ルージュの伝言
第三回(といっても、2回目のつづきみたいな感じです)
不況になると、男性では「ネクタイ」が復活しましたが、
では、女性において、「ネクタイ」のような意味をもつものとは…?
それは・・・口紅です。
エスティローダ社の会長が発表したらしいですが、口紅指数というものがあるそうで、
不況になるとこの数字が上昇するみたいです。
好景気の時には、お金に余裕がありますので、何万円単位でお金が使われて、女性のストレスが発散されていくそうなのですが、
不景気になりますと、そこまで余裕が無い。
なので、3000円くらいで買える口紅へと、女性の興味関心が移っていくんです。
口紅が売れなくなれば、景気が回復ってことも言えるんでしょうね~。
売れ続けていれば、不景気はまだまだ続くとも…。
景気の好悪はルージュの伝言に注目!
ここからは、個人的な感想ですが、
そうなれば、不景気ほど、CMなどで口紅を見る機会が増えるってことなのでしょうか?
特に、女性が対象となっているドラマとかのCMなんかは?
最近、ドラマを見ていないので、わからないですが、
80年代のCM音楽にも、口紅(ルージュ)が大活躍しています。
例えば
忌野清志郎&坂本龍一「い・け・な・いルージュマジック」(資生堂 82年)
松田聖子「Rock’n Rouge」(資生堂 84年)
小泉今日子「水のルージュ」(カネボウ 87年)
など、化粧品会社とセットですけどね。
明日は、モードについてはお休みして、
化粧品と広告音楽について語ります。
(ってのが、今日のオチ)
不況とモードの関係
『モードとエロスと資本』より第二回目
不況とモードの関係。
不況というべき社会情勢になり、モードにも変化が起こったそうです。
特に、ビジネス業界で。
不況の際は、誰でも雇うわけにはいかず、同じ能力ならば、身だしなみがきれいな人を…という具合になって行き、ファッションにこだわる就職活動が提唱され始めました。
就職活動ではなくて、仕事着の話ですが、この傾向を受けてか、女性用のスーツもデザインされる傾向があるとか。
特に、テイラードスーツは、信頼の証とみなされて、これまではフリルのついた服などを作ってきたデザイナーも、テイラードスーツのデザインをするなど、不況だからこそかっちりした服装で!っていうのがあるみたいです。
スーツを着こなす女性ってかっこいいですもんね(笑)
一方で、男性の方にも変化が見られます。
それが、「ネクタイ」の地位向上。
クールビズの時は、ネクタイなんかしないやい!みたいな傾向があるように、ネクタイは軽視されがちですよね。
特にIT業界の人はクールビズ関係なしにノーネクタイなことが多いですし。(これが、ITのやつは軽いとか言われる一因になるってことは、まだまだ、ネクタイの役割は重要視されているとの見方もできますよね。たぶん。)
しかし、不況で状況が一変します。
リーマンショック後のダボスで行われた経済会議で、IT業界の雄マーク・ザッカーバーグという人が、ジーンズは履いてるけどネクタイ着用で会議に現れたとか。
僕がネクタイをしてくるほど、状況はシリアスなんだよ!みたいな意図があったみたいですが、これもまた、社会がファッションに与える影響の強さが垣間見れる例なのかなと思ったりしました。
プラダも着る悪魔
『モードとエロスと資本』(中野香織・集英社新書)
おもしろかったので、ブログにて紹介しようと思いました。
(何回かに分けようと思います)
基本的には、ファッションについての話なのですが、
ここ10年に限定して、モードの社会性みたいな話が展開されています。
エコとか環境に優しく生きようっていうのは、前々から言われていますが、
「一度着たものは二度と着ない」
っていうのが、ファッション界というか、メディアに露出する人たちの
暗黙のルールでした。
しかし、2008年にプラダを着た悪魔のモデルとも言われる
Vogueの編集長であるアナ・ウインターが、
10日の間に、3回同じ服でファッションショーに現れたそうです。
(写真は、59歳の時のウインターさん…綺麗すぎる!)
服の着まわしなんてありえない!って、ファッション界から言われそうですが、
モードの最先端を行く、ウインターがそれをすると、そうはならなかったそう。
今までは、独裁者的な見方がされてきたのが、「あの人も、意外と優しい面があるのかも」っていう具合に、イメージアップにつながったそうです。
ウインターがどういう意図で、そういう着まわしをしたのかは明らかになっていませんが、豪華であることが美徳であったファッション界にも、ただただ消費するだけではなく、エコの概念が導入され始めたとか。
それは、時代の流れなのでしょうかね~?
