウイスキーの蒸留はしていないはずなので,輸入原酒を使用しているものと思われます。

 

 しかしまあ,実に立派なラベルです。いかにもジャパニーズウイスキーですよ!!!と言わんばかりのデザインですが,「ハイボールに最適です」,「for Highball」という不安を煽る文言が踊り,原材料名にもスピリッツが明記されております(良心的。

 個人的に,スピリッツが入っていても美味しければいいと思うのですが,お味の方はどうでしょうか。

 

 実際に飲んでみますと,ほとんど何の香りもないし,味もただのアルコールですね。かすかにウイスキーの香りがしないわけではないですが,一般的なウイスキーのイメージとは遠くかけ離れており,巷間でよく言われるとおり,茶色に着色された甲類焼酎という表現がぴったりです。お酒として飲めなくはないのですが,

 

   ウイスキーとしては全く美味しくない

 

ですし,素朴な感情として,

 

   ウイスキーと呼んでよいのかも疑問

 

であります。以前に記事にしたIBJと同様で,合同酒精さんには,美味しいウイスキーを作ろうという気はあまりないのでしょう。

 

 しかしながら,本品は,酒税法3条15号ハに該当する立派なウイスキーであることもまた事実です。モルトウイスキーやグレーンウイスキーが全体の10パーセント以上入っていれば,後の90パーセント未満がスピリッツであろうとも,それはウイスキーなのです。

 30ccのコカコーラに270ccの炭酸水を加えて,300ccのコーラができました!と言うようなものであり,一体誰が納得するのかと思うのですが,ウイスキーの場合は法律がそれを許容しているのですから,この香薫も紛れもないウイスキーです。

 そして,この手の法律上のウイスキーに,かなりの需要があることもまた事実で,本品と似たようなトップバリュウイスキーもバンバン売れており,安く量を飲みたいという方々からそれなりの支持を集めているから市場から消えないわけです。

 世のウイスキーマニアの方々がどれだけスピリッツ入りウイスキーもどきと批判しようとも,この現実は否定できません。

 このへんのウイスキーの定義とかに関するお父さんのスタンスについては,そのうち記事化したいと思っています。

 

 ただ,やっぱり美味しくないものは美味しくないです。

 バランタインとかティーチャーズが手元にある現在,まず手が伸びませんので,実験用に回す予定です。