中年オヤジの乗る自転車が,広島市西部を疾走していた。ヅラも飛びそうなくらいペダルを漕ぎまくるお父さんであった(一部誇張しています。)。目指すは,エディオンのネバーランドだ。
二日ほど前から,近所のネバランその他のスーパーを巡回していたが,一向にGフレーム第二弾が置かれない。第一弾はまだ残っている(つっても,νガン畑だけど…。)のに,である。実は,日付が変わった直後くらいにも,マックスバリューに行ったんだけど,やはり置いていなかった。フラゲは絶望的(日付が変わったらフライングじゃねえだろ…。)と判断したお父さんは,朝駆けに賭けることにした。
開店と同時にエディオンに滑り込むが,何ぞよくわからない行列ができていた。まさか,Gフレームのために老若男女が並ぶとは思えない。交通整理をしていた店員が,「ポイントの交換ですか?」と聞いてきたので,違うと答えると,行列に並ばなくて済んだ。何のイベントだったか知らないが,そんなものはどうでもいい。ネバランのコーナーへ急ぐと,大箱を開けたばかりのGフレーム第二弾が置いてあった。昨日の夕方まではなかったものだ。
アソートは,Zガンダム×2,ドム×2及びマドロック1だった(それぞれAセットとFセットのセット販売ね。)。
お父さんは,Zガンダム1組,
ドム2組
及びマドロック1組
をひっつかんでレジへ向かった。〆て4,320円,手痛い出費となったが,やむを得まい。間食を控えなければ…。レジから打ち出されたレシートには,10:04と印字されていた。
支払を済ませて食玩コーナーを振り返ると,壮年男性が1組だけ残ったZガンダムを手に取って寂しそうに見つめていた。すまない。でも,悲しいけどこれ,戦争なのよね。多分まだ在庫あるから,店員に声かけたらいいよ。
ところで,お父さんのニュースソースである2chおもちゃ板では,フラゲ組から,どこに行ってもマドロックが抜かれているという情報が上がっていた。どうもマドロックは1アソ固定のようだが,Zガンダムやドムがブラウン管や銀幕で大活躍したのに比べ,マドロックはPS2ゲームのジオニックフロントでラスボスだったに過ぎないことを考えると,バンダイキャンディとしては正しい判断だったと思う。そして,転売ヤーがそんなことも知らずに,レア枠だと思って抜きまくったというところなのだろう。しかし,上記のとおり,マドロックはたいして活躍も露出もしていないマイナー機体なんである。早晩メッキははがれるだろう。
お父さんは,最終的にはドムがレア枠となると考えている。理由は以下のとおり。
① ドムはジオン軍のモビルスーツである(偏見)
これはしかし,ただの偏見ではない。第一弾で一番入手困難だったのはサザビーであり,どこもかしこもνガン畑になっていた現実がある。つまり,正しいものの見方なのである。
② ドムは劇中で大活躍した
ドムというと,やはり「迫撃!トリプルドム」である。機動戦士ガンダムにおいて,シャア,ランバラルに続く強キャラとしての黒い三連星の印象はかなり深い。また,宇宙に戻ってから,リックドムではあったが,サイド6におけるコンスコン隊12機による強襲で立派にやられキャラとしての地位を確立し,「めぐり会い宇宙」編では,ジムが劇中,唯一撃墜したモビルスーツに選ばれた。これは名誉なことだ。
テレビゲームとかいう小さなパイの中で,旧ザクに撃破されたマドロック風情が何ほどのことがある。
③ ドムは量産機である
「ユニバーサルユニットの失敗」でも述べたが,主人公機というのは多々買いの対象になり得ない。主人公機は,劇中に1機しか存在しない。多めに見積もっても,保存用とブンドド用の2組しか買ってもらえないのである。この点で,Zガンダムは弱いわけだ。
しかし,ドムは違う。黒い三連星の例を出すまでもなく,ドムは3機で一組が中壮年ガノタのお作法であり,コンスコン隊なら12機だ。12機ものリックドムを連邦の白い悪魔とその仲間たちに撃墜され,椅子からずり落ちながら「ぜ,全滅?12機のリックドムが全滅ぅ?3分も経たずにか!?」と絶望する波平さんコンスコン中将に想いをはせるのも一興というものだ。
ということで,Zガンダム2,ドム2,マドロック1というアソートでは,到底ドム分が足りないわけである。したがって,疑似的に形成されたマドロックレア枠は早期に解消されるし,Zガンダムは下馬評どおりに畑となって,第一弾のνガン枠となるであろう。


