paradise cafe -91ページ目

マネ 2

マネはよく絵画の改革者といわれます。


マネの頃までの絵画の伝統というものは、対象を本物そっくりに描くことが良いものだといわれていました。

なので、ダヴィンチとかは、解剖学を学び、身体の構造を知ろうとしましたし、他では遠近法を開発して、平面のキャンバスに三次元の空間を描き出そうと努力していました。

つまり、絵画は現実を映す鏡のようなものだったんです。


しかし、マネはこの伝統を否定というか、

…絵画っていうのは、いくら本物そっくりに描けたとしても、結局はただの絵の具だから…三次元性を追求していくのはちょっと違うかな?ってな具合に進みます。


二次元の絵画…このような考え方に直接影響されたか不勉強なので断言はできませんが、日本の浮世絵なんかが影響を与えたとよく言われます。

いわゆるジャポニスムというやつです。浮世絵は、マネだけではなく、ゴッホやセザンヌなど多くの画家に影響を与える存在なのです。

画家たちは、浮世絵や扇子などを収集することもあったようです。


マネの『エミール・ゾラ』(オルセー美術館・マネ展で見れます)

ゾラは、小説家であり批評家でありました。マネとの関係は、友人でもあり、マネを擁護する批評家でした。マネの改革的な絵画を擁護してくれた人でありまして、この絵は、擁護してくれたお礼だとも言われています。

伝統的なものに逆らうわけですから、伝統を重んじる人々には嫌われていくわけです。

マネの時代にとって伝統とは、サロンでした。

サロンに関しては日を改めます。


『エミール・ゾラ』の右上方には、

また、左端には花鳥が描かれた屏風など、東洋に興味を持っていたことがうかがえます。

平面性や、色彩感覚などを吸収していったのです。


浮世絵的な作品考えられているのが、『笛を吹く少年』(オルセー美術館)です。

平面的な空間構成や、中央に陣取る少年の正面観というものが影響を指摘されているそうです。

一例だけで申し訳ないですが、マネ以降「平面性」というものが重要な考え方になっていくのです。



次回は、浮世絵の隣に置かれている寝そべっている女性に注目します。


ちなみにですが、ゾラは『制作』(岩波文庫)という、マネやセザンヌをモデルにしたと考えることのできる小説を書いています。

(この小説が原因で喧嘩別れしちゃったんですけど^^;)


画像はよくかんがえたら著作権的にアウトな気がしたので、googleなどで検索をしていただけると。










マネ

46日からマネ展が丸の内の三菱一号館で開催されるということで、しばらくはマネで攻めてみようかと思います。

展覧会HP http://mimt.jp/manet/index.html

北海道に住んでいるのに、東京の美術館ネタしかやらないっていうのもあれなんですけどね^^;



エドゥアール・マネ(18321883)はフランス出身の画家でございます。

お金持ちのおうちの生まれです。



印象派の開幕はマネから始まるとも言われますが、彼自身、印象派画家主宰の印象派展には出品していないというのは有名ですね。

印象派というグループ自体も、結構曖昧なものですし^^;

でも、印象派やゴッホ・セザンヌなどの画家、ポップアートの画家達にも影響を与えたと考えられていて、近代絵画の父とも言われたりする影響力を持っていました。

言ってみれば、それまでの伝統的な絵画のルールみたいなものを否定していく…作り変えていく?…彼の作風に共感する人々が多かったわけです。

(どんなものだったかは、おいおい書いていきます。)



印象派ネットワークみたいな画家だけではなく、文筆家だったり記者などの人々が集まる

カフェなどで、ああでもないこうでもないといいあう環境にもありました。

有名なのが「カフェ・ゲルボア」

(パリ、モンマントルにあったそうですが、今は、もう潰れちゃったってどっかで読んだ覚えがあります…もしかしたら記憶違いかもしれませんが。)



ともかく、マネや印象派の画家たちは多くの人に影響を与えたり、与えられたりして制作していたわけです。




アンリ・ファンタン・ラトゥール『バティニョールのアトリエ』 1870年 オルセー美術館

退屈なら本を読めばいいじゃない  



(絵筆を持っているのがマネ

画面、一番右端にいるのがモネ

などなど)







ちょっと長くなってしまいましたね^^;

次からは、展覧会へ出品する、しないに関わらず、マネの作品を紹介できたらいいなと考えています。






日本での開催が展覧会入場者数トップだって

[ロンドン 31日 ロイター] 2009年に世界各地の美術館で開かれた特別展の1日当たりの来場者数調査で、日本の展示会が1位から4位を独占したことが分かった。英アート情報誌「The Art Newspaper」が発表した。
 それによると、1位は東京国立博物館の「国宝 阿修羅展」で、1日当たりの来場者数は1万5960人。2位は奈良国立博物館の「正倉院展」で同14965人。3位には同9473人で東京国立博物館の「皇室の名宝―日本美の華」、4位は同9267人で国立西洋美術館の「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」が入った。
 ほかにも、国立新美術館の「THE ハプスブルク」が同5609人で10位に入り、ベスト10のうち半分を日本の展示会が占めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100401-00000278-reu-ent


一位が東博での阿修羅展


確かに、平日なのに平成館の前で一時間待ちした記憶が(・・;)

主役の阿修羅さんは全方位から見れますよ的なお立ち台でスーパースターな扱いをされていたのを思い出します

ソロでの印象が強くて、もともとグループでデビューしたのを忘れられてるアイドルみたいな?

ファンクラブまで結成されてたし、集客力ではS○AP並み?!



でも、東博って特別展の入場者数は凄いけど、常設展の人気のない寂しさをどうにかするべきな気もするな~

あんなにいい作品が揃っているのにスルーされるのは正直もったいない!

今は、桜が満開だろうし、桜に合わせて花下遊楽図が出ているだろうし


あ~上野に行きたい!